2016年、IBMはクラウド上に量子コンピューターを公開し、量子コンピューティングの研究開発を加速しました。以来、ハードウェアは156量子ビットのHeron R2プロセッサーに進化し、ソフトウェアはQiskitを中心に進化、さらにはハイパフォーマンスコンピューター(High Performance Computer, HPC) の融合を進めており、2029年には誤り耐性型量子コンピューター(Fault-Tolerant Quantum Computer、FTQC) が提供される予定です。本記事では、IBMのハードウェアとソフトウェアの進化、さらに今後の展望について述べます。 ...