IBM TechXchange Japan Storage User Community

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以降 JSUC と略記、short URL: https://ibm.co/3fV3qzE)とは、お客様やビジネス・パートナー様とIBM専門家が連携し、ストレージについて学び、アドバイスやベストプラクティスを仲間と共有し、製品やコミュニティー・イベントに関する情報を得るためのものです。どなたでも自由にご参加いただけますので是非ご参加ください。JSUCへの登録ガイドはこちらです。

注: 当該グループ上でご紹介する情報は、日本アイ・ビー・エム(株)が必ずしも正式なレビューを行ったものではありません。

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TechZone Blog #4 IBM Fusionを体感する

By Takashi Terai posted 2 days ago

  

TechZone Blog 第4弾は、AI・仮想マシン(VM)・コンテナを統合的に管理できるハイブリッドクラウド向けのインフラプラットフォーム[IBM Fusion]です。

IBMストレージ・ソフトウェア一枚もの集」でご紹介したこちらです。



IBM Fusionは、AI・仮想マシン(VM)・コンテナを統合的に管理できるハイブリッドクラウド向けのインフラプラットフォームです。Red Hat OpenShiftとの連携を前提に設計されており、企業のAI導入やクラウドネイティブなアプリケーション運用を加速するためのソリューションです。

TechZoneではIBM Fusionのグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)からさまざまなツールや機能にアクセスする方法を体感することが可能です。 あわせてOpenShiftコンソールから OpenShift Virtualization のインストール、構成、使用方法を学ぶことができ、まさに一石二鳥のラボ環境となっています!


もくじ

    1. IBM Fusion デモ環境の申込み

    2. IBM Fusion デモ環境概要

    3. ラボ環境接続

    4. おすすめハンズオン

    5. まとめ

    当記事のデモの内容はライブラリからファイル形式でダウンロードも可能です → ライブラリ


    1. IBM Fusion デモ環境の申込み

    TechZone IBM Fusion の申込はこちらから:TechZone - IBM Fusion 

    TechZone の申込手順については下記記事の「3. TechZone の使い方」で解説していますので、参照してお申し込み下さい。

    TechZone Blog #1 IBM Technology Zone (TechZone) で IBM ストレージ製品に触ってみよう

    ラボ環境の予約は[Environmets]に表示されます、[Beta: Storage Fusion on OCP w/ODF and Scale][Storage Fusion on OCP]

    のどちらかをお選び下さい。どちらでも本デモはお試しいただけます。

    ※予約の際は下記リソースを変更して下さい

    Worker Node Flavor:32vCPU

    OCS/ODF Size:none

    ※IBM Fusion TechZoneの場合OpenVPNは使用いたしません。

    ※ TechZone を利用できるのは IBM 社員とパートナー様です。お客様は  IBM 社員またはパートナー様にデモのご要望をお伝え下さい。


    2. IBM Fusion デモ環境概要

    ラボ環境は、さまざまな種類のワーカーノードを持つ混合クラスターです。

    これらは下図のもので構成されています。

    是非とも実機で確認してください。

    以下Fusion導入に必要な条件となりますが、既に設定されているのですぐに利用ができて便利です!

    •   Fusion のプルシークレットが作成され、OpenShift クラスターに追加されています
    •   IBM Operator カタログが OpenShift クラスターに追加されています
    •   Machine Config Operator (MCO) が OpenShift クラスターに適用されています
    •   SecurityContextContraints が検証されています
    •   IBM Storage Scale クラスターは、Storage Scale CNSA を介したリモート・クラスター・マウント用に構成されています


    3. ラボ環境への接続

    1. IBM Fusion デモ環境の申込みと少し手順が異なるのでこちらにラボへの接続方法を追記します。

    IBM Fusion インフラストラクチャーにアクセスするには、必要なログイン資格情報へのリンクが記載されているIBM Technology Zone の「予約準備完了」E メールを参照する必要があります。

    IBM Technology Zone の「Reservation Ready」E メールは、ここに示されているようなものになります。

     



    OpenShift Web コンソールアクセス

    1・IBM Technology Zone の E メール通知の「View My Reservations」ボタンを使用して IBM Technology Zone の「My Reservations」ページにナビゲートされた後、IBMidにてログインします。

    テクノロジーゾーンを選択し、「My Reservations」リンクを使用します。対応するタイルをクリックして予約を選択します。以下のような画面が表示されます。

     

    2・ユーザー名とパスワードの資格情報 (赤枠の情報) をメモします。

    3・OpenShift コンソールにアクセスするには、青いデスクトップボタン (A)  をクリックするか、デスクトップの URL リンク (B) をクリックします。

    必要なログイン資格情報は、ユーザー名「kubeadmin」(C)と  パスワード(D)です。(実際の接続情報は、クラスターに固有)

     

    4・ブラウザーが OpenShift Container Platform Web ユーザーインターフェイス (UI) に接続したら、 kube:admin (A) を選択してログイン画面を表示します。

     

    5・TechZoneの予約に記載されているユーザー名(A)とパスワード(B)を入力します。

     

    6・ログインすると、OpenShift ホームページが表示されます。

     


    無事 OpenShift Web コンソールアクセスができました。

    ここからはDemoシナリオに基づいてのハンズオンが可能です。


    4. おすすめハンズオンシナリオ

    現在TechZoneでは、IBM Fusionにおいて下記4つのDemoシナリオをご用意しています。


     


    今回おすすめのDemoシナリオは【IBM Fusion OpenShift Virtualization Lab & Demo Guide】です!

    IBM Fusionのインストール、OpenShift Virtualizationのインストール、仮想マシンの操作、IBM Fusionでのバックアップ&リストアを一度に学習できます!是非OpenShift上での仮想マシン操作、運用を体感して下さい。


     


    こちらのシナリオにて行う操作の内容を簡単にご紹介いたします。


    IBM Fusion Operatorのインストール

    IBM Fusion Operator は OpenShift OperatorHub からインストールします。     



    IBM Fusion Data Foundationのインストール

    IBM Fusion Data Foundation は IBM Fusionサービスコンソールからインストールします。



    ストレージ設定は OpenShift コンソールからインストールします。




    OpenShift Virtualizationインストール

    OpenShift Virtualization は OpenShift OperatorHub からインストールします。



    このシナリオでは、外部ネットワークとの通信、ロードバランス等の仮想マシンのネットワークについても学習することができます。ラボでは仮想基盤必須のライブマイグレーションやOVAのインポートが体感できます!もちろん他の仮想ソリューションからの仮想マシンのマイグレーションも可能です。



    IBM Fusionを使用したバックアップ&リストア

    シナリオの最後にIBM Fusion がコンテナ化されたアプリケーションを保護するのと同じ方法で仮想マシンを保護する方法についての学習ができます。バックアップは「ロケーション」「ポリシー作成」「割り当て」を簡単に設定でき、リストアも同様に簡単です!


    バックアップ先となるロケーションを設定


    IBM Fusionコンソールからバックアップポリシーを作成


    作成したポリシーをプロジェクトに割り当ててバックアップの取得


    バックアップからのリストアを実行


    このように、IBM Fusionでの直感的なバックアップ&リストアを体感できます!



    5. まとめ

    いかがでしたでしょうか、今回はハンズオンのポイントをピックアップして紹介させていただきました。

    本ハンズオンラボでは自由にOpenShiftも学習することができる非常に贅沢なラボ環境&デモシナリオとなっております。

    Blogではお伝えしきれないIBM Fusionの機能がまだまだございますので是非ともパートナー様及びIBM担当にお声がけください。

    ワークショップやデモの実施、日本語化したマニュアルのご提供も可能です。


    次回の TechZone Blog 第5弾はIBM Storage Ceph を予定しております!お楽しみに!


                                                                   


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