WAS 小ワザ集 第25回:IBM Installation ManagerにWAS V7をインポートする方法

 View Only
Sun February 20, 2022 03:41 AM

転載者注:以下の内容はWAS Fullプロファイル/WAS Traditionalランタイムについての情報です。

オリジナル文章公開日:2012年11月2日

WAS V8より、IBM Installation Manager(IIM)を使用して製品をインストールするようになりました。V8以降に出荷されたFeature PackやWAS関連製品(WebSphere eXtremeScaleなど)も、IIMベースでインストールされるようになっています。

IIMで導入が必要なFeature PackやWAS関連製品を、WAS V7にも適用したい場合、IIMにWAS V7をインポートする必要があります。今回、その方法をご紹介します。

1. IIMの導入

最新のIIMがダウンロード可能です。

導入されていない場合は、ダウンロードしインストールします。ダウンロードしたZipファイルを解凍し、インストールするパッケージの選択画面で、「IBM InstallationManager」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリックします。

使用条件の同意確認画面で、「使用条件の条項に同意します」に同意(ラジオボックスを選択)して「次へ」をクリックします。同意いただけない場合は、製品を使用することができません。

IBM Installation Managerのロケーション選択画面で、製品の導入先を指定します。デフ
ォルトのまま、または必要に応じて書き換えて「次へ」をクリックします。

インストール・ロケーション設定例:

  • AIXの場合: /usr/IBM/InstallationManager/eclipse
  • Windowsの場合: C: ¥IBM¥InstallationManager¥eclipse
  • Linux,その他Unixの場合: /opt/IBM/InstallationManager/eclipse

インストールの要約情報が表示されます。内容を確認し「インストール」をクリックします。インストールが開始されます。

インストールの結果が表示されます。内容を確認し、「Installation Managerの再起動」をクリックします。

以上でIBM Installation Managerのインストールは完了です。

2. リポジトリー追加

WAS V7をインポートするために、IIMのリポジトリーを追加します。IIMを起動し、メニュー「ファイル」を選択し、「設定」をクリックします。

インターネットに接続可能

インターネットに接続可能な場合には、「リポジトリーの追加」を選択し、以下URLをリポジトリーとして追加し、設定画面を終了します。

http://public.dhe.ibm.com/software/websphere/repositories

ローカル環境

インターネットに接続できない場合は、以下URLより、ローカル・リポジトリー用のファイルをダウンロードします。

ftp://public.dhe.ibm.com/software/websphere/downloads/was/import/was.7.0.import.zip

ダウンロードしたファイルを展開し、repository.configファイルをリポジトリーに追加し設定画面を終了します。

3. WAS V7のインポート

次に、WAS V7をIIMにインポートします。IIMのメニューより「インポート」をクリック
します。

WAS V7がインストールされているディレクトリーを指定し、「次へ」をクリックします。

WAS V7が正しいことを確認し、「インポート」をクリックします。

これで、既存のWAS V7をIIMにインポートができました。

これにより、Feature PackやWAS関連製品を、WAS V7にインストールが可能となります。

インポートの操作を、GUIを使用せずに行う場合、以下のIIMのInfoCenterを参考に応答フ ァイルを作成し、コマンドで実行することが可能です。

→ WAS 小ワザ集:目次ページにもどる

Statistics
0 Favorited
8 Views
0 Files
0 Shares
0 Downloads