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こんにちは、IBMでストレージ製品のプリセールスをやっています吉岡です。
先日、IBM Storage Ceph専用の新型モデルとなるAll-Flash版がリリースされました。
今回はその内容をご紹介したいと思います。
※前回ご紹介したコスト効率性が高いHDDモデルの記事はこちらになります。
概要
IBM Storage Ceph用の検証済みハードウェア
IBM Storage Cephのクラスター・プラットフォームを実行するための、IBMにてCephソフトウェア上でテストを実施し、正式認定されました。
窓口一本化
調達、サポート、サービス、ライフサイクルケアの窓口がIBMに一本化することができます。
サーバー容量の選択
1台あたり最大24ドライブ搭載可能でドライブ当たりそれぞれ 3.84TB, 7.68TB, 15.36TB から選択することができます。
スケーラビリティ
最小4台から400ノードまで拡張可能、1台単位で増設可能です。
ソフトウェア同様に冗長構成としてレプリケーション、イレイジャー・コーディングに対応し、サーバを追加することで性能は向上します。
仕様
●構成
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●スペック
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ユースケース
高性能なNVMeストレージ・デバイスを活用できるユースケースに適しています。
- データアナリティクス
- Watsonx.data ← 後述
- データレイクハウス
- データレイク
watsonx.data + IBM Storage Cephの組み合わせ
生成AI・データレイクハウス基盤であるwatsonx.dataについては、Software版をご購入いただくとCephの容量ライセンスが500TB(raw 768TB)、Red Hat Enterprise Linuxが20ライセンス付与されますので、ぜひこの機会にご検討頂ければと思います!
watsonx.dataは、クエリ、ガバナンス、データへのアクセスと共有のためのオープンデータ形式によってサポートされ、ガバメントデータとAIワークロードのために最適化された目的に合ったデータレイクハウスアーキテクチャによって、企業がすべてのデータを使用してAIワークロードを拡張することを可能にします。これは、PrestoやIcebergなどのオープンソース・テクノロジーに基づいています。
IBM Storage Cephは、watsonx.dataをオンプレミスで展開するためのストレージ・インフラを提供します。
watsonx.dataとIBM Storage Cephを使用すると、同じStorage Cephクラスタで各構成を最適化できるため、データベースとデータレイクの両方にわたってすべてのデータにアクセスすることが可能です。高性能アナリティクスと大規模データ処理用に構築されたApache Icebergなどのオープン・テーブル形式を通じて大量のデータを共有し、同時に他の大規模データセット分析のために大量のデータを保存します。
IBM Storage Cephはまた、分析データセット用に複数のベンダーのオープン・フォーマットをサポートし、同時にParquet、Avro、Apache Orcなどのツールを使用して、異なるエンジンが同じデータにアクセスし、共有できるようにします。
最後に
Cephは元々ソフトウェア製品として販売・サポートしておりましたが、このIBM Storage Ceph認定のモデルを使用すると、ハードウェア・ソフトウェア・ライフサイクル管理がIBMが単一窓口としてサポートをご提供できる点は非常にメリットであると思います。
ぜひご検討頂ければと思います。