以降 JSUC と略記、short URL: https://ibm.co/3fV3qzE)とは、お客様やビジネス・パートナー様とIBM専門家が連携し、ストレージについて学び、アドバイスやベストプラクティスを仲間と共有し、製品やコミュニティー・イベントに関する情報を得るためのものです。どなたでも自由にご参加いただけますので是非ご参加ください。JSUCへの登録ガイドはこちらです。
注: 当該グループ上でご紹介する情報は、日本アイ・ビー・エム(株)が必ずしも正式なレビューを行ったものではありません。
過去の振り返り~最新コピー機能(第一回)
過去の振り返り~最新コピー機能(第二回)
FlashSystemでは災害対策などに利用できる複製(Replication)機能を持っています。Replicationを容易に実装できるように、ポリシーを用いた設定になっており、ポリシーベース複製(Policy Based Replication、略してPBR)と呼んでいます。非同期のReplication方式になっており、ある程度の距離が離れたFlashSystem間でのReplicationが可能です。
Replication機能の実装は非常にシンプルで、ボリュームグループに以下のようなポリシーを設定し、グループにReplicationしたいボリュームを登録するだけです。
ボリュームグループに設定するポリシー:
・Replication先(リモートのFlashSystemとそこに実装されているプール)
・RPOアラート値(Replication元とReplication先の時間のずれの最大値を設定。この値を超えるとアラートが通知されます)
Snapshotで整合性の取れたデータをリモートサイトにバックアップとして送信できると、災害対策、バックアップ、バックアップデータを利用したデータ活用や災害対策の訓練などいろいろなことに使えるのでお客様からのご要望も多いです。FlashSystemのソフトウェアバージョン 8.7.2 で整合性の取れたSnapshotをReplicationでリモートサイトに送信できる機能が実装されました。
この新しく実装された機能の利点は、
・整合性の取れたSnapshotと同じデータをReplicationでリモートサイトに複製できる
・Replicationのデータ転送が本番サイト側での変更分で済むため、遠隔地や、リモートのFlashSystem/SVC間の帯域に制限がある場合でも転送時間・転送量が最小限となる
Replicationのデータの流れとしては下記のようにThin Clone(容量を消費しないクローン)を経由します。ぜひご活用ください。
Copy