IBM Z Japan

GROUP_NAME

IBM Z Japan

IBM Zのスペシャリストが日々の活動で得た知見や有用なリソースなどの情報を提供します(コンテンツの参照にメンバー登録およびログインは不要です)。

 View Only

#148【z/OS 3.1注意点】 SDSF 「/」(スラッシュ)コマンドにてシステム・コマンド実行時の考慮事項

By Shigeki Kimura posted Tue May 06, 2025 07:41 AM

  

z/OS 3.1 SDSFでは、パネル操作、あるいは、SDSF/REXXどちらの場合も、「/」(スラッシュ)コマンドにてシステム・コマンドを実行する際、次のような不具合挙動となります。

➀パネル操作の場合、パネル右肩に「COMMAND ISSUED」メッセージが表示されない(コマンド自体は正常実行)

SDSFコマンド行(COMMAND INPUT)で「/」コマンドのみを実行し、表示された「System Command Extension」ポップアップ(ISFACM4)から「D T」コマンド実行時も同様な挙動

TSO配下のSDSF稼働時も同様な挙動

SDSF/REXXの場合、isfmsg特殊変数に対して「COMMAND ISSUED」がセットされない(コマンド自体は正常実行)

ISFEXECISFSLASHホスト・コマンドのどちらも対象

【対応策】

■上記➀、➁どちらの場合も、SDSF APAR PH65560PTF UO0248220253月提供)を適用することで修正され、z/OS V2R5までの挙動が再現します。

https://www.ibm.com/support/pages/apar/PH65560

以上

0 comments
9 views

Permalink