「こんなにも多くの若手メインフレーマーの方がいらっしゃることに感激、ワクワクしました」
皆様、こんにちは。日本アイ・ビー・エム メインフレーム事業部の寺村と申します。
突然ですが、皆様の周りに若手メインフレーム技術者の方々はどれほどいらっしゃいますでしょうか?
メインフレーム業界を取り巻く課題とも言える「スキル継承」「人材育成/人材不足」ですが、純粋に若手技術者同士で繋がり成長し合うことの出来る環境づくりを目指し、2024年より若手技術者Casual Meet-up! コミュニティを始動いたしました。表題のお言葉は、第1回イベントにご参加くださった若手技術者の方から実際にいただいたお言葉で、私自身も同じ気持ちを強く抱いたことが記憶に新しいです。
この若手技術者Casual Meet-up!コミュニティも、本年2月で2年目に突入します。
そこで今回は特別編として、若手技術者Casual Meet-up!の運営メンバーとして、会社の枠を超えてご参画くださっている皆様の声をお届けいたします。
若手技術者の皆様が、どのような想いで、会社や部門の枠を超えて協業してくださっているのか、必見です。
(続きの記事はこちらから: 第2弾 / 第3弾 / 第4弾)
ご参加くださった運営メンバーの皆様
・株式会社大和総研 春山 優太さん
・株式会社アイ・ティー・ワン 大関 武久さん
・SCSK株式会社 武藤 茜さん
・SCSK株式会社 土門 沙綺さん
--皆さんとは、若手技術者Casual Meet-up!運営メンバーとして定例会議でのイベント企画やイベント運営準備など、さまざまな場面で協業させていただいております。改めまして、いつも本当にありがとうございます。ご自身の業務に加えて、運営メンバーとして会社の枠を超えて、精力的に当コミュニティ活動へご参加くださっていますが、そのモチベーションはどこにあるのでしょうか?運営メンバーとして参画してくださった思いを教えてください。--
本イベント発足時の「明日から話せるメインフレームのお友達を作る」というコンセプトに強く共感したことと、また、大変烏滸がましいですが、メインフレーム担当であり続けたいと思う同世代の方を増やすことに貢献したいと思ったからです。
私は現在入社6年目ですが、メインフレーム=レガシーだ、若手がいないなどネガティブなイメージが先行してしまっていることはずっと耳にしていました。正直申し上げると、3年目くらいまではメインフレームの奥深さやベテランの方々のとても大きく、そして遠い背中に圧倒されてしまっていました。周りのベテランの方々に優しく育てていただけるといった恵まれている環境であった私でさえも、不安を感じることもありました。上司からの、焦らなくて大丈夫だよという言葉を胸に、業務を続けていくと、メインフレームの面白さを知ることができました。世界で非常に多くの企業様が使いつづけられており、その理由も存じ上げていましたが、メインフレームには多くの技術的・人間的な魅力があることをようやく実感できたときはとても嬉しかったです。そのような自身の経験から、メインフレームの面白さを後輩世代に伝え、メインフレーム業界を盛り上げることに貢献したいと思いました。(武藤さん)
メインフレームの部署に配属されて2か月後に、企画チームへの参加のお話をいただきました。メインフレームといえば、レガシーシステムと呼ばれベテラン層が多い現状のお話をお聞きしており、実際に私の周りもベテラン層が多い状況でした。そこで、同年代のレベル感を知りたい、社外の方とのコミュニケーションの機会を大切にしたいという思いから参加を受諾させていただきました。現在は、このイベントを通して出会った方との繋がりから励まされた経験を共有したく、今後も企画チームとしてイベントを開催し続けたいと思っています。第1回のグループセッションで同じ班になった方とは連絡を取り続け、「後輩ができた」「新しい仕事を任された」「夜勤を経験した」など、些細な成長を報告し合っています。同期の方と関わり続けることでお互いに身近な成果を報告し合え、私自身が大いに励まされ活力を得ています。参加者にとっても同じような場となるよう、カジュアルに交流するイベントを開催し続けたいです。(土門さん)
写真:運営メンバーのSCSK株式会社 土門さん(左)、武藤さん(右)
若手技術者Casual Meet-up! 企画チーム発足時にIBMの方からお声がけいただきました。これまでにZTC1やナレッジモール研究2などを通じて、若手同士の交流も図るイベント・活動に参加してきましたが、学習の側面が強く、あまり交流を深めることができず歯痒かったです。そのような経験から、若手同士で交流することで仕事へのモチベーションアップに繋げられる場・機会があればいいなと思っていました。こちらのイベントは若手同士の交流に主眼を置いており、とても魅力に感じるとともに、一人でも多くの若手メインフレーマーに、「メインフレーマーで良かった」と思っていただけるような場・機会の創造に寄与したいと思い、企画チームに参加させていただいています!(大関さん)
写真:株式会社アイ・ティー・ワン 大関さん
このコミュニティでの活動を通して「メインフレームの知識を深めたい」「社外の人とのコミュニケーション機会を確保したい」という点が一番のモチベーションです。この点は入社1年目の2月に第1回のMeet upに一般参加者として出席した当時から今までずっと変わっていません。
メインフレームクラブに参加している当社の先輩社員から案内があって第1回のMeet upに参加したのが、本コミュニティでの活動の始まりでした。第1回の終了後運営メンバーの追加募集がありました。運営メンバーとして活動すれば、イベントにより深く携わり社外の人とより深く関わることで、冒頭に述べたモチベーションをより高められると思いました。そこで若手Meet up企画チームへの参加を決め、現在まで活動してきています。途中から運営メンバーとして加入した立場ですが、回を追うごとに任される役割が増えていき非常にやりがいを感じています。(春山さん)
写真:株式会社大和総研 春山さん
編集後記(寺村)
皆様の率直な声をお聞きし、真っ先に抱いたのは 「会社や立場が違えど、同じ目標を共有できる同世代のメインフレーム技術者の方がいらっしゃること」への改めての感激と感謝の心持ちです。当コミュニティをきっかけに、会社の枠を超えて若手メインフレーマーの自発的な交流が生まれていることは、運営メンバーとしても大変嬉しく感じますし、若手技術者自身がより多くの仲間を求めていることの表れのようにも感じます。また、このコミュニティの特徴でもある「私たちメインフレーム若手技術者自身のためのコミュニティ」という点も引き続き大事にしていきたいと考えております。
これまで「参加者の皆様、そして私達運営メンバー自身が求める場・コミュニティ、ひいては繋がりとは?」という問いに沿い各回のイベント企画を進めつつも、会社を問わず皆様に多大なるサポートをいただきながら運営をして参りました。当活動へご理解・ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。
続く第2弾では、日頃より会社の枠を超えて活動させていただいている運営メンバーの皆様と、これまで企画してきた中で印象深いイベントを振り返ります。若手技術者Casual Meet-up! の裏側、ぜひご一読ください。
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1)Z Technical Communityの略称。パートナー様及びIBMグループ社員で活動するIBM Zコミュニティとして、2007年から開始。
2)IBM Community Japanが主催する、企業、業界、世代の枠を超えたワーキンググループ の仲間と、自主的に、研究活動をするプログラム。
【問い合わせ先】
日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部 メインフレーム事業部
メインフレーム・ソリューション・テクニカル・セールス 寺村美千賀 (michika.teramura@ibm.com)
【メインフレームクラブ 若手技術者Casual Meet-up! 記事掲載】
〈日経クロステック (株式会社日経BP) の記事はこちら〉
・還暦メインフレームの未来、「脱か続か」ファイナルアンサー(特集記事)
※以下は、上記特集記事より抜粋
・ABEND(アベンド)を知っていますか、若手クイズ大会で感じたITとビジネスの変化 (2024年12月5日)
・メインフレーム人材に脱シニアの波、IBMとアクセンチュアが若手活用で競う (2024年 12月13日)