
ブログ前編・中編に引き続き、後編ではメインフレームクラブの特別イベントとして開催した米国視察ツアーそして学生向けイベント、z/OS移行最新情報セミナー(2024年冬)についてご紹介します。また、メインフレームクラブ代表によるメッセージもご紹介します。
アジェンダ
- メインフレームクラブのこれまでの活動実績
- 米国視察ツアー
- 学生向けイベント
- z/OS移行最新情報セミナー(2024年冬)
- 次の60年に向けて (メインフレームクラブ代表メッセージ)
これまでの活動実績
8. 米国視察ツアー
メインフレームクラブの過去イベントにご参加されたお客様・パートナー様のうち米国視察をご希望された方々をお招きし、9月8日〜14日(7日間)、10月16日〜26日(11日間)、の2回に渡って、IBM Zハードウェアの開発拠点であるPoughkeepsieの視察、データベース製品の開発拠点であるSan Jose Silicon Valley Lab、そして、Las Vegasにて開催されていたIBM TechXchange Conferenceにご参加いただきました。将来動向も含めた最新テクノロジーに触れていただき、お客様の今後の戦略・計画立案にお役立ていただくことができました。
主な参加者の声

「開発担当者との個別セッションではメリットだけでなくデメリットなども一緒に話してくださったことがとても貴重だった。」
「今回現地の開発担当者から将来の開発方針やロードマップを直接説明いただいたことで、改めてそのゆるぎない方針を実感でき、そして安心できた。」
「セミナーや上司の方から間接的に聞くのではなく、開発担当者から直接IBM Zのロードマップを聞けたことで、自身のモチベーションにつながった。他の若手技術者にも同様な機会が繋がるよう、社内でフィードバックしたい。」
「メインフレームを使いながらシステムをモダナイズできることを、IBMと一緒に世の中に発信していきたい。」

(米国視察ツアーの様子)

(米国視察ツアーの様子)

(米国視察ツアーの様子)
9. 学生向けイベント
IT業界に興味を持つ学生の方々、約100名にご参加いただき、第1回では「AI」「メインフレーム」担当部署の若手社員による事業内容・キャリア紹介/展示ツアー/チーム対抗クイズ、第2回では、IBM Z Xploreを用いたメインフレーム・プログラミング体験を実施しました。
主な参加者の声

「若手社員の方々の実際の業務内容やキャリアを知ることができ、非常に解像度が高まりました。社内見学ができたことも、非常に楽しかったです。」(第1回)
「VSCodeなどに一度も触れたことがありませんでしたが、とても丁寧にお教えいただき、ITシステムやプログラミングが自分にとって近いものに感じられました。」(第2回)
「多くの社員の方のサポートが大変手厚く、ハンズオン学習が安心して行えました。ありがとうございました。実行して、ジョブが成功した時は大変楽しかったです!」(第2回)

(第1回学生向けイベントの様子)

(第1回学生向けイベントの様子)

(第2回学生向けイベントの様子)
10. z/OS移行最新情報セミナー(2024年冬)
メインフレームに携わるお客様とパートナー様にご参加いただき、最新化に役立つ技術情報として、「z/OS 3.1」に向けて考慮すべきポイント、成功裡の移行に欠かせない勘所を、事例を交えながらご紹介させていただきました 。全2回、虎ノ門オンサイト、大阪オンサイト、それぞれハイブリッド形式で開催いたしました。
主な参加者の声

「今までのバージョンと何が違っているのか、また具体的にどんな場面で機能変更を意識したら良いのかがケースごとに説明されておりよかったです。資料に記載されている情報以外にも講義中に多くの補足情報が聞けて聞き応えがありました。」
「私自身がこの情報を元に作業することはないですが、久しぶりにz/OSの最新の状況を肌で感じることができたのは大きな収穫でした。」
(z/OS移行最新情報セミナーの様子)

(z/OS移行最新情報セミナーの様子)
メインフレーム次の60年に向けて (メインフレームクラブ代表メッセージ)
2024年メインフレームクラブの活動も無事2年目を終えることができました。改めて誠に有難うございました。特に今年はメインフレーム生誕60周年を迎えることも意識して、大変多くのイベントを計画させていただきましたが、皆様のご協力のおかげで会員数も500名を超えました。特に、若手技術者 Casual Meet-up ! は、ユーザーのお客様やビジネス・パートナー様に率先して主体的に運営いただくことが完全に定着し、コミュニティーの理想形に近づきつつあります。このような取り組みが先日は日経xTECHにも記事として取り上げられました。
さらに、11-12月には新たな試みとして、学生を対象にしたイベントも開催させていただきました。今後も会員の皆様にお寄せいただいたご要望を反映しつつ、市場のニーズに応えるべく、さらにコミュニティーを活性化するためにチャレンジを続け、既存の枠にとらわれることなく、改善を重ねて推進していきたいと思います。IBM以外の他社のメインフレーム・ユーザーの方々にも是非ご参加いただきたいと考えております。
来年2025年から、次の60年も、さらにその先いつまでもメインフレームが、ずっと私たちの社会生活基盤を支える唯一無二のプラットフォームであり続けるよう、今後も最善を尽くして参ります。
〈日経クロステック (株式会社日経BP) の記事はこちら〉
・還暦メインフレームの未来、「脱か続か」ファイナルアンサー(特集記事)
※以下は、上記特集記事より抜粋
・メインフレームに「2035年の崖」問題、富士通撤退でモダナイズ待ったなし (2024年12月4日)
・ABEND(アベンド)を知っていますか、若手クイズ大会で感じたITとビジネスの変化 (2024年12月5日)
・メインフレーム人材に脱シニアの波、IBMとアクセンチュアが若手活用で競う (2024年 12月13日)
【問い合わせ先】
日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部 メインフレーム事業部
メインフレーム・ソリューション・テクニカル・セールス 柿沼 健 (kenk@jp.ibm.com)