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【2024年6月18日】IBM Workload Scheduler Meetup 開催報告

  • 1.  【2024年6月18日】IBM Workload Scheduler Meetup 開催報告

    Posted 7 days ago
    Edited by Takeshi Mochimitsu 9 hours ago

    IBM Workload Scheduler Meetup が産声をあげました。

    2024年6月18日(水)、日本アイ・ビー・エム箱崎事業所で開催された「IBM Workload Scheduler Meetup」に参加してきました。IBM Workload Scheduler(略称:IWS)は、古くはIBMのTovoliブランド当時からリリースされている非常に歴史あるプロダクトですが、今回のようにお客様とビジネスパートナーを交えたMeetupの開催自体は初めてであり、いよいよ産声を上げた場となりました。これからは「IWS Meetup」としても新たな歴史を創り上げていく「始まりの日」にもなりました。

    (後述しますが、第2回目の開催も9月に予定されています。)

    当日のアジェンダは、IWS製品の最新情報紹介/Think Lab Tokyoツアー/グループディスカッションを交えたワークショップといった様々なプログラムで組まれ、締めは懇親会でお開きという流れの中、約30名の方々とIBM社員の皆様で半日間、大いに盛り上がりました。

    本記事では、イベント当日の様子や感想を参加者の立場で御紹介していきます。製品最新情報お届け

    Meetup最初のセッションは、日本アイ・ビー・エム社 データ・AI・オートメーション事業部にて第一テクニカル・セールスを担当されている江川聡子氏によるIWS最新情報の講演でした。

    IWSの前身にあたる「Maestro(マエストロ)」というツールの振り返りから始まり、懐かしむ声がにわかではありましたが聴こえて参りました。IWSの新バージョンでより強化されたセキュリティ面や、視認性に富んだGUIのデザイン、お客様環境で是非実装/活用して欲しい機能の説明を中心に、ときにはIWSのtips情報を交えて参加者の笑顔を誘う流れで、アッという間の50分でした。

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    ■tips■

     計画ファイルの製品用語 ”Symphony [シンフォニー]” の語源は? 

     ➡正解は、上記リンク先にある講演資料をご確認下さい。

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    Think Lab Tokyoツアー

    基調講演の次は、場所を移動し箱崎事業所16Fで運営されているThink Lab Tokyoの見学ツアーに出かけました。

    ツアーのオープニングは、展示ブースへのエントランスが一斉に開く仕掛けが施されてあり、一瞬どこかのアトラクション施設に来たかのような気分に浸りつつ、先に進むと目の前には量子コンピューター「IBM Quantum」の2世代目「IBM Quantum System Two」の実物大レプリカ像(シャンデリアのようなオブジェ)が鎮座していました。

    米サンフランシスコで開催された『THINK 2019』の会場で1世代目の実物大を見ましたが、その当時よりはシャンデリアのサイズが小型化され且つ1基だったものが3基に増強されており、この分野の研究が、IBMの、もしくは社会規模の未来を拓く為の目玉であるように、日々目まぐるしく研究と発展を続けている事を実感しました。

    ツアーの中では、IBM研究所の歴史や成果を紹介頂く講演もあり、「これもIBMが発明したものなのか!」という発見も出来ました。今後ツアーに参加される方も、このような驚きを体感して頂きたいと感じました。

    ワークショップ

    Labツアー終了後は、チーム毎のテーブル席に移動したのち、共通のお題をもとにしたワークショップが開催されました。

    主なお題は次の3点です。

      ・IWSの良い点 ・もっとこうなったらよいと思う点 ・IWSの推しポイント/萌えポイント

    「他社製品と比べてカレンダーが柔軟に設計できるのでスケジューリングの多面化が実装出来る点が良かった」、「AI機能が追加された事で今後の展望も期待できる」、「ジョブフロー図の視覚化にもっと頑張ってほしい」という声が出ていました。

    「シンフォニー」や「マエストロ」という交響楽団を思わせる名称に愛着を感じていたり、「〇〇マン(Netman等)」というどこか戦隊ものを感じさせるプロセス名に萌える、という声もありました。

    懇親会

    Meetup最後は、お客様、パートナー、IBM社社員を交えた懇親会です。会場に移動後、箱崎事業所のルールの範囲でアルコールも提供され、グラス片手に立食形式で執り行われました。普段、接点の機会がなかなか取れないメーカーのお客様同士での会話、同じ悩みを持つ製品パートナー同士で協業の可能性も込めた会話など、あちらこちらで参加者の皆様、にぎにぎしく笑顔に富みつつ、さまざまな会話が飛び交っていました。ワークショップを終えた後の場でもあり、皆様と少し垣根を超えた会話もできた大変貴重な時間を過ごす事が出来ました。

    【第2回MeetUp開催予定日の紹介】

     日時:2024年9月25日(水)

     場所:日本アイ・ビー・エム株式会社本社(虎ノ門)

    【寄稿者の紹介】

    兵庫県明石市に本社を置く「ベニックソリューション株式会社」に所属している、持光(もちみつ)と申します。元々神戸を拠点に活動していましたが、人事異動の為、約10年前に東京事業所(港区海岸)に転勤し現在に至ります。異動前まではSAP Basisを生業に川崎重工業を中心とした新規導入プロジェクトやアップグレード対応などに携わって参りました。異動を切っ掛けにTivoli製品であった「ジョブ管理」や「システム監視」といった運用管理製品を扱うようになり、そこで日本アイ・ビー・エム様と親交が出来ました。

    今後も日本アイ・ビー・エム様、もしくは本国IBM様に関するイベントに参加しまして、その時の様子を紹介する発信を続けていきたいと考えています。