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容量に関する用語の再定義

By Keigo Matsubara posted Fri May 08, 2020 12:16 AM

  
IBM Spectrum Virtualize V8.3.1 から各種容量を表現する用語群が再定義されました。
下表にその抜粋を転記するとおり、データ削減技術が適用前後の容量概念をすっきりと表現します。
新しい用語 New terminology 新しい用語の説明
使用可能な容量
利用可能容量
Available capacity システム、プール、アレイ、または管理対象ディスクでまだ使用されていない使用可能な容量。
  • 注:JSUG では誤認を避ける目的で「利用可能容量」と表記、過去の資料では「ボリューム実効容量の合計値」であることから、略して「実効容量 (Effective Capacity)」と表記していることもある
プロビジョン済み容量 Provisioned capacity プールまたはシステム内のすべてのボリュームの総容量。
ロー容量 Raw capacity フォーマット設定または RAID 技法の適用が行われる前の、システム内のドライブの報告された容量。
合計容量節約量 Total capacity savings 書き込まれたデータに対して圧縮や重複排除のアルゴリズムを適用して、プール、システム、またはボリュームで節約された使用可能容量の合計量。この節約された容量は、書き込み済み容量と使用容量との差分です。
使用可能容量 Usable capacity フォーマット設定と RAID 技法が適用された後でシステム、プール、アレイ、または管理対象ディスクでデータを保管するために使用できる容量。
  • 注: 過去の資料では、「物理容量」と表記していることがある
使用容量 Used capacity データ削減技法が適用された後でデータによって使用されているプロビジョン済み容量の量。
  • データ削減技法が適用された後で、システム、プール、アレイ、または管理対象ディスク内でデータによって使用されている使用可能な容量の量。
表注: IBM Spectrum Virtualize が稼働する IBM FlashSystem のオンライン製品ドキュメント (IBM Knowledge Center) はこれらの容量に関する用語を英語のみ掲載しているため、同時期に用語が再定義された IBM Spectrum Control 5.3.6 記述より抜粋転記。
IBM Spectrum Virtualize logo and title









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