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貴社における IBM i への懸念 (DX・技術者・後継者) を、日本 IBM が払拭します。

By HIROTSUGU HARA posted 12 days ago

  

2024年5月6日

日本 IBM は、IBM i (System i、iSeries、AS/400) をご利用中のお客様における後継者 課題や技術者不足を解消し、DX・モダナイゼーションの推進をお手伝いします。懸念や課題、必要性を感じていらっしゃるお客様は、ぜひ IBM ビジネス・パートナーもし くは日本IBMに相談ください。

ご相談窓口

1. IBM i をご利用のお客様における「後継者」課題の真の原因

2. DX やモダナイゼーションにこそ活かせる IBM i

3. IBM i 技術者需要の高まりへの日本 IBM の取り組み

4. お悩みごと(後継者課題、次期システム構想)は日本 IBM にご相談ください



日頃は IBM Power 製品ならびに IBM i をご愛顧いただき、ありがとうございます。本記事では、今後も長く IBM i をご利用いただくために、2024 年に日本 IBM が取り組む施策について、IBM i 技術者の「後継者」課題に焦点を絞って紹介させていただきます。



1. IBM i をご利用のお客様における「後継者」課題の真の原因

既にお読みになっていらっしゃるかもしれませんが、まずは、アイマガジン株式会社が実施した調査「IBM iユーザー動向調査2023」から抜粋した課題・問題の調査結果をご覧ください。

 

「システム要員の不足」は、最近 3 年間の調査において常にトップでした。その理由の一つは、IBM i のアプリケーションの開発と保守、そして、システム運用を担当されていらっしゃる方のご定年に伴う「後継者」課題であると推察します。

IBM i は基幹業務アプリケーションの安定稼働を支え続ける、頼りになる統合システムであり、アプリケーションの保守も非常に容易です。すなわち、アプリケーションとデータベースの保守や運用管理に負荷のかかるマルチベンダー環境のクラウドやオンプレミスとは異なり、IBM iの場合は少人数のご担当者が、アプリケーションやデータベース、そしてシステム全体の運用管理を行えるようになっています。

一方、IBM iでは、アプリケーションを持続的に使用できることから、数十年前に RPGIII で開発したプログラムを継続して利用されているお客様がいらっしゃいます。過去数十年の間に、IBM iがバージョン・アップされても、アプリケーションを再構築する必要がなかった場合は、当初 RPGIIIで開発したプログラムの多くが、保守されつつ今も現役で使用されています。

前述のとおり、少人数で運用できるがゆえに、長期にわたり、新しく部署に配属される方がいらっしゃらない事態となり、RPGIIIで開発されたプログラムの保守の担い手が結果として高齢化したことが、「後継者」育成という課題を先送りにしてきてしまった真の原因と言えるのかもしれません。

この課題に対して、日本 IBM は「技術者の橋渡し」と「スキル・リソースのプール化」の取り組みを通じて、お客様の課題解決をお手伝いいたします。



2. DX やモダナイゼーションにこそ活かせる IBM i

例えば、「DX」に取り組む場合、お客様のビジネス変革に合わせて既存のアプリケーションとデータベースに、IBM i の新しいテクノロジーを適用することが、最も低コスト・短期間・低リスクのはずです。システムの信頼性やセキュリティーを担保しつつ、OSS (オープン・ソース・ソフトウェア) やオープン系の技術が利用できる IBM i ならば、基幹業務を変えることなく最新のテクノロジーやトレンド、業界標準に合わせた最適化が可能です。

IBM i は、これまでも、これからも進化し続けるシステムであり、搭載される豊富な機能は DX やモダナイゼーションの実現に将来にわたり寄与しますし、ソリューション・ベンダー各社が提供する様々なソフトウェアが、その実現を補完します。

IBM i とソリューション・ベンダー各社のソフトウェアを活用すれば、ブラックボックス化したアプリケーション資産を可視化したり、ユーザーインターフェースをモダナイズ (GUI化やスマート・デバイス接続など) することが可能です。さらに、他のクラウド・サービスとの API 連携や基幹データを活用した AI の導入も実現できます。これは、IBM i が企業の DX 基盤の中核としての責を果たせるシステムであるからです。

また、IBM i は、若手技術者が習得しやすい Git や Jenkins を利用する CI (継続的インテ グレーション)/CD(継続的デリバリー)環境も整備されていますし、SQL を使ったアプリケーション開発についても多くの実績があります。 

実際に、IBM i と関連ソリューションを用いて DX やモダナイゼーションに取り組まれたお客様は、DX やモダナイゼーションの実現の容易性、既存スキルの活用、安定稼働の観点から、他プラットフォームを使用したモダナイゼーションとの比較において、圧倒的な満足度を得ていらっしゃいます。

今年、日本 IBM は IBM i を活用したモダナイゼーションを広く認知いただくための活動を進めてまいります。

 



3. IBM i 技術者需要の高まりへの日本 IBM の取り組み

2024 年、日本 IBM は IBM i 技術者需要の高まりに対応するために、以下の取り組みを実施いたします。

(1) IBM i 技術者の橋渡し

日本 IBM は、IBM i 技術者の後継者課題にお困りのお客様向けに、販売パートナーである IBM ビジネス・パートナーと協力して、お客様のご要望内容に適合する技術者との橋渡しを行います。この施策により、お客様のご要望に対応できる技術者の紹介を効率的に行います。

(2) IBM i スキルリソースのプール化

日本 IBM は、ソリューション・ベンダーや開発会社と連携し、各社が保有するスキルリソースを把握し、プール化します。この「IBM i 技術者プール」により、お客様の要望内容に適合する技術者を効率的に見つけられるようになります。また、「IBM i 技術者プール」に協力いただいている各社の技術者には、必要なスキルの習得を支援します。

(3) IBM i アプリケーションのモダナイズ・スキルを持つ技術者の育成

日本 IBM とソリューション・ベンダーならびに開発会社は、従来からあるアプリケーションの保守だけでなく、モダナイゼーションの過程でアプリケーションと開発環境をアップ デートするとともに、お客様社内の技術者の育成にも取り組みます。一連の活動を通じて、お客様の満足度の向上と次世代の IBM i 環境の構築を目指します。

(4) IBM i 若手技術者同士による技術の研鑽

日本 IBM は、IBM i の若手技術者を増員するとともに、お客様やビジネスパートナーとのコミュニティー活動に積極的に参加します。若手技術者同士が技術を研鑽し、DX に役立つ最新の技術を習得するための活動を支援し、持続可能な IBM i の未来を築きます。

紹介させていただいた一連の活動により、「お客様満足度が高い IBM i を活用した DX・モダナイゼーションを市場へ浸透させること」を目指します。



4. お悩みごと(後継者課題、次期システム構想)は日本 IBM にご相談ください

ぜひご相談ください。日本 IBM は、後継者課題や次期システムに関する不安をお持ちのお客様をご支援するために、さまざまな選択肢を提供しております。例えば、SE サービスを通じてアプリケーションの保守を行ったり、クラウドサービスとの連携を迅速に構築したり、若手技術者の育成を支援することが、その一例です。

もし、現時点で、お付き合いがある IBM ビジネス・パートナーや開発会社がいらっしゃらない場合は、日本 IBM にご相談いただければ、お客様のご要望に応じて最適な解決策を提案させていただきます。

お客様における後継者課題や次期システムの将来への懸念を解消し、お客様のビジネスを発展させるために、私たち日本 IBM 社員は、全力でサポートさせていただきます。

 

日本アイ・ビー・エム株式会社 
テクノロジー事業本部 
IBM Power 事業部 
事業部長 
原 寛世 



【IBM i担当窓口】

久野朗・高橋由記子(ibmiworld2024@wwpdl.vnet.ibm.com

【ご相談窓口】

このリンクからお問い合わせいただきますと、IBMデジタル・セールス Power製品担当よりご連絡させていただきます。

リンク先の「お問い合わせ内容をご記入ください」の欄に「IBM i 技術者」とご記入いただきますと幸いです。

https://ibm.biz/Bdmjma

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Comments

3 days ago

IBM i ユーザーのみなさま、

AS/400発表時と現代を比較すると新卒人数は半分になってしまいました。。少子高齢化影響をとても感じます。今まで通りというわけにはいろいろな意味でできませんね。

従来枠の中で単独で悩まれていると解決しないことがあると思います。

ぜひ私どもIBMにお手伝いさせてくださいませ。よろしくお願い致します。