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日本IBMグループの社内コミュニティー『Japan Technical Council(JTC)』ってどんな活動をしているの?(後編)

By Jtc Office posted Fri January 20, 2023 03:25 AM

  
本ブログでは、日本IBMグループ社内コミュニティーのJapan Technical Council(JTC)の活動内容をインタビュー形式でご紹介します。
今回はIBMコンサルティング事業本部のJTC事務局長、三田寛之さんのインタビュー後編です。
Japan Technical Council(JTC)の活動概要については、こちらのリンク先「前編」にてご確認ください。

三田さんはJTC事務局の中でどのような役割を担当されているのでしょうか。

私はJTCの事務局長として、JTCコミュニティーの活動方針提示や各アクティビティの推進をリードしています。事務局メンバー、エグゼクティブ、人事などの関係者とコミュニケーションをとり、JTCってこういう目的・ゴールで動いているので、今度こういう企画やりませんかっていう相談をしたりしています。

何をきっかけにJTCとの関わりを持ったのでしょうか。

2018年にJTCの企画で「グローバルラウンドテーブル」という、海外で働いている日本IBM社員の話を聞ける場に参加したのがきっかけでした。元々海外で働くことに強い興味を持っていたので、シンガポールやニューヨークで勤務されている方々の経験談や海外勤務にチャレンジする上でのコツなどの話を聞いて刺激を得たのがとても印象に残ってます。もともとJTCって、色々ニュースレターのメールが届くなという程度の認識だったのですが、こういう「出会いがある場」なんだというのを実感しましたね。

JTC事務局に入ったきっかけは何でしょうか?

当時の事務局長だった浅川真弘さん(現在は日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社執行役員 兼 デジタル事業部長)と元々知り合いで、そのグローバルラウンドテーブルに参加したことをきっかけに事務局活動に興味ないですか、とお誘いいただいたのがきっかけでした。コミュニティー活動の運営自体に興味がありましたし、IBM社内を知る機会になると思って参加させてもらいました。自分はそれまで某金融機関様のシステム保守開発担当をずっと5〜6年ぐらいやっていて、お客様オフィスに常駐だったこともあり、IBM社内の状況って全然わかっていなかったんです。

これまでの活動で印象に残っているものはなんでしょうか。

一つは、事務局メンバーとして最初に担当した「JTCの若手意識調査アンケート」です。年に一度行う数千人規模のコミュニティーメンバー全員向けのアンケートです。当初は大規模なアンケートを企画・集計する経験がなかったのでどうしたら良いか分からなかったのですが、そもそもこのアンケートの「目的」や他の社内アンケートとの「差別化要素」は何だろうということをよく考えましたね。その後、アンケート回答の収集を終え、回答内容やコメントを分析する中で、若手の人たちが何を考えているのか、会社の課題はなんなのかというのがすごく身に入ってきました。活動の成果物であるレポートとして、例年通りの基礎統計に加えて、チャレンジとしてクラスター分析による10のペルソナ(典型的な社員像)分類を足したアンケート結果を作成しました。レポートに対しては反響があり、経営層や人事への個別説明会に発展しました。説明会の場で、レポートから得られる示唆について、こういう意見があったのはこういうふうに活かしていきたいね、という形で経営層や人事にも前向きに受けて止めてもらえました。真剣に取り組んでよかったと思いましたし、若手の声は会社も大切にしているんだというのと体験しました。

もう一つは、事務局長としての活動です。JTLSやJTC Incubate Campなどの活動内容に出張が含まれるものを中心に、対面で参加者が集うのがイベントの醍醐味でしたが、私が事務局長になったタイミングでそういった対面での活動がコロナ対策の影響で全面的に出来なくなりました。コロナ禍の中で今まで当たり前だったことができない、リモートで活動するしかないという中でどうやったらコミュニティーとして価値を出せるかということを試行錯誤し、皆さんにも協力いただいて活動を続けています。試行錯誤の中で良いこともありました。例えば今までは対面だと参加しづらかった地方勤務の方や普段お客様先に常駐されている方の参加者が増えています。リモート前提のコミュニティー活動であるからこその効果だと思いました。

経営層やJTCメンバーから、JTCというコミュニティーに対してのどのようなことが期待されていると思いますか?

経営層からは、彼らが思いつかないような若手のフレッシュなアイデアや企画案を直接伝えるチャンネルとして期待されていると思います。JTCメンバーからは、同世代の横のつながりを強めたいというのが一番なのかと思っています。例年のアンケート結果からも、コロナ禍での対面コミュニケーションが減っていることもあって、同期や同世代の関わりが薄くなっているのが若い方々の課題であることが読み取れました。

JTCの魅力や今後やっていきたいことについて聞かせてください。

社内には様々なコミュニティー活動や社内研修などの学習機会も充実しているので、今後はJTCならではの強みをさらに強調して差別化を図っていく必要があります。私が思うJTCの魅力は、一番は会社の中で普段会えない人と会える場であるということだと思います。事務局メンバーをとっても日本IBMグループの様々な組織からメンバーが集まっており、いろんな事業部にまたがった人の輪が作れることがJTCの魅力です。今後やっていきたいことは、やはり新型コロナの制約が徐々に解除されていく中で、対面とリモートのバランスをとりながら参加者にとって刺激的で学ぶことが多いアクティビティーを作っていきたいですね。



インタビュー・執筆

榛葉 大樹
IBMコンサルティング事業本部
ハイブリッド・クラウド・サービス
松田 智輝
IBMコンサルティング事業本部
ビジネス・トランスフォーメーション・サービス
今 夏紀
IBMコンサルティング事業本部
ハイブリッド・クラウド・サービス

 

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