IBM TechXchange Japan Storage User Community

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注: 当該グループ上でご紹介する情報は、日本アイ・ビー・エム(株)が必ずしも正式なレビューを行ったものではありません。

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ラックスペース削減の一つの回答:超高密度ストレージ IBM Diamondbackのご紹介

By TAKAYUKI KAWASAKI posted Wed December 13, 2023 08:49 PM

  
データセンターのラックスペース削減にお困りではありませんか?
今回ご紹介する記事では、超高密度ストレージのIBM Diamondbackをご紹介します。
IBM Diamondbackは、今年(2023年)4月に発表された全く新しいテープラリブラリー製品です。IBMテープ製品をご存知の方はお気づきかもしれませんが、Diamondbackという名前が、これまでのIBMテープ製品名称であるTSシリーズとは違います。例えば、TS4300は19インチラックに搭載するモジュール連結タイプのテープラリブラリー、TS4500は専用フレームを連結するタイプのテープラリブラリーです。バックアップ・ソフトウェアから見ると一つのテープラリブラリーとして扱えます。一方、IBM Diamondbackはハイパースケーラー(大規模なクラウド事業者など)の要件を取り入れ、OCP(Open Compute Protect)寸法ベースのラック単位に独立しています。容量が増えたら、ラック単位に増設する考え方です。Storage Podとして扱えるコンセプトの製品です。また、ラックの中にLTO-9ドライブを最大14台搭載可能です。LTOテープは、最大1584本収納することができます。1ラックあたり27.8PB(非圧縮時)、69.5PB(圧縮時)のデータを保存できます。IBM Diamondbackは、増え続けるバックアップデータの保存先としてだけではなく、サイバーセキュリティーの観点からも、エアギャップを作れる安全なデータ保存先としても適しています。
 
IBM Diamondbackの主な特徴:
・省スペースかつラック単位(幅600mm、奥行1225mm、高さ2025mm)に設置可能
・短い設置作業時間(テーププリロードオプションの場合、30分)
・既存ラックに影響しないラック増設や保守作業が可能
 
その他、IBM Diamondbackご紹介ページ:
https://www.ibm.com/jp-ja/products/diamondback-tape-library
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