IBM TechXchange Japan Storage User Community

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以降 JSUC と略記、short URL: https://ibm.co/3fV3qzE)とは、お客様やビジネス・パートナー様とIBM専門家が連携し、ストレージについて学び、アドバイスやベストプラクティスを仲間と共有し、製品やコミュニティー・イベントに関する情報を得るためのものです。どなたでも自由にご参加いただけますので是非ご参加ください。JSUCへの登録ガイドはこちらです。

注: 当該グループ上でご紹介する情報は、日本アイ・ビー・エム(株)が必ずしも正式なレビューを行ったものではありません。

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IBMサイバー・レジリエンシー対策ストレージ・ソリューションの最新動向について

By KOHICHIROH KIKURA posted Fri June 23, 2023 04:52 AM

  

ランサムウェアを初めとするサイバー攻撃は、世界中で猛威を奮っており、IBMもお客様をサイバー攻撃から守る為に、サイバー・セキュリティー対策ソリューションとサイバー・レジリエンジー対策のソリューションを用意しています。

下図のように、IBMではNISTのサイバーセキュリティフレームワークの「特定」から「検知」フェーズまでをサイバー・セキュリティー対策ソリューションで、「復旧」フェーズをサイバー・レジリエンシー対策ソリューションでカバーしております。

IBMセーフガード・コピー 」略称SGCは、「復旧」フェーズのIBM DS8000/Flash Systemのストレージ・ハードウェア・ソリューションです。

仕組みとしては、バックアップをサーバーからアクセス出来ないエアギャップ・エリアに、迅速に複数世代取得します。本番データがランサムウェアの被害に遭っても、エアギャップに取得されたセキュアなバックアップから短時間でデータ復旧が可能というものです。

ランサムウェアの感染時に復旧までに平均で3週間以上も掛かるのは、バックアップが有ってもそのデータがランサムウェアに感染しているか否かの判断に時間を要するからです。SGCは、シンプルなソリューションであるが故に、ランサムウェア感染時に短時間でデータ復旧・システム復旧が実現出来るのです。

IBM では、サイバー・セキュリティーとサイバー・レジリエンシーの、双方の準備をお勧めしています。

ロシアのウクライナ軍事侵攻辺りから、サイバー攻撃は戦争色を帯びており、セキュリティ・パッチ等の対策が間に合わないZero Day攻撃が盛んに繰り返されている事から、IBMだけでなく日本国内でも、サイバー・レジリエンシーの必要性が叫ばれています。

例えば、下図は、IBM X-Force脅威レポート 2023年版から、2022年にサイバー攻撃が顕著だったり、割合は小さくても影響が大きかった業種:製造/金融・保険/医療・ヘルスケア業での、監督省庁からのガイドラインやIBMセーフガード・コピー(SGC)の採用実績の有無をまとめたものですが、国内でのサイバー・レジリエンシーの必要がご認識いただけると思います。

最後に、下図でIBMサイバー・レジリエンシー対策ストレージ・バックアップ・ソリューション(SGC)が世界各国で業種を問わず採用されている事をご紹介させていただきます。

非常に競争力が有り、お客様をランサムウェアを初めとするサイバー攻撃から守ることが出来るソリューションと考えております。

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Fri June 23, 2023 05:13 AM

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また、文中のIBM Storage Defenderの説明については、IBM野口の「Storageポートフォリオ〜ブランドの統一と新たな製品展開〜」のブログ、同じ題材のIBM大高の「FlashSystemから始めるランサムウェア対策ソリューション」、IBMサイバー・セキュリティー対策ソリューション(IBM QRadar)とのデモについては「ご存じですか!? Technology Showcase」のブログを参照ください。