WAS 小ワザ集 第5回:ガーベッジ・コレクションの詳細情報を取得する(verbose:gcの設定方法)

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Sat February 12, 2022 11:02 PM

転載者注:以下の内容はWAS Fullプロファイル/WAS Traditionalランタイムについての情報です。Libertyランタイムについての同様の情報については,こちらの文章を参照ください。

オリジナル文章公開日:2011年11月22日

WASが使用するJVMのガーベッジ・コレクションの実行状況を把握したい場合は、verbose:gc(冗⻑ガーベッジ・コレクション)の設定を有効にします。WASではデフォルトではverbose:gcは無効に設定されていますので、管理コンソールから有効に設定してください。

verbose:gcを有効にするには、管理コンソールにログインし、

「サーバー」-「サーバー・タイプ」-「WebSphere Application Server」-「アプリケーション・サーバー名」-「サーバー・インフラストラクチャー:Javaおよびプロセス管理」-「プロセス定義」-「追加プロパティー:Java 仮想マシン」

を選択します。

下記の画面が表示されますので、「冗⻑ガーベッジ・コレクション」にチェックを入れます。

SolarisとHP-UXでは、さらに、JVM汎用引数に以下の記述を追加します。

-XX:+PrintGCDetails -XX:+PrintGCTimeStamps -XX:+PrintHeapAtGC

その後、構成を保管して、アプリケーション・サーバーを再起動してください。

verbose:gcの出力結果は、以下のファイルに書き込まれます。

  • Windows, Linux, AIX : native_stderr.log
  • Solaris, HP-UX : native_stdout.log

詳細については以下のガイドもご参照ください。

Enabling verbose garbage collection (verboseGC) in WebSphere Application Server

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