Libraryで,Transformation Advisor活用ガイドが公開されました。こちらは,昨年作成された資料ですが,developerWorks終了により公開ができていなかったものになります。参照先URLや製品名の変更を反映したものになります。
Transformation Advisorとは
コンテナ技術の普及により,Java EEを利用した業務システムでもコンテナへの移行がさかんに検討されるようになっています。Transformation Advisorは,既存のJava EE環境と,その上で動いているアプリケーションを分析し,WebSphere Libertyを利用してコンテナ環境へ移行するための調査をおこない,移行の難易度を判定するためのツールです。アプリケーションの構成や,移行に必要な修正箇所をレポートしてくれます。また移行に当たって必要なプロジェクトや構成ファイルのひな形を作成してくれる機能もあります。
Java EEの環境のモダナイゼーションをお考えのお客様で,何からコンテナ化をはじめればよいのかを検討中のお客様に最適なツールです。
Transformation Advisorは,以下の環境を対象に分析をおこなうことができます。
- 従来型のWebSphere
- WebSphere Application Server V7.0 / V8.0
- WebSphere Application Server V8.5 Full Profile
- WebSphere Application Server V9.0 traditional
- WebLogic V6.x以降
- JBoss v4.x以降
- Apache Tomcat V6.0以降
また,最新版では以下のIBM製品の移行について調査することも可能です。
- IBM MQ V7以降
- IBM Integration Bus Version 10.0
- IBM App Connect Enterprise Version 11.0
Transformation Advisorの実行には,OpenShift環境,もしくはDocker環境が必要です。Dockerは,Linux版,Windows版,Mac版をサポートしています。どなたでも90日間,無償で試用することができます。また,WebSphere Hybrid EditionやWebSphere Application Server,IBM Cloud Pak for Applicationsなどのライセンスをお持ちのお客様は,IBMからサポートを得ることもできます。