IBM TechXchange Japan WebSphere User Group (日本WebSphereユーザーグループ)

 View Only

Think Japan 2024に参加しました

By Atsushi Kurokawa posted 10 days ago

  

2024年7月11日(木)に日本IBMの一大イベントであるThink Japan 2024がホテル雅叙園東京で開催されました。

今年はお客様とパートナー様が1,300人以上参加され、大盛況で行われました。私はお客様アテンド社員として参加しました。

開始前の受付の写真ですが、その後多くのお客様が来られて、KeyNote1ではメイン会場とリモート会場で分かれて聴講いただきました。

KeyNote1では、IBMが注力する「ハイブリッドクラウド」「データ&AI」「自動化」の3つの領域でのIBMの方向性と戦略をご紹介しました。IBM Graniteのオープンソース化、LLMでのオープンイノベーションを推進するInstruct Labの発表、エコシステム・パートナー様との協業拡大、また、IBM Concertwatsonx AssistantなどAIを組込み進化したIBMテクノロジーの活用により、価値共創の拡大と業務生産性の向上、そして効果的なAI戦略に必要な価値 =信頼性・柔軟性・オープン=をIBMと共に実現いただけることをお伝えしました。Graniteは日本語版も提供されています。

日本IBM 代表取締役社長 山口明夫

IBM 上級副社長 SW 兼 チーフコマーシャルオフィサー ロブ・トーマス

 

その後はお客様とIBM社員との対談、お客様の事例がありました。AIを試験運用から次の段階へ進めるための課題とポイントについて説明を受け、例えば本田技研工業の安原様は、マルチ基盤モデルの重要性と生成AIを活用することでモデリング時間を67%効率化できることを強調しました。その後のブレークアウトセッションでは12のセッションがありお客様の事例の説明がありました。「具体的な事例をもとにプレゼンいただいたので、AIをスピード感をもって進めていく事の重要性が実感できました」など前向きなお客様の声が多かったです。

展示会場(Think Forum)では、最新テクノロジーをご体感いただけるデモやミニシアターを実施しました。また、セッション終了後にネットワーキング・レセプションもあり、お客様とやビジネスパートナー様とIBM社員とでネットワークを行いました。

WebSphereを担当する技術者としてはJavaのコード生成が気になりますが、IBMメインフレーム上のCOBOLをJavaに変換するwatsonx Code Assistant for Zの展示がありました。アプリケーションの中から選択した要素を自動的にリファクタリングしてCOBOLでモダナイズを継続したり、高度にチューニングされた先進の大規模言語モデルを使用した生成AIを活用して、コードをJavaに選択的に変換したりできます。

年内にはEnterprise Javaに特化したwatsonx Code Assistant for Enterprise Java Applicationsも正式提供を予定しています。

最後に雅叙園にも量子コンピューター(IBM Quantum System Two)のレプリカがありました。展示員さんに聞いてみると、箱崎から初めて移動してきたとのこと。移動の成功でこれから出張する機会も多くなりそうです。多くの方が足を止めて、スーパーコンピューターの違いや冷却の仕組み、複雑で綺麗な回路について質問していました。量子コンピューターはこちらから試すことも可能です。

0 comments
16 views

Permalink