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SPSS Statistics Small Tips #08生存時間を分析するKaplan-MeierとCox回帰、そして競合リスクデータの扱い ~ SPSS Advanced Statistics ~ 

Fri January 24, 2025 04:33 AM

生存分析とは、あるイベントが起こるまでの時間の長さに対する分析です。たとえば、患者さんの治療時間や生存期間、登録会員が退会するまでの期間、機械、システム、製品、部品の故障までの時間や寿命の長さ、またローン審査にかかる時間を使用して、イベントの発生を予測する分析手法です。

 

生存分析では、他の統計手法では欠損として扱われてしまうデータを「打ち切り」データとして扱うことができます。「打ち切り」データは、最終的な状態がわからず、かついくつかの情報を含むデータです。たとえば、興味の対象イベントを「肺がんによる死亡」とした場合、「打ち切り」として考えられる状態は以下の通りいくつもあります。

  • 寛解(完治)状態となった
  • 転院してしまった
  • 連絡が取れなくなってしまった
  • 別の疾病・不慮の事故で死亡してしまった

 

生存分析は、イベント(「肺がんによる死亡」など)が発生するまでの時間の長さ(生存時間)を使用する分析であり、その計算には「打ち切り」データが含まれます。

SPSS Advanced Statisticsでは、打ち切りデータのある生存分析を実行することができます。


#SPSSStatistics

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Uploaded - Fri January 24, 2025