EXPERIENCE

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<経歴>
1995 - 2000:データベース管理ソフトウェアベンダーでソリューションアーキテクトとしてデータベースアーキテクチャの提案に従事
2001 - 2007: ビジネスプロセス管理ソフトウェアベンダーでローカリゼーションやプロダクトマネージャーとしてプロダクト開発やアプリケーションアーキテクチャ設計に従事
2007 - 2011: システム管理ソフトウェアベンダーでソリューションアーキテクトとしてインフラ管理や運用技術の提案に従事
2011 - 2013: システム管理ソフトウェアベンダーでビジネスルール管理やアプリケーションポートフォリオ管理のソリューションアーキテクトとして提案に従事
2013 - 2024: Red Hatにてミドルウェア全般のソリューションアーキテクトとしてアプリケーションプラットフォーム全体の設計や最適化提案に従事
2025 5 月- : アジア全体に影響を与えるチーフアーキテクトとして、顧客のエンタープライズアーキテクチャの提案やオープンソースコミュニティの活性化を中心に活動
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DAILY SCHEDULE

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7:30
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起床、庭の水やり、コーヒー
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8:00
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韓国語の勉強
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9:00
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顧客対応や資料準備
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12:00
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昼食&休憩
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13:00
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顧客対応や資料準備
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16:00
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散歩&休憩
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17:00
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タスクの整理と生成 AIとのブレインストーミング(資料のレビューなど)
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19:00
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夕食
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20:00
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映画・ドラマ鑑賞&読書
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24:00
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就寝
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Q&A

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キャリアに関して

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ソリューションアーキテクトという職種を選ばれた理由は?
入社研修後に技術営業に配属されたのがきっかけです。それ以来ずっとソリューションアーキテクトとしてキャリアを築いています。
営業と技術の間で橋渡しをするお客様と深く関わり、テクニカル寄りからパートナー向けまで、さまざまなスタイルのソリューションアーキテクトを経験してきました。
この職種が自分の性に合っており、やりがいを感じています。
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Red Hatでのキャリアの中で、どのようにチーフアーキテクトになったのでしょうか?
2013年にミドルウェア全般のソリューションアーキテクトとして入社、2021年に日本国内で最上位の「プリンシパルアーキテクト」に就任、そして今年、2025年5月にグローバルロールの最上位の「チーフアーキテクト」に就任しました。
国内にとどまらず、アジア全体に貢献したいという思いや、自分のキャリア向上というより、前線に立って新しいことに挑戦したい、組織をより良くしたいと強く思っていたことがチーフアーキテクト就任に繋がったと思います。
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新しいことに挑戦する心構えは?
「最初にやること」に価値があると思っています。成功すれば事例になるし、失敗しても学びがあるので。
また最初にやると、たとえ失敗しても褒められる、だからこそ、率先して新しいことに挑戦しています。
昔から好奇心旺盛で、人がやっていないことに挑戦したくなる性格も関係していると思います。
更に新しいことに挑戦するために直感力を鍛えること(例えば映画鑑賞、読書、キャンプなど)を意識した生活を心がけています。海外勤務や転職もその一環です。
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ロールモデルはいますか?
海外チームのマネージャーで、オープンソースコミュニティに深く関わっているヴィンセントさんです。
彼のように、社内外で価値を生み出す存在になりたいと思っています。
そのために、Red Hatの育成プログラム「Technical Thought Leadership Accelerator」なども活用しながら、次世代のロールモデルを目指しています。
また、彼のように社内外のコミュニティ活動にも力を入れています。
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アーキテクトとして大切にしていることは?
全体を俯瞰して見る力です。
IBMのようにフレームワークを作るのが上手な企業からも学んでいます。
実は「1からはじめるITアーキテクチャー構築入門」も読みました。
各分野を深く極めるよりも、全体最適を考えるアーキテクトでありたいと思っています。

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日々の生活に関して

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駒澤さんの一日は、読書や勉強から始まります。
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韓国語を始めたきっかけは?
K-POP好きな娘の影響と規則的で構造化された韓国語の面白さにエンジニア心がくすぐられ、3年ほど前から学び始めました。
今はNetflixでの韓国ドラマ視聴を通じて学びを深めています。
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Ken’s Cafeについて教えてください
コロナ禍のときに読んでいた本を自分なりに解釈し、5つのテーマ(ビジネスとIT、経済とIT、問題解決とIT、情報工学とIT、社会とIT)に分けてブログにまとめています。
さらにそのブログの内容を一冊の本にもまとめ、一話ずつ動画 ( 自宅で撮影 )にもして、「 Ken's Cafe 」 という Red Hat社員向けにVlog配信をしています。
「カンナムスタイル」から「データ利活用」まで、幅広いテーマを取り扱っており、2025年年明けから開始し、2025年7月で30回超の配信をしております。
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映画鑑賞や読書はどのようなジャンルでしょうか?
ジャンルは特に決めていません。
「木を見て森を見ずにならないように、広い視野で技術を捉える」ことを意識し、技術書だけでなく、経済や国際情勢などマクロな視点の本を読むことで、直感力を鍛えています。
それらを技術とどう結びつけられるかを考えるのが面白いと思っています。
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散歩・休憩をスケジュールに組み込む理由は?
意識的に非デジタルなリフレッシュする時間を確保することによって、新しいひらめきが生まれると感じています。
休日はソロキャンプにもハマっていて、料理の食材を1時間以上かけて選ぶことも楽しみの一つです。
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インタビューを終えての参加メンバーの感想

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自らを「仲間の道を開くため、率先して撃たれて傷を負って帰ってくる人」と表現し、「技術と人の間に立つことが、自分の使命」と仰っていた駒澤さん。
少しでも他の社員にご自身の考えていることを共有していたい想いが伝わってきました。
駒澤さんの考えが詰まった本はRed Hat社内のみ公開されているとのことですが、読んでみたいと思いました。
タイトルに「サバイバルガイド」とあり、ますます興味を持ちました。

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穏やかな雰囲気の中、新しい領域に切り込んでいく熱いチャレンジ精神に刺激を受けた、あっという間の1時間でした。
駒澤さん、ご協力いただき誠にありがとうございました。

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