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パーツモデルを見つけませんか? ~産休・育休どうしたら? 開催報告

By TOMOKO KUWATA posted 11 days ago

  

こんにちは。女性技術者コミュニティーcosmosコアチームです。

cosmosは、技術革新の世界で活躍する女性を支援することを目的として、全社横断的に活動している女性技術者コミュニティーです。

2005年に創設されて以来、女性技術者のネットワーク醸成、技術キャリアの推進、外部団体や学生向けの技術イベントの企画や協力、情報発信などを行っています。

今回は202535日に3社合同イベントとして開催した「パーツモデルを見つけませんか 〜産休・育休どうしたら?〜」の様子を共有いたします。

「パーツモデル」とは

キャリア形成において、将来こうありたいと考える「ロールモデル」が欲しいと考える方は多いと思います。一方で、自分の理想にぴったり重なる「ロールモデル」となる人を探すのは難しいことです。そこで、部分的に自分の理想に重なる「パーツ」を持つ人を「パーツモデル」と定義しました。色々な人の良いと思う「パーツ」を組み合わせることで、自分のありたい姿を描く参考に出来るのではないかと考えています。

イベント概要

今回のイベントでは、「産休・育休」をテーマに、IBMKyndrylRed Hat3社から育休を経験された男性3名、女性3名の計6名のゲストをお迎えし、インタビュー形式でそれぞれの経験や工夫についてお話しいただきました。

具体的な内容としては、以下のトピックが共有されました:

・育休に関する属性(休暇期間、パートナーの勤務形態、親の支援有無)

・育休取得形態と保活

・育休中の過ごし方

・育休からの復職に向けた準備

・育休から復職後の仕事、時短の活用

・会社からのサポート

・家事・育児分担

ゲストの方々から共有された具体的なエピソードや工夫は、これから育休取得を考えている方や、育児と仕事の両立に悩んでいる方にとって非常に参考になる内容でした。また、育休を直接考えていない方にとっても、周りの育休取得者への理解を深めたり、自身の生活に役立つヒントを得たりするきっかけになったと思います。

さらに、QAタイムでは参加者から活発な質問が寄せられただけでなく、ゲスト同士での情報交換も行われ、非常に盛り上がりを見せました。

参加者の声

イベント終了後、アンケートを通じて多くのご意見をいただきました。その中から、良かった点と改善点について代表的なものを抜粋してご紹介します。

良かった点

「育休に関して、具体的な体験談を踏まえて、さまざまな方からのエピソードをお聞きできたのがとても良かった。」

「育休ということで、女性の登壇者がメインかと思いきや、男性の意見も多くお聞きすることができた点が新鮮だった。」

「悩みつつも育児に仕事に真剣に向き合う様子がうかがえ、これから育休を取得される方にはとても励みになった。」

これらのコメントを通じて、イベントが参加者の皆様にとって有意義な学びや新しい視点を提供できたことを嬉しく感じています。

改善点

一方で、今後の改善点として、以下のような貴重なご意見もいただきました。これらを参考に、次回の企画をさらに充実させていきたいと考えています。

・「男性や男性管理職の参加が増えると良い。」

・「事前にアンケートを取ったり、ゲストのバックグラウンドが公開されたりしていたら、もう少し掘り下げた内容になり効果的だったと思う。」

・「プロジェクトワークの人やリモートが難しいケースなどのサンプルがあると良かった。」

・「オンサイトのラウンドテーブル形式での実施も検討してほしい。」

おわりに

今回のイベントでは、育児について男女の垣根を超え、パートナーと協力して「自分ごと」として向き合っている姿勢が多く見受けられ、大変印象的でした。また、多様なバックグラウンドを持つゲストの具体的な経験談や工夫が共有されたことで、育休や復職後の生活をより現実的にイメージできる貴重な機会となったと感じています。

今後もcosmosでは、技術者同士が多様な視点から学び合い、キャリアを支え合える場を提供していきたいと考えています。

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鈴木綾子
cosmos コアメンバー 
日本アイ・ビー・エム株式会社
コンサルティング事業本部 Manager, Senior Advisory Architect
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