昨年度に開催した第一回 cosmos partners 連携会議 in 天城、cosmos partners 情報交換会に続き、第二回 cosmos partners 連携会議 in 天城を 6 月 18 日(水)‐ 19 日(木)の一泊二日の日程で開催いたしました。この記事では第二回 cosmos partners 連携会議について振り返ります。
第二回 cosmos partners 連携会議は、第一回に引き続き続き、日頃から女性技術者の活躍推進に心を砕いている企業・団体が集い、女性技術者活躍推進や、そのためのコミュニティー活動についての情報交換・意見交換とともに、よりよい活動を目指し、課題や解決策について話し合う場として開催されました。皆さまのご支援により、第ニ回を開催することができました。
昨年に引き続き、多くの cosmos partners 企業・団体にご出席いただき、このテーマへの関心の高さが窺われました。ご参加いただいた企業・団体は以下のとおりです。
(五十音順・敬称略)
株式会社アイ・ラーニング |
東京ガスiネット株式会社 |
旭化成エレクトロニクス株式会社 |
株式会社東芝 |
味の素株式会社 |
トヨタ自動車株式会社 |
キオクシア株式会社 |
日本電気株式会社 |
京セラコミュニケーションシステム株式会社 |
株式会社日本能率協会コンサルティング |
コニカミノルタ株式会社 |
マイクロンメモリジャパン株式会社 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 |
UiPath株式会社 |
JFEスチール株式会社 |
コベルコシステム株式会社 |
ソニーグループ株式会社 |
コベルコソフトサービス株式会社 |
ソニーグローバルソリューションズ株式会社 |
株式会社地銀ITソリューション |
国立大学法人 筑波大学 |
りそなデジタル・アイ株式会社 |
上記に、cosmosを構成するキンドリルジャパン株式会社、レッドハット株式会社そして日本アイ・ビー・エム株式会社の三社を加えた25社・団体から総勢44名が出席しました。
二日間にわたる会議のアジェンダは以下のとおりです。
cosmos partnersイベントへの参加が初めての方も多かったことから、最初に全員で自己紹介を行いました。自己紹介では所属企業・団体等の特徴や強みもご紹介いただき、cosmos partners各社の強みや特色について、より一層理解を深める機会となりました。
自己紹介の後、アイデアソンでのディスカッションに向けたインプットとして、cosmos sub-leader 田端とcosmos core member OG、現在はテクノロジー事業部の理事である竹田より「SDGsテーマ及びアイデアソンの実施概要説明」というテーマでの講演を挟み、記念写真を撮影しました。当日は快晴で、夏の訪れを感じるような陽気のもと、明るく印象的な写真を撮影できました。
インプットセッションの後は、いよいよアイデアソンです。検討テーマは事前アンケートをもとに決めた4つのSDGsのゴールに分かれて設定しました。
アイデアソンは、以下のステップを通じて6-7名にcosmosメンバーのファシリテータとスタッフを加えた8-9名のグループによるグループワークと全体での共有・ディスカッションを交互に実施し、アイデアをブラッシュアップさせていきました。
ステップ1 [グループワーク#1] ペルソナの決定と問題定義の実施、定義した問題に対する解決アイデアの創出(90分)
ステップ2 [全体共有・ディスカッション#1] 中間発表(60分)
ステップ3 [グループワーク#2] 前日の中間発表のフィードバックを受けたブラッシュアップ(30分)
ステップ4 [全体共有・ディスカッション#2] 最終発表(60分)
活発なアイデアの創出を促すことを目的に、今回のアイデアソンは以下のルールを設けて実施いたしました。
- 発言およびアイデアの非公開性について:参加者の発言やアイデアは、本人の許可なく外部に持ち出したり、引用・再利用したりすることはありません。
- 発言の自由と相互尊重:あらゆる視点・意見を歓迎し、否定や批判をせず、互いの発言を尊重しましょう。
- 心理的安全性の確保:不安を感じることなく、誰もが自由に発言できる環境づくりにご協力ください。
各チームがテーマのSDGsゴールに対してリアリティのあるペルソナを設定し、参加者の多くが共感する課題に対する解決アイデアの創出がありました。
参加者の所属企業と専門領域が異なることによる多角的な視点でのディスカッションも行われ、各チームで行うワークショップ、全体で行うディスカッション、ともに時間が足りないと感じるほど発見や気づきがあり、充実した二日間となりました。
以下は発表に利用したテンプレートです。
第一回に引き続き、cosmos partners連携会議にご参加いただい皆様の所属企業や団体の技術、専門領域は多岐にわたっており、その輪は広がり続けいています。今回のcosmos partners連携会議ではcosmos partnersの技術、専門領域に限らずバックグラウンドや現在の状況が多種多様であること改めて実感しました。しかし、多種多様な参加者が集ったことにより、共感したり、一緒に解決策を考えたり、各社の制度やカルチャーを共有したりと、有意義な時間を過ごすことができたと感じています。
今回は技術を利用して女性活躍を推進するアイデアの創出を行いましたが、今後もcosmos partnersの枠組みの中で緩やかにつながりながら、女性技術者が活き活きと働ける環境づくりに貢献していきたいと考えています。
来年、第三回cosmos partners連携会議でお会いできるのを楽しみにしています。
参考文献
[1] 第一回cosmos partners連携会議
[2] cosmos partners連携会議
執筆者:cosmos メンバー 澤村はるか
