cosmos day 2024 開催報告
2024年10月24日(木)、cosmos dayが「Redefine, Recharge, Reboot」をテーマに開催されました。自身のキャリアを再定義し、エネルギーを再充電し、キャリアの新しい chapter を拓いていこう、という思いを込めています。
IBM虎ノ門本社、Kyndryl六本木本社、Red Hat恵比寿会場の3拠点からの中継を初めて実施し、リモートとのハイブリッド形式で行われました。外部の企業・団体様19社も加わり、総勢300名を超える方にご参加いただく大盛況のイベントとなりました。
第一部のゲストには薄井シンシア様をお招きし、ご自身の多彩なキャリアをお話しいただきました。会場側も熱気に包まれ、大変盛り上がりました。また、IBM, Kyndryl, Red Hat 3社のエグゼクティブに、女性技術者の更なる活動促進について力強いお話をいただきました。
第二部ではゲストにSakana AIのCo-founderでCTOのライオン・ジョーンズ氏にご登壇いただき、ご自身の経験をふまえて、自分にcapをしないことの大切さをお話しいただきました。Career Reboot ワークショップでは各会場ごとにそれぞれグループに分かれて、変化の多い社会におけるキャリアを考えました。自分を見直す機会になると同時に、社内・社外を問わず多くの交流が生まれました。
会場ではcosmos partner様の活動紹介も行われ、cosmos活動の広がりが感じられました。cosmos day 2024終了後も多くの方が会場に残り、交流する姿が見られました。
来年も多くの方のご参加をお待ちしております。
<報告目次>
cosmos リーダー・メッセージ IBMフェロー 倉島菜つ美さん
cosmos オーナー・メッセージ 日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役社長 山口明夫 さん
Kyndryl Executive Sponsorメッセージ キンドリルジャパン株式会社 代表取締役社長 ジョナサン・イングラムさん
Red Hat Executive Sponsorメッセージ レッドハット株式会社 シニア・ディレクター 佐藤 和喜さん
特別講演 薄井シンシア様 (対談:cosmosアドバイザー井上 裕美さん)
Technical Leaderメッセージ 日本IBM取締役副社長 CTO 森本 典繁さん
Technical Leaderメッセージ Sakana AI Co-Founder, CTO ライオン・ジョーンズ様
Career Reboot ワークショップ
cosmos day 2024 を終えて (リーダー・アドバイザーより)
cosmos リーダー・メッセージ IBMフェロー 倉島菜つ美さん
IBM虎ノ門会場からご参加いただきました。
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「テクノロジーの進歩の速さには目を見張るものがあり、時には常に追い続けることに焦りを感じることもあると思います。 深呼吸をして、自分が何をしたいのか改めて考え、決めたら一歩踏み出すというきっかけになればと、今年のテーマ ”Redefine, Recharge, Reboot” を掲げました。」
とお話しする倉島さん。
ダイバーシティー&インクルージョンは、継続的に取り組むことでそれが企業のカルチャーとなり、結果として誰もがが活き活きと働けるようになるからこそ、組織全体のパフォーマンスが上がるもの、と説明いただきました。すぐに結果を求めるのではなく、継続することが重要、という点が心に残りました。
テクノロジーの急速な進歩が女性技術者にどのような影響を与えるか、については、新たな職業の機会、柔軟な働き方、デジタルジェンダーギャップ、ジェンダーバイアスの4つを挙げ、特に後者2つは女性技術者の活躍によって良い方向に持っていける可能性があるとご指摘。
女性技術者が活躍する上で大切な戦略についても提言いただきました。
また、cosmosの最近の活動についてもご紹介いただきました。
女性技術者に寄り添いながらエールを送っていただく、力強いお話でした。 |
<アンケートコメント>
- DEIは企業カルチャーであり、短絡的にROIに繋がるものではなく、継続して根付いた先に生産性向上や業績向上があるという考えは非常に納得しました。
- cosmosのこれまでの活動や今後の活動について理解でき、また意気込みを感じました。
- テクノロジーの変化の早さに強迫観念を感じる人もいるがそこまで頑張らなくても大丈夫、という言葉に気持ちが軽くなりました。また、「自分の専門性に自信を持って、新しいことに取り組むのでもよし、さらに専門性を深めるのでもよし」、という言葉が刺さりました。
cosmos オーナー・メッセージ 日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役社長 山口明夫 さん
IBM虎ノ門会場からご参加いただきました。
現在が潮目の変わる大きなタイミングに来ていること、多くのことを技術で解決しようとするときに一番大切なのは、様々な多様性を持った人たちが議論してアイディアを出していくことだというメッセージをいただきました。
新しい環境を乗り切るために、オープンなコミュニティで課題を共有して前に進んでいくことに価値があり、cosmosの活動はとても重要である。cosmosやJWCといった社内のコミュニティーは、パーパスを持ち、何のために自分が存在するのかを理解した上で活動している。そうすることで理解者が増えていった、とのお話にとても励まされます。
「cosmosの活動に対して、男性にもっと関心を持ってもらうにはどうすべきか」という質問に対しては、「誰であっても知らないものは怖いもの。技術についても同じです。怖いと思うと使わなくなってしまう。何をパーパスとして活動しているのか、をどんどん発信するのが大事と思います」というお答えをいただきました。
山口さん、温かいお話をありがとうございました。 |
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<アンケートコメント>
- 女性・男性や障害・健常者を区別するのではなく一人一人の個性として多用な背景を持った人が活躍できるようにというお言葉が大変すばらしいと思いました。
- 潮目が変わり、かつてない程大きな波がきているのはまさにその通りで、世界に取り残されないためにも自分の会社でもより柔軟な発想が不可欠であり、また今後ますます横の連携も非常に重要だと感じました。そして、cosmosの活動もサポートというより一緒にやっているというコメントが素晴らしいなと思いました。
- リーダーの方が多様性とイノベーションの相関性について語り、コミュニティー活用を述べられているのは、たいへん印象的でした。ぜひ、継続して、日本社会全体や業界全体にもそのような呼びかけをしていただきたいです。
Kyndryl Executive Sponsorメッセージ キンドリルジャパン株式会社 代表取締役社長 ジョナサン・イングラムさん
キンドリル本社六本木会場からご参加いただきました。
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キャリアを前進させていくために、技術的な専門性を持つこと、前向きにチャレンジに挑むこと、お客様や同僚との長期的な人間関係を保つことの3点を折に触れて見直すことの重要性についてお話をいただきました。
また、女性のキャリア開発に対してどのように男性や周りがサポートできるかについてメッセージをいただきました。
特に、娘を持つ男性社員は、自分の娘だけではなく他の女性たちのAlly(同盟)となりキャリア開発をサポートする責任があることを強調されました。「自分の娘のことを思い浮かべ、そして同僚のことを考えてみれば、何ができるかのヒントになるでしょう」とアドバイスをいただきました。
ジョナサンさん、ありがとうございました。
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<アンケートコメント>
- キャリアを発展させる3大要素は、倉島さんが話された女性技術者の成長戦略とも共通するところがあり、大切な視点だと感じました。
- キャリアの考え方について、今まで知らなかった新しい考え方を知れてよかったです。自身やコミュニティー活動での議論の参考に活用させていただきたいと思います。
- Career Progressionの話は、とても分かりやすかったです。また異文化や親の観点からのアドバイスも、ジョナサンさんならではのメッセージだと感じました。
Red Hat Executive Sponsorメッセージ レッドハット株式会社 シニア・ディレクター 佐藤和喜さん
レッドハット恵比寿会場から代表取締役社長の三浦美穂さんと共にご参加いただきました。
レッドハットは今年からcomsosに参加しています。
レッドハットの文化はオープンソースコミュニティーであり、コミュニティー活動が常に業務の一環にある、ということをご紹介いただきました。そのような文化のもと、「レッドハットがcosmosに参加しないわけない、という勢い」でご参加されたとのことです。
一方で女性技術者の数という観点からは、日本法人であるレッドハット株式会社はまだ寂しい状況にあるとのこと。今回レッドハットからは4人の女性技術者がcosmos運営メンバーとなりました。この4人が中心となり、どんどん女性技術者にアピールしていきたい、学生や、技術を持っているけれど一旦家庭に戻られた方が社会で活躍できるようにしたい、とご表明いただきました。
佐藤さんのメッセージの冒頭では三浦さんからのご挨拶もあり、レッドハットの明るくオープンな雰囲気が伝わる時間でした。
佐藤さん、三浦さん、ありがとうございました。
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<アンケートコメント>
- レッドハット社が女性も主役として活動されているということが良く伝わって気ました。確かに女性社長、という点はこの活動の推進強化においては強みになると感じました。
- 明るい口調でお話頂き、ひきつけられました。技術者が育児などを理由に退職した人がまた職場に戻ってこられる活動もしていきたい、という思いが印象的で、大切な考え方だと感じました。
- 三浦さんとのコンビで明るいトークをありがとうございました。冒頭の山口さんのメッセージを体現するように、楽しみながら、推進されている様子が垣間見れました。これからの段階だとは思いますが、今後の推進活動を共有いただくのも楽しみです。
特別講演 薄井シンシア様
IBM虎ノ門会場からご参加いただきました。
(日本IBMデジタルサービス株式会社代表取締役社長 cosmosアドバイザー 井上裕美さんとの対談形式)
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ご出産後の専業主婦時代、その後の多彩なキャリアについて、情熱的な語り口でお話しいただきました。お子様へ注ぐ愛情、仕事への献身的な姿勢、そして次々に結果を出して先へと進むエネルギーに、聞いている側も熱くなる思いでした。
会場からも質問が相次ぎました。
「変化するためのエネルギーの秘訣は」という質問には「自分のキャパシティーの80%で活動しています。睡眠をよくとって常に余裕を持っているので、何か突発的なことにもすぐ対応できるのです。」と納得の回答をいただきました。
「変化することでリセットされてしまうという恐怖はないですか」という質問に対する回答は、「私は常に自分と対話しています。対話により不安の原因を考えて取り除くというリスクマネージメントをしています。自分にとって何が大切か、自分の価値観は何なのか、という対話をすることで物事の優先順位が分かれば、進むべき道は明確です。この優先順位は人と異なっていてもいいのです」。とても心に響くメッセージでした。
薄井シンシア様、貴重なご講演をありがとうございました。 |
<アンケートコメント>
- 自分でキャリアやパーパスを考えることをしていたつもりでしたが、制約をかけていた自分に気が付きました。もっと自由に自分がやりたいことは何を自問自答していきたいと思いました。
- 前向きなエネルギーに感銘を受けました。また、一番勉強になったところが、何事にもチャンレンジし続けるご姿勢、お客様や周りの人の声を真摯に受け止め、それをベースにすぐにアクションを取られているところ、ご自身の優先順位を常に大切にしているというところです。
- あらためて、リマインド頂いたこと(自分の優先順位を決める、周囲の雑音は無視する、常に余裕を持つ、好奇心を持ち失敗を怖がらない、良く寝て良く食べる)を大切に生きていこうと強く思いました。私も幸せになりたいと思います。
Technical Leaderメッセージ 日本IBM取締役副社長 CTO 森本 典繁さん
森本さんにはビデオメッセージを寄せていただきました。
昨今の技術トレンドと展望についてお話しいただきました。
AIがただ言葉を理解するだけでなく、リーガルや医療など社会の専門的な分野に広がって進化していること、今後は目的別に特化した中小規模のAIへとシフトしていくであろうこと。またそれを支えるハードウェア需要も拡大し、AIスパコンやAIチップなどが発展していくと考えていること。
処理データの増加や消費電力低減の必要性が高まる中、future computing に向けたIBMの戦略的方向性についてもご説明いただきました。現在まさに、以前から投資されていた技術が日の目を見るようになってきた、テクノロジーに根ざして将来を見据えブレない戦略で培っていった技術がIBMの屋台骨である、と力強い言葉。
「cosmosのようなテクニカルコミュニティーの活動はIBMの自由でオープンな社風を形成する重要な要素であり、とてもユニークで価値が高い。
cosmos dayに参加されている皆様と一緒にテクノロジーで明るい未来を作っていきたいです。」
森本さん、前向きで技術者を鼓舞してくれるメッセージをありがとうございます。
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<アンケートコメント>
- 技術にフォーカスしたIBMの方針や社外連携で成し遂げたいことをお話いただき、技術者コミュニティーならではのメッセージをいただけたのがとてもよかったと思います。
- 技術者の世界がジェンダーにとらわれないことを、自然にメッセージされていて良かったです。やはりまだまだminorityである女性技術者は、こうしたメッセージに触れる機会にも少ないのではと思います。どんどん刺激をいただければと思います。
- 森本さんならではの、テクノロジーの将来を見据えたお話は大変勉強になりました。脅威ではなく、オポチュニティとして捉えていきたいです。
Technical Leaderメッセージ Sakana AI Co-Founder, CTO ライオン・ジョーンズ様
IBM虎ノ門会場からご参加いただきました。
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生成AIの性能を飛躍的に高めた論文“Attention Is All You Need“ の共著者であり、Sakana AI の創設者の一人であるライオン・ジョーンズさん。
Googleに入社したのはイギリスでの仕事が見つからなかったことがきっかけとのことです。Googleに受かるとは思っていなかった、もしかしたら、という程度の期待で応募した。それもロンドン勤務だと思っていたのが実際にはカリフォルニアだったとのこと。結果的に論文執筆に繋がったのは、こういった偶然の要素があったから、というエピソードをお話しいただきました。ご自身の経験を踏まえて、「あまり未来について悩んでも仕方ない、まだ何が起こるか分からないのだから。」というメッセージはとてもポジティブです。
“I’m not good enough."と考えるのはやめよう。
経験が足りないから、十分な資格がないから、と考えるのはやめて、チャンスを掴みにいこう。
繰り返し語られるメッセージにはライオンさんの真摯な思いが溢れていました。
ライオンさん、ありがとうございました。
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<アンケートコメント>
- 自らハードルを設定せず、難しいと思う事でも挑戦してみること、自分で自分の可能性をつぶさないことの大切さを感じました。
- すごい人の話をこんなに近くで聞けて感動しました。Googleへの挑戦の姿勢や、会社経営する上でダイバーシティーは大事という考え方、とても共感しました。未来はどうなるかわからないが、とにかく前に進もうと思い元気が出ました!
- 偶発的なキャリアの転機というものは、自分が行動しないと起こらない、とご自身のエピソードをベースに女性達の背中を押してもらいました。Diversity is Powerfulという言葉も胸に刻みました。
Career Reboot ワークショップ
急速に変化する社会と技術革新の中で、キャリア目標を再定義する Career Reboot ワークショップを行いました。
まずはじめに、個人ワークで自身の強み・弱み、外部の機会、脅威と感じるものをそれぞれ列挙するSWOT分析を行った後、少人数のグループで相互フィードバックを行います。再度、個人ワークで”強み×機会”、”強み×脅威”、”弱み×機会”、”弱み×脅威” を検討するSWOTクロス分析を行い、”明日から始められること”、”行動するのがむずかしいこと”を考えます。その後、またグループ内で結果を共有します。
各会場ごとに6人程度のグループを作り、グループごとに割り当てたファシリテーター(ボランティア社員)とサポーターの手助けを借りて進めました。
ワークショップでは、さまざまなキャリアステージにいる参加者の皆様に寄り添える形にするために多くの工夫をしました。皆が同じスタートラインに立つため、ワークショップ冒頭で社会変化や技術トレンドを学ぶミニレクチャーを用意しました。また、学び合いを大事にするため、グループ内対話の時間を多めにとることで、異なる経験や視点を持つ参加者同士が刺激し合い、新しい気づきが生まれる時間を重視しました。
3会場+オンラインでの実施だったため、全体の進行を虎ノ門会場に一元化する、オンラインワークショップのために専用のサポーターをアサインし、サポーターは虎ノ門会場からオンライン参加することで会場との同期をとりやすくする、といった工夫も行いました。また、当日までに入念に準備を行い、事前に出来る限りの参加者リストを作成する、ファシリテーターに事前説明を行うことも徹底しました。
グループ内の対話では、社員・社外問わず沢山のコミュニケーションが生まれました。異なる業種や職種の方と話すことで新しい視点に気づいたというご感想を多く頂いております。
<ワークショップ満足度>
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<アンケートコメント>
- ワークショップを通して、以下に自分が普段漫然と業務をしているかを痛感しました。他の方の意見を聞く中で、ポジティブに仕事と向き合っていくヒントが得られました。
- お会いする機会がなかなか無い業種やキャリアの方とお話しでき、自分に無い様々な観点をいただきました。非常に気づきの多いワークショップでした。
- 自分のキャリアを振り返りながら、これから何をしていくかを考える貴重な機会となりました。また同じテーブルの皆さんのバックグラウンドも様々で、それぞれのキャリアステージにおける不安や悩みを聞きながら、共感することも多く、有意義な時間でした。
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ワークショップ時には、オンサイト会場参加者限定でcosmosロゴマーク入りバインダーも配られました。ワークショップの成果物をバインダーに挟んでお持ち帰り頂きました。
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cosmos day 2024終了後の懇親会でも、多くの交流が生まれました。
3会場およびリモートでcosmos day 2024にご参加いただいた皆様、並びにご協力いただいた皆様、有難うございました。
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cosmos day 2024 を終えて (リーダー・アドバイザーより)
日本IBM IBMフェロー
cosmos リーダー
倉島 菜つ美さん
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今年のcosmos day 2024も大きなトラブルもなく、盛況のうちに完了することができました。それぞれの会場に足を運び、パワフルでパッションに溢れたメッセージをくださった特別講演のシンシアさん、sakana.aiのライオンさん、そしてIBM、Kyndryl、Red Hat各社の社長並びにExecutive Sponsorの皆さまに厚くお礼申し上げます。
大きなトラブルはありませんでしたが小さなトラブルはありました。そのうちの一つだけご紹介しましょう。私が冒頭で30分ほどお話ししたとき、資料のページをクリッカーで送っていましたが、実はこのとき、私が持っていたクリッカーには電源が入っていなかったのです!!実際には資料担当の鈴木さんが私の身振りを見ながら絶妙なタイミングで資料のページを送ってくれていたのでした。私は内心、ちょっとこのクリッカー効きが悪いなーと思いつつ、最後までクリッカーの電源が入っていないことに気が付かなかったのでした。ちょっとしたトラブルを素晴らしい機転で華麗にやり過ごすcosmos運営チームのチームワークのよさが伝わったでしょうか。cosmos運営チームの皆さん、本当にお疲れ様でした! |
日本IBM 技術理事
cosmos サブリーダー
田端 真由美さん
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今回は3拠点開催ということで、私は六本木会場から参加していました。虎ノ門と比べると小規模の会場でしたが、当日飛び入りで男性陣なども加わってくださり、アットホームな感じでよい時間を過ごすことができました。少しトラブルがあっても、すぐに対応できてしまう運営メンバーにさすがと感心しました。シンシアさんのパワーをもらって参加者の皆さんが元気になったように思いますし、その後のワークショップでも前向きな議論ができたのではないでしょうか。リモートでもワークショップを進行しやすいよう企画されていましたので、虎ノ門の熱気をも感じる一体感のあるイベントが開催できたと思います。いつもcosmosをサポートしてくださっている野上さんの配信で、リモートの皆さんにも臨場感をお届けできました。ご参加いただいた皆様、準備してくれたコアメンバー、ご支援いただいた多くの皆様、快くサポートいただいている各社Executiveの皆様に感謝いたします。 |
キンドリルジャパン 理事
cosmos アドバイザー
早舩 由紀さん
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この度、cosmosのアドバイザーを拝命し、非常に光栄に思っています。
技術に長けた皆さんがいらっしゃる中で、果たして私が入らせていただいて何か貢献できるのかと不安でしたが、ネットワークを広げていく1つの媒介となるといった側面もあることを知り、私もそこに貢献したりまた私自身の広がりを持つことにも繋げていけたらと思っております。
アドバイザーを拝命してから初のイベントが先日のcosmos dayでしたが、冒頭のメッセージで、各リーダーから二つのキーワードが印象に残りました。
一つは「オープンソース」、もう一つは「ダイバーシティー」です。
様々なテクノロジーが次々と登場する中で、オープンなもの・未知のものに対しても積極的に取り組む情熱が今後非常に重要になってくると思います。知的好奇心と情熱があることで、吸収力が増していくと強く感じています。「ダイバーシティー」という点で、cosmos day 2024には会社や部門を超えた方々が集まっており、こうした機会はありそうでない非常に貴重なものだと思います。
会場やリモートで皆さんが非常に生き生きと活発にセッションに参加されていること、またその参加者もKyndryl/IBM/Red Hatにとどまらず他社からの参加もあったことは、まさにネットワークの広がりにつながる貴重な機会と体感しました。この機会をうまく活用し、ビジネスグロースや自分のグロースにつなげる場として、皆さんと共に積極的に参加し、今後のcosmosの活動を、自分自身の成長にもつなげていきたいと感じています。 |
執筆:cosmos コアメンバー・アソシエイツ
鈴木祥子・作田みのり・北門美華・村上未紗