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ナレッジモール論文 / 日本IBM技術論文:受賞論文の紹介

By IBM Community Japan 事務局 posted 2 days ago

  

ナレッジモール論文、日本IBM技術論文の受賞論文をご紹介します。
論文のタイトルをクリックすると論文のPDFをご覧いただけます。

2024 ナレッジモール論文 受賞論文

事例型論文
論文タイトル、執筆者 論文紹介
奨励賞 m-SHEL分析を活用した「DXプロジェクトにおける安全な運用変更方法」
ChgNavi4BetterLife合同会社 島林 英一
三井住友信託銀行株式会社 青木 滋
三井住友信託銀行株式会社 首藤 大輔
株式会社ブルーアロー 百目鬼 威朗
本論文では、ITシステム運用の安全な変更方法を具体的な実例を交えて論じたものである。人的要因を分析するm-SHEL分析、客観的に観察するシャドーイング、実機を使わないwalkthroughといった既存手法を組み合わせて安全に分析、計画、検証できるアプローチ方法として整理した。DX推進のゴールとして、本番の安定運用を維持しつつ、オペレータの運用体制(人数、手順、役割)の大きな変更を検討している組織に参考にしていただきたい。
提言型論文
論文タイトル、執筆者 論文紹介
優秀賞 生成AI活用のジレンマとリーンな業務適用方法の提案
三菱総研DCS株式会社 佐藤 洋平
三菱総研DCS株式会社 明永 駿佑
三菱総研DCS株式会社 堀田 真志
三菱総研DCS株式会社 杉山 楓
「ChatGPTを導入したのに、業務での活用が進まない…」というお悩みはありませんか?
実はその原因は、あなたの組織の"優秀さ"にあるかもしれません。この論文では、優れた企業が陥りやすい生成AI活用の罠を明らかにし、AIを「どの仕事」に「どんな手順」で活用すべきかを示すシンプルなフレームワークを提案します。
専門知識がなくても実践できる内容になっています。組織のAI活用でお悩みの方はぜひお読みください。
奨励賞
デジタルプラクティス賞
教育現場へのICT導入を促進する意思決定過程の質的研究
一般社団法人インパクトラボ 戸簾 隼人
一般社団法人インパクトラボ 上田 隼也
立命館大学 サトウ タツヤ
立命館大学 山中 司
本論文は、質的研究により教育現場のICT導入に関する意思決定プロセスを分析し、導入の成功と課題を整理しました。そこでは具体的な意思決定における3つの重要な視点(受益者の体験価値の創出、意思決定者による役割の明示化、受益者すり替えの認識)を提案しています。成功事例だけではなく、導入プロセスが持つ課題に踏み込んでいる点が特徴です。特に教職員、教育政策立案者、教育ICTサービス企業などの方々に読んでいただきたい論文です。
*敬称略。所属等は2024年11月時点の情報です。

2024 日本IBM技術論文 受賞論文

論文タイトル、執筆者 論文紹介
最優秀賞 テープドライブにおけるHRTD復旧時間の短縮
日本アイ・ビー・エム株式会社 岡 摂子
日本アイ・ビー・エム株式会社 澤田 樹
日本アイ・ビー・エム株式会社 宮村 剛志
本論文では、大容量・高速度のストレージであるエンタープライズ向けテープドライブにおいて、テープに保存されたデータへの高速アクセスを実現する手段として用いられているHigh Resolution Tape Directory(HRTD)が失われた際の新たな復旧手段の提案と効果の検証を行っています。
テープドライブがHRTDを用いてデータへのアクセスを行うしくみや、従来手法の利点・欠点などについても解説しているので、今までテープストレージに親しみのなかった方にも興味を持って読んでいただければ幸いです。
優秀賞
デジタルプラクティス賞
テキストマイニングを活用した用途探索手法
日本アイ・ビー・エム株式会社 菊池 秋郎
日本アイ・ビー・エム株式会社 桐ケ谷 昇
日本アイ・ビー・エム株式会社 大和 健太
中国アイ・ビー・エム株式会社 程 智勇
日本アイ・ビー・エム株式会社 鷲澤 俊之
本論では新規事業や新製品開発をご担当される方を対象に、素材や技術の新用途をテキストマイニングを活用して探索する手法を提案しています。数万~数百万件の幅広い領域の特許から、素材・技術、機能特性、用途間の相関に着目して効率的に探索する手法です。従来の発想法や特許検索をベースとする探索手法と比較して多様な領域における用途の発見が可能であり、複数のお客様にて従来手法では見つからなかった新用途の発見に貢献しています。
奨励賞 GraphQLを活用したイベント駆動アーキテクチャーの実装
日本アイ・ビー・エム株式会社 畠村 優
本論文では、これまで論じられていなかった「GraphQLを導入することでイベント駆動アーキテクチャーがノーコードで実現できること」、かつ「GraphQLの様々な特性を活かすことでシステム運用やアプリケーション開発が簡素化されること」の2点について解説しています。 本論文を通じて、GraphQLの特徴をご理解いただき、イベント駆動アーキテクチャーへの適用のみならず、GraphQLがビジネス課題やシステム課題に対するソリューションの1つとして適用できないか、検討いただく契機になれば幸いです。
*敬称略。所属等は2024年11月時点の情報です。

2024 ナレッジモール論文/日本IBM技術論文 最終審査員 

*所属・役職等は2024年11月時点の情報です。
審査委員長
  • 森本 典繁
    日本IBM取締役副社長執行役員 最高技術責任者 兼 研究開発担当
ナレッジモール論文
  • 伊藤 誠 様
    かんぽシステムソリューションズ(株) システムサービス本部 ホストインフラ部 部長
  • 加藤 美千子 様
    SOMPOシステムイノベーションズ(株) 未来保守本部 チーフリーダー
  • 川添 祥宏 様
    みずほリサーチ&テクノロジーズ(株) 技術開発本部 技術開発推進部 ディレクター
  • 齋尾 和徳 様
    三菱総研DCS(株) 経営企画部長
  • 提箸 眞賜 様
    NPO法人 CIO Lounge. 理事
  • 久波 健二
    日本IBM 技術理事 IBMコンサルティング事業本部 ハイブリットクラウド・サービス担当CTO
  • 倉島 菜つ美
    日本IBM IBMフェロー IBMコンサルティング事業本部 ビジネス・トランスフォーメーション・サービスCTO
日本IBM技術論文
  • 石井 旬
    日本IBM 技術理事 エンタープライズAI CTO コンサルティング事業本部金融サービス事業部金融テクニカル・ソリューション
  • 野波 衆太郎
    日本IBM 執行役員 兼 技術理事 テクノロジー事業本部 クライアント・テクノロジー推進担当
  • 福田 剛志
    日本IBM 執行役員 東京基礎研究所 所長
  • 藤田 一郎
    日本IBM バイスプレジデント兼 技術理事 テクノロジー事業本部 テクノロジー・エキスパート・ラボ・デリバリー
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