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ナレッジモール論文 / 日本IBM技術論文 受賞論文一覧

By IBM Community Japan 事務局 posted Mon February 24, 2025 08:57 PM

  

ナレッジモール論文 / 日本IBM技術論文
受賞論文一覧

IBM Community Japanメンバーの皆様を対象とする論文プログラム「ナレッジモール論文」と IBM・IBMグループ社員を対象とする論文プログラム「日本IBM技術論文」の過去の受賞論文をご紹介します。
論文のタイトルをクリックすると論文のPDFをご覧いただけます。

2024年

*敬称略。所属等は2024年11月時点の情報です。

2024 ナレッジモール論文 受賞論文

事例型論文
論文
奨励賞 m-SHEL分析を活用した「DXプロジェクトにおける安全な運用変更方法」
ChgNavi4BetterLife合同会社 島林 英一
三井住友信託銀行株式会社 青木 滋
三井住友信託銀行株式会社 首藤 大輔
株式会社ブルーアロー 百目鬼 威朗
<論文紹介文>
本論文では、ITシステム運用の安全な変更方法を具体的な実例を交えて論じたものである。人的要因を分析するm-SHEL分析、客観的に観察するシャドーイング、実機を使わないwalkthroughといった既存手法を組み合わせて安全に分析、計画、検証できるアプローチ方法として整理した。DX推進のゴールとして、本番の安定運用を維持しつつ、オペレータの運用体制(人数、手順、役割)の大きな変更を検討している組織に参考にしていただきたい。
提言型論文
論文
優秀賞 生成AI活用のジレンマとリーンな業務適用方法の提案
三菱総研DCS株式会社 佐藤 洋平
三菱総研DCS株式会社 明永 駿佑
三菱総研DCS株式会社 堀田 真志
三菱総研DCS株式会社 杉山 楓
<論文紹介文>
「ChatGPTを導入したのに、業務での活用が進まない…」というお悩みはありませんか? 実はその原因は、あなたの組織の"優秀さ"にあるかもしれません。この論文では、優れた企業が陥りやすい生成AI活用の罠を明らかにし、AIを「どの仕事」に「どんな手順」で活用すべきかを示すシンプルなフレームワークを提案します。 専門知識がなくても実践できる内容になっています。組織のAI活用でお悩みの方はぜひお読みください。
奨励賞
デジタルプラクティス賞
教育現場へのICT導入を促進する意思決定過程の質的研究
一般社団法人インパクトラボ 戸簾 隼人
一般社団法人インパクトラボ 上田 隼也
立命館大学 サトウ タツヤ
立命館大学 山中 司
<論文紹介文>
本論文は、質的研究により教育現場のICT導入に関する意思決定プロセスを分析し、導入の成功と課題を整理しました。そこでは具体的な意思決定における3つの重要な視点(受益者の体験価値の創出、意思決定者による役割の明示化、受益者すり替えの認識)を提案しています。成功事例だけではなく、導入プロセスが持つ課題に踏み込んでいる点が特徴です。特に教職員、教育政策立案者、教育ICTサービス企業などの方々に読んでいただきたい論文です。

2024 日本IBM技術論文 受賞論文

論文
最優秀賞 テープドライブにおけるHRTD復旧時間の短縮
日本アイ・ビー・エム株式会社 岡 摂子
日本アイ・ビー・エム株式会社 澤田 樹
日本アイ・ビー・エム株式会社 宮村 剛志
<論文紹介文>
本論文では、大容量・高速度のストレージであるエンタープライズ向けテープドライブにおいて、テープに保存されたデータへの高速アクセスを実現する手段として用いられているHigh Resolution Tape Directory(HRTD)が失われた際の新たな復旧手段の提案と効果の検証を行っています。 テープドライブがHRTDを用いてデータへのアクセスを行うしくみや、従来手法の利点・欠点などについても解説しているので、今までテープストレージに親しみのなかった方にも興味を持って読んでいただければ幸いです。
優秀賞
デジタルプラクティス賞
テキストマイニングを活用した用途探索手法
日本アイ・ビー・エム株式会社 菊池 秋郎
日本アイ・ビー・エム株式会社 桐ケ谷 昇
日本アイ・ビー・エム株式会社 大和 健太
中国アイ・ビー・エム株式会社 程 智勇
日本アイ・ビー・エム株式会社 鷲澤 俊之
<論文紹介文>
本論では新規事業や新製品開発をご担当される方を対象に、素材や技術の新用途をテキストマイニングを活用して探索する手法を提案しています。数万~数百万件の幅広い領域の特許から、素材・技術、機能特性、用途間の相関に着目して効率的に探索する手法です。従来の発想法や特許検索をベースとする探索手法と比較して多様な領域における用途の発見が可能であり、複数のお客様にて従来手法では見つからなかった新用途の発見に貢献しています。
奨励賞 GraphQLを活用したイベント駆動アーキテクチャーの実装
日本アイ・ビー・エム株式会社 畠村 優
<論文紹介文>
本論文では、これまで論じられていなかった「GraphQLを導入することでイベント駆動アーキテクチャーがノーコードで実現できること」、かつ「GraphQLの様々な特性を活かすことでシステム運用やアプリケーション開発が簡素化されること」の2点について解説しています。 本論文を通じて、GraphQLの特徴をご理解いただき、イベント駆動アーキテクチャーへの適用のみならず、GraphQLがビジネス課題やシステム課題に対するソリューションの1つとして適用できないか、検討いただく契機になれば幸いです。

2023年

*敬称略。所属等は2023年11月時点の情報です。

2023 ナレッジモール論文 メンバー部門 受賞論文

事例型論文
論文
優秀賞
デジタルプラクティス賞
コード生成ツールの導入判断のための評価方法の提案
株式会社エクサ 堀 扶
<論文紹介文>
本論文は、AIを用いたコード生成ツールの導入を考える組織や個々の開発者にとって有益な論文です。組織がコード生成ツールの導入を決定する際のリスク評価と効果評価の手法を提案し、具体的な計測結果に基づいてその有効性を検証しています。本論文のアピールポイントは、具体的な評価方法の提示と実際の計測結果に基づく分析により、生成AIの導入を検討する組織が具体的な導入判断を下す際の参考になる点です。
※2024/2/1 Azure OpenAI Studio gpt4-32k にて生成した紹介文を一部加筆訂正して作成しました。
奨励賞 ITインフラ作業の効率化に対する「自動化2.0」の可能性と課題
株式会社トインクス 佐藤 申
<論文紹介文>
株式会社トインクス(以下、当社)で運用しているサーバの台数は、年々増加傾向にあります。この増加に対応するため、サーバの設計・構築のような IT インフラ作業について、今まで以上の効率化が求められています。人的リソースが限られている中で今まで以上の IT インフラ作業の効率化を実現するためには、既存のルー ルや手続きに囚われない業務の変革が必要と考えました。さらなる IT インフラ作業の効率化を実現するため、レッドハット社が提唱する「自動化 2.0」という概念に着目しました。本論文では、自動化 2.0 を実現することで、IT インフラ作業を大幅に効率化可能なことを示します。
提言型論文
論文
優秀賞 アジャイルの受託開発実現に向けて
-アジャイルの受託開発は日本型アジャイルとして浸透できるか-
高山 隆一 (元 株式会社アシスト)
<論文紹介文>
本論は、内製化に舵を切れないユーザー企業のアジャイル開発のあり方への提言です。 この課題設定は、アジャイルは内製開発向きと言われ、受託開発やSIでは実施が難しいという問題意識に基づきます。 多くのユーザー企業は長年ベンダーに業務委託する形でシステム開発を進めてきたため、内製化でアジャイル開発を進められるほどに体制や要員育成が整備できているところは、まだ少ないというのが現状です。このようなユーザー企業が、ベンダーと協力しながらアジャイル開発を進め、将来的に内製化の足がかりとなるようなアジャイルの受託開発の実現を目指します。

2023 ナレッジモール論文 IBM部門 受賞論文

事例型論文
論文
優秀賞 IBM Cloud Pak for Data Db2 マルチクラスターHADRの構築
日本アイ・ビー・エム株式会社 上林 裕之
日本アイ・ビー・エム株式会社 下川 美香
<論文紹介文>
本論文は、異なるリージョンのIBMクラウドVPC環境に構築した IBM Cloud Pak for Data上のDb2間で、データベースの高可用性を実現するHADRを構築するための手順について記述したものです。論文で記述した構成ではIBMクラウドのトランジットゲートウェイやロードバランサーの機能を駆使して、セキュリティー的に保護されたVPC間でのデータベースの高可用性を実現しており、リージョンレベルのクラウドの障害にも対応可能なデータベースの高可用性の構築に役に立てれば幸いです。
奨励賞
デジタルプラクティス賞
Watson の文章解析を用いた保全指示表作成システム
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 伊集院 絵里香
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 丹正 淳文
<論文紹介文>
本論文ではWatson の文章解析機能を使った保全指示表作成システムの開発事例について解説しています。お客様の知見をロジックに組み込み、膨大な情報をシステムで一括解析することで誰でも適切な文書の作成が可能となり、業務効率を向上させたことがポイントです。NLUに対し業界固有の言葉を学習させたWKSのモデルを連携させ、独特な言い回しをもつ文章に対しても精度の高い文章解析ができるように工夫しました。専門文書などの分析・活用をご検討いただくきっかけとなれば幸いです。
提言型論文
論文
優秀賞 数理最適化によるAI Chiplet設計に向けて
日本アイ・ビー・エム株式会社 藤井 亮
日本アイ・ビー・エム株式会社 阪本 正治
日本アイ・ビー・エム株式会社 小西 研司
日本アイ・ビー・エム株式会社 小島 克俊
<論文紹介文>
Chipletとは単一のサブストレートの上に複数の小さなチップを高い集積密度で搭載して、あたかも単一のチップのように機能させる技術の総称です。本論文では、サブストレート上でのチップの配置設計に対して、数理最適化を適用し、通信消費エネルギー量、温度、原価などのトレードオフを最適化するモデルを作成し、有効性を検証しました。微細化が進む半導体チップの設計・製造におけるトレンドを知りたい方、また、設計業務への数理最適化の適用に興味のある方に読んでいただき内容となっております。
奨励賞 外部サービス連携における障害検知と高可用性設計手法
-DX連携における耐障害性の考え方-
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社 長澤 英樹
<論文紹介文>
当論文では、DXの推進をはじめとしたオンプレミスに留まらないシステム間連携における高可用性の維持・設計について記述しています。 従来のモノリシックな構造から可用性要件が異なる外部サービスを取り込んだシステムが一般的になる中、システム構成の複雑化が進み、一旦障害が発生するとより社会生活に重大な影響を及ぼすことは、過去の事例でも明らかです。 当論文では、密結合・疎結合での可用性設計の差、有効な障害検知の評価方法、障害発生時のダメージコントロールの考え方を中心に解説しています。 可用性設計は100%の正解があるわけではなく、当論文が幅広い技術者の方々を巻き込んだ知見の集約の一旦となれば幸いです。

2022年

*敬称略。所属等は2022年11月時点の情報です。

2022 ナレッジモール論文 メンバー部門 受賞論文

事例型論文
論文
最優秀賞
デジタルプラクティス賞
Eメールセキュリティサービスをすり抜ける不審メールの傾向と対策の検討
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ 伊藤 峰行
優秀賞 コロナ禍の重要サービスを支えるコールセンターの挑戦
-「VUCAの世界」で求められる資質と情報システム-
株式会社STNet 宮﨑 陽介
株式会社STNet 斉藤 薫
提言型論文
論文
最優秀賞 高齢化社会を活性化する交流ネットワーク改革の提言
-高齢化社会を豊かにするIT-
PMプロ有限会社 高橋 正憲
TGS 大金 正
親鴨会本部 塚本 明人
キンドリルジャパン・テクノロジーサービス株式会社 野尻 一紀
優秀賞 システムのレガシー化を防ぐ技術継承手法
-技術継承ガイドラインの提唱-
株式会社NTTデータ フィナンシャルテクノロジー 井筒 敬彦

2022 ナレッジモール論文 IBM部門 受賞論文

事例型論文
論文
最優秀賞 機械学習技術の活用によるデータベース運用管理コストの軽減
-Db2 AI for z/OS の有用性を検証する-
日本アイ・ビー・エム株式会社 林 克子
奨励賞
デジタルプラクティス賞
後処理校正プログラムによるAI音声入力システムの性能向上
日本アイ・ビー・エム株式会社 中村 悠馬
日本アイ・ビー・エム株式会社 大沼 貴信
日本アイ・ビー・エム株式会社 服部 礼応
日本アイ・ビー・エム株式会社 中野 宏毅
提言型論文
論文
最優秀賞 テープドライブのデッドトラック数とストップライト数によるキャリブレーション実施条件の適正化
日本アイ・ビー・エム株式会社 宮村 剛志
IBM Corporations Ernest Gale
日本アイ・ビー・エム株式会社 田中 啓介
優秀賞 物体検出における学習データの品質改善手法
日本アイ・ビー・エム株式会社 長井 真吾
日本アイ・ビー・エム株式会社 若林 丈紘

2021年

*敬称略。所属等は2021年11月時点の情報です。

2021 ナレッジモール論文 メンバー部門 受賞論文

論文
最優秀賞 OSS活用による高可用な大規模監視システムの実現
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ 長 勇毅
優秀賞
デジタルプラクティス賞
物流現場の労働力不足の解消とテレワークの実現
-意思決定を支援するロジスティクス・コックピットの構築-
株式会社セイノー情報サービス 吉田 健晃
奨励賞 運送ドライバーのHT業務負荷軽減に関する取り組み
-Android端末の操作性・利便性・可用性の向上-
株式会社セイノー情報サービス 有尾 良樹
奨励賞 実現可否が不確定な機能をアジャイル開発で取り扱う際の考慮事項
三菱総研DCS株式会社 佐藤 洋平
三菱総研DCS株式会社 永田 貴弘
三菱総研DCS株式会社 平井 寛人

2021 ナレッジモール論文 IBM部門 受賞論文

論文
最優秀賞 テープドライブにおけるヘッド位置シフトによる読み出し
日本アイ・ビー・エム株式会社 宮村 剛志
日本アイ・ビー・エム株式会社 岡 摂子
優秀賞 中食産業の生産管理業務を支援する所要量展開システム(要約のみ公開)
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 椙田 千尋
奨励賞 設備段取替えを考慮した生産計画の立案システム(要約のみ公開)
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 白川 俊
日本アイ・ビー・エム株式会社 藤村 裕介
奨励賞 PL/Iアプリケーションを対象にしたコードクローン検出ツールの開発及び評価
日本アイ・ビー・エム株式会社 村上 寛明
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