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IBM API ConnectのAI Gatewayを試してみる

By HIDEO SAITOH posted 25 days ago

  

IBM API ConnectのAI Gatewayを試してみる

2024年6月末に利用可能になった、IBM API Connect on AWS上のAI Gatewayを試してみました。

AI Gatewayについては、外部のAIサービスの利用を管理する機能として新たに追加されました。

AI Gatewayの概要については、こちらを参照ください。

AI Gatewayが利用するwatsonx.aiの情報について

AI Gatewayがwatsonx.aiにアクセスするために必要な、情報は以下の二つになります。

  1. API Key:事前にwatsonx.ai側で設定したAPI Keyになります。
  2. Project ID: watsonx.aiのプロジェクトに設定されているProject IDになります。

API Connectの設定手順

APIの作成

  1. API Connectのホーム画面から、APIの作成を選択します
  2. APIタイプの選択では、OpenAPI 3.0を選択し、AI gatewayを選択し、次へボタンをクリックします
  3. Create API from AI gatewayでは、タイトルにwatsonx.aiと入力し、次へをクリック
  4. watsonx.ai authenticationのIBM Cloud authenticaionのAPI Keyは、事前にIBM Cloudに設定したAPI Keyを設定します
    watsonx.ai.invokeのところでは、watsonx.aiが稼働しているリージョンを設定します
    Operation versionは、watsonx.aiのoperation version(今回は、2023-05-29)を設定して次へボタンをクリック
  5. プロジェクトIDを設定
  6. Rate limitingでは、呼び出し回数やTokenのlimitを設定できます。今回は、Tokenのlimitとして、200/2分で設定します
  7. APIの設定が完了すると下記画面になります

APIを公開する

  1. watsonx.aiで作成したAPIを公開します
  2. 既存の製品を選択し、watsonx.ai-productを選択し、次へをクリック
  3. 公開先として、sandboxを選択
  4. 可視性とサブスクライブ可能性はデフォルトのまま
  5. 公開されるとメッセージが以下のようにポップアップで出てきます

ポータルから製品をサブスクライブ

  1. API Connectの管理画面からSandboxを選択
  2. カタログ設定をクリック
  3. ポータルを選択し、ポータルのURLをコピーします
  4. ポータルのURLにアクセスします
  5. watsonx.ai-productを選択
  6. Default Planをサブスクライブします。アプリケーションの選択では、既存のアプリケーションを選択
  7. レビューとサブスクライブはそのままで、次へをクリック

APIのテスト

  1. コンシューマーカタログの画面よりwatsonx.ai-productを選択
  2. api名のところの、watsonx.aiをクリック
  3. POST /text-generateを選択して、試すタブを選択
  4. bodyのところに下記のデータを入力します
    {
     "input": "入力: IBMの本社はどこにありますか?\n出力:",
     "parameters": {
      "decoding_method": "greedy",
      "max_new_tokens": 200,
      "min_new_tokens": 0,
      "stop_sequences": [],
      "repetition_penalty": 1
     },
     "model_id": "ibm/granite-13b-chat-v2"
    }
  5. 下記のような応答が返ってくれば、テスト成功です

API Connectのダッシュボードを確認

  1. API ConnectのAIの使用のダッシュボードを開きます
  2. 概要レベルのダッシュボードとして、コンシューマー組織の数や合計要求数、合計トークン数、トークンカウントのトレンド、ヒートマップがわかります
  3. 詳細な使用法を選択すると細かい情報が出力されます

AI Gateway for IBM API Connectでは、組織内外で利用する様々な業務アプリケーションとAIサービス間のAPIによる通信を一元管理し、保護するための機能を提供します。この機能により、生成AIの迅速かつ責任のある利用をサポートするだけでなく、リクエストレートの制限やAIサービスからの応答をキャッシュすることにより、AIサービスの利用にかかるコストの削減を期待することができます。

#APIConnect

#watsonx.ai

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