IBM Integration / WebSphereコミュニティMeet-upを開催しました
IBM Integration / WebSphere コミュニティでは、2023年から四半期に一度のペースでコミュニティ Meet-up を開催しています。前回の開催報告はこちらをご覧ください。第4回となる今回は2024年の初開催であり、2月に本社が移転した日本IBMの虎ノ門オフィスで対面(オンサイト)で、2024年3月21日に開催しました。
虎ノ門のIBM Innovation Studio新設にあたり一足早くご招待し、IBMテクノロジーのデモツアーにご参加いただくとともに、コミュニティ内におけるリレーションの醸成・強化を目的として、IBM各組織・ビジネスパートナー様のご紹介や製品の最新動向、共創ワークショップなどの様々なプログラムを通して皆様との交流の機会を設け、30名近い方々とIBM社員で大いに盛り上がりました。
本記事では、その内容の注目ポイントを一部ご紹介いたします。

IBM各組織およびパートナー様ご紹介
Meetupに先立ちましてお互いをよく知ろうということで、日本IBMのTechnology事業本部でApplication Modernicaton領域(Integration/WebSphere)に携わる部署の紹介が行われました。Technical Sales, Customer Success, Client Engineering, IBM System Engineering:ISEと役割は異なりますが、製品技術の専門家集団であり、設計や提案、PoCやデリバリーまで幅広く行っています。また多くのパートナー企業様と一緒に活動を行っており、一部のパートナー様に自己紹介をいただきました。
続いてIBM Championのご紹介です。2024年は、世界60ヵ国から1155人、日本からは昨年比で9%増加し38名の専門家が選出されました。その一人である「IBM Champion for WebSphere」のSOMPOシステムズ株式会社 加藤 博志様よりIBM Championへの参加動機、やってみたいこと、WAS Libertyの採用理由をご紹介いただきました。

IBM Innovation Studio
新たなIBM Innovation Studioでは、プロジェクション・マッピングや、TOKYO NODE VOLUMETRIC VIDEO STUDIOの取り組みにより、キヤノン株式会社のボリュメトリックビデオ技術を活用して名刺上に3Dで自身の小さな分身を表現できるARソリューションでIBMのテクノロジーを体感できる没入型体験空間など、先進のテクノロジーや共創の具体的成果を、楽しみながら、より分かりやすく体感いただきました。

製品最新情報のご紹介
2024年のIBM Automation ポートフォリオは「Application Modernization」と「IT Automation」の2つです。このMeetupでは「Application Modernization」が対象になります。

WebSphere最新情報はIBM 田中が担当しました。「オペレーション」「プラットフォーム」、「アプリケーション」の切り口でLibertyで可能になる3つのモダナイゼーションをご紹介しました。LibertyならPlatform as Codeが容易になり、さらにコンテナイメージのサイズ減少やInstantOnの技術により高速化されています。また、ゼロマイグレーションは他APサーバーにはないメリットになることを説明しました。この時の資料はコミュニティのライブラリで公開されています。

IBM Integration最新情報はIBM恩田とISE松本が担当しました。Integration製品の主な用途として、『ハイブリッド・クラウド統合』を強調し、「API主導の統合」「ハイブリッドクラウド統合」「ハイブリッドクラウド統合」「イベント主導の統合」「高速ファイル転送・動画配信」のアプローチをご紹介しました。製品強化や買収が積極的に行われている領域であり、APIアクセスを容易にするGraphQLを簡単に扱えるAPI Connect Essentials(旧StepZen)も提供しています。

IBM社内で実施したワークショップなどの資料を積極的に当コミュニティーサイトのライブラリーで公開しています。Integration製品とWebSphere製品の資料一覧を作っていますので、是非ご活用ください。
Integration製品 日本語技術資料一覧
WAS Liberty 日本語技術情報一覧
共創ワークショップ 〜つながる価値をデザインしよう〜
IBM Client Engineeringは、お客様の新規サービスの立ち上げやDX推進をスタートアップ企業のようにスピーディーに、かつ大企業のような規模感で、新たな価値をお客様と一緒に共創し、アイディアをコンセプトから現実のものへと具現化するご支援しています。今回はホワイトボードと付箋を使った課題やアイデアを発散・収束する共創ワークショップを体験いただきました。Meetup参加者+ファシリテーター/アドバイザー(IBM)で6チームに分かれました。自己紹介では名前だけでなく、あだ名や趣味を話すことでアイスブレークして活発なワークショップになりました。
テーマは「モダナイゼーション」
システムの課題だけでなく、コミュニケーション不足、テレワークのメリットとデメリット、ノウハウ継承ができていないなど人的な課題も多くありました。それぞれのチームで発表者を一人決め、課題に対するソリューションを発表しました。笑いあり、うなずきあり、対面をワークショップすることに新鮮さを感じる充実した時間になりました。

クロージング
IBMデザイナーの高田(サリー)により今回のMeetupをグラレコ(グラフィックレコーディング)にまとめてもらいました。

最後に東京タワーをバックに、参加者全員で記念撮影をしました。ご参加いただきありがとうございました!

追記
参加者からのアンケートを一部紹介させていただきます。
- 久しぶりの対面での開催だったのが参加のきっかけです。
- 様々なソリューションを知ることができ、興味深かったです。
- IBMの歴史からAIを活用したWatsonなどの製品を実際に見ることができてよかった。
- 製品説明で、従来との変更点や他社との比較で理解を深めることができました。
- デザイン・シンキングの流れに沿って、参加者同士が交流しながら取り組むことができました。
- 普段関わりの少ない方の発想や他社事例を聞ける良い機会でした。
- 他社様とのコミュニケーションが取れたため、交流の場となった。
- 若手の交流があったら参加したいです。
- 製品の最新情報やQ&A対応をしてくれるコミュニティーサイトは活用してみたいと思った。
- コミュニティーサイトを利用します。
以下のURLよりコミュニティサイトをご覧いただけます。
Q&A対応のディスカッション機能の利用方法は、こちらの記事をご参照ください。
次回のMeetupも企画中です。ご参加いただければ幸いです。