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GraphQLとは!? モダンなAPIとして注目されているGraphQLの特徴

By Tomoki Sakuraya posted Fri April 12, 2024 06:48 AM

  
GraphQLは、APIとして広く用いられているREST APIよりも柔軟で効率的なデータ取得を行うことを目的に開発された、オープンソースのデータクエリ言語です。モバイルアプリケーションやWebサービスの高機能化に伴い、取り扱うデータの量も飛躍的に増大しているため、より効率的なデータ取得を行うための手段としてニーズが高まっています。

GraphQLの特徴

1.柔軟なデータ取得が可能

クライアントはエンドポイントに含まれるデータを選択的に取得することができるので、クライアントとGraphQLサーバー間で無駄な通信が発生しません。

2.シングルエンドポイント

必要なデータが複数のデータソースに分散されていたとしても、GraphQLサーバー上のエンドポイントに一度クエリを送信するだけで必要なデータを取得することができます。

3.強力な型システムによって定義される

データ構造はスキーマや型システムによって明確に定義されるため、不正なクエリやデータの混入を防ぐことができます。また、APIの使い方やデータの意味がわかりやすいので、効率的なアプリケーション開発を行うことができます。

4.リアルタイムデータを扱うことができる

サブスクリプション機能を用いることで、リアルタイムにデータの変更を監視することができます。クライアントがGraphQLサーバーにサブスクリプションをリクエストすると、GraphQLサーバーは該当するデータの変更を監視し、データの変更があった際は自動的にクライアントへ変更後のデータを送信します。

GraphQLは、主にバックエンドにあるデータを簡単かつ効率的にフロントエンドのアプリケーションで利用したり、複数のシステムやサイロ化されているデータを統合して、これまで有効利用されていなかったデータを利活用する目的で利用されています。

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