Guardium Data Protection の最新バージョン V12.2 が 2025年 9月 23日にリリースされました。
今回、非常に多くのアップデートがありましたが、ここでは注目の新機能と強化されたポイントについていくつかご紹介致します。
個々の新機能の詳細については、また別途このブログでご紹介していきたいと思っていますのでご期待ください。メンバー登録がまだの方は是非この機会にご登録をお願い致します。
エージェント・レスでログ取得を行うユニバーサル・コネクターが、セントラル・マネージャーによるエンタープライズ・ロードバランシングに対応しました。
kafkaクラスタ構成を取ることで、これまで課題だった冗長化構成をとることが可能となりました。処理を外出し出来るためコレクターの負荷を軽減する効果もあります。現状対応しているのはOracle DBのみですが、今後のサポートDBの拡充にご期待ください。
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Unified Discovery & Classification
クラウド、SaaS、オンプレミス環境の機密データの発見、分類、リスク評価を行う、新しいコンポーネントが追加されました。
Unified Discovery & Classificationは、 Guardium Data Protection のライセンス内でご利用頂くことが出来ます。
DBの脆弱性スキャンを実行するモジュールを、コレクターの外部で実行するコンテナ化されたアプリケーションとして構築できるようになりました。
これにより、大規模環境でもコレクターに負荷を掛けずに高速で脆弱性スキャンを行うことができます。
アクティブ脅威分析の項目として、ポリシールールから独自の検知ルールを作成することができるようになりました。また、ケースの一括クローズ機能や除外リストを用いた自動クローズなど、効率的に運用するための改善が行われました。
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セントラル・マネージャー によるコレクター管理の改善、エンタープライズハブ
エンタープライズハブ (旧 クロスCMヘルス・ビュー) は、従来のアプライアンスやS-TAPのモニターに加えて、各コレクターやアグリゲーターの証明書や構成プロファイルを配布する機能が追加されました。
これにより、各コレクターを一元管理できる項目が増え、管理がますます容易になります。
今回のバージョンアップではこれ以外にも非常に多くのアップデートがありました。もちろん新しいデータベースのサポートやUIの改善なども多く盛り込まれています。ここで紹介した以外のアップデートについては以下のリンクよりご確認頂けます。
進化したGuardium Data Protectionの最新機能をぜひご活用ください。
GDP V12.2 アナウンス・レター
https://www.ibm.com/docs/ja/announcements/guardium-data-protection-122
V12.2 新機能の詳細はこちら
https://www.ibm.com/docs/ja/gdp/12.x?topic=overview-whats-new-in-this-release