Japan Business Automation User Groupとは、IBM Cloud Pak for Business Automationおよびそのコンポーネント製品に関して、技術情報を提供およびディスカッションするための日本語ユーザー・グループです。このページは,以下のURLでもアクセスできます。http://ibm.biz/JPBizAutomationUG developerWorks日本で公開されていたBusiness Automation製品の技術文章をお探しの方はこちらから。旧developerWorks Business Automation日本語版 転載文章一覧※ 本コミュニティはメンバー同士が相互に情報交換を行う場です。発信は個人の見解であり企業を代表するものではありません。
watsonx Orchestrateは様々な業務処理をスキルとして登録し、自然言語により呼び出すことが可能です。
登録したスキルはスキル・カタログから一覧を確認することもできますが、その際に、スキルごとにアイコンを定義しておくことで、スキルの視認性が高まります。今後画面から簡単にアイコン登録可能になる可能性は高いですが、現在のバージョンではOpenAPIファイルによる登録時に指定することが必要です。この記事ではアイコンの指定方法について説明します。
まず、アイコンとして登録するSVGファイルを準備します。SVGファイルはInkscapeなどの様々なツールなどで作成することが可能です。アイコンの解像度は48px四方のものを用意します。今回は以下の様なシンプルなファイルを用意しました。
SVGファイルをOpenAPIファイルに埋め込むのに適した形に最適化します。SVG Optimizerを使用して、以下のコマンドを用いることで最適化することが可能です。ツールの利用方法んについてはリンク先の説明を参照してください。
OpenAPIファイルに埋め込むために、ダブルクォーテーションをエスケープします。以下の様にコマンドを用いるか、エディタなどを用いて置換してもOKです。
sed 's/"/\\"/g' icon.svg > icon-escape.svg
x-ibm-application-icon拡張タグを使用してアイコンを指定することができます。なお、IBM拡張タグには以下の様なものがあります。
以下の様にx-ibm-application-iconタグにエスケープしたSVGファイルの内容を記述します。
watsonx Orchestrateのスキルの追加画面より、OpenAPIファイルを指定してスキルをインポートします。
その後、スキルの拡張画面からアイコンが正しくプレビュー表示されていることを確認します。
この記事ではwatsonx Orchestrateでスキルを登録する際にアイコンを指定する方法について説明しました。アイコンがあることでスキルをカタログから追加する際に該当のスキルを探しやすくなります。
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