IBM TechXchange Japan Business Analytics User Group

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当ユーザーグループはIBM Cognos Analytics(CA), IBM Planning Analytics(PA), watsonx BI Assistant(ChatBI)に関する技術情報を共有・議論するために開設されています。

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〈CA,PA,ChatBI〉【セミナー開催報告】第4回 データ活用促進 Meetup ケーススタディで学び合うCognos & Planning Analytics & watsonx BI

By Kazuma Shimizu posted 8 days ago

  

2025年11月19日(水)、「【第4回 データ活用促進 Meetupケーススタディで学び合うCognos & Planning Analytics & watsonx BI 」を開催いたしました。

本イベントでは実践的な生成AIの活用事例や注目機能の紹介、今後のロードマップなどの最新情報に加えてデザイナーによるデザインシンキングに関するセッションなど、盛りだくさんの構成でお届けしました。今回は過去最大規模となる6セッションとなり、新たな試みとして参加者同士の交流や講師への質問ができる時間をセッション終了後に設けさせていただき、対面イベントならではの交流も実現しました。

イベント概要

  • 日時: 2025年11月19日(水)

  • 形式:オンサイトイベント(事前登録制)

  • 会場:虎ノ門ヒルズステーションタワー31F, IBM Innovation Studio Tokyo

各セッションの内容とお客様の反応

クロスキャット様セッション「PowerPlayの旧機能をCognos AnalyticsのセルフBIへ転換に導いた高価値バージョンアップ事例」

本セッションでは、PowerPlayの旧来機能・運用を前提とした利用から、Cognos AnalyticsによるセルフBIへ転換していく際に、「単なる置き換え」ではなく「価値を高めるバージョンアップ」として推進するための勘どころが共有されました。

実際にプロジェクトを推進していた担当者が感じた生の声や、プロジェクト推進時の課題、そしてどう乗り越えたのかについてご紹介をさせていただきました。このプロジェクトで得られた効果や今後の展望を紹介し、参加者の方も価値や効果を理解いただけたのではないでしょうか。

参加者からのアンケートにも「多段商流にありがちな話しを聞くことができ、有益でした。」や「ユーザとの調整の話が大変参考になりました。」というコメントもあり、非常に有意義な事例セッションとなりました。

Speaker

株式会社クロスキャット
DX事業部アナリティクスサービス部
プロジェクトリーダー 川瀬 侑樹

株式会社クロスキャット
SI事業統括部 SI営業部
朝比奈 快

ISE様セッション「複雑なビジネスデータを料理する!watsonx BIを輝かせる基本のすぐうまレシピ」

チャットBIの価値は「自然言語で聞ける」だけでは決まりません。セッションタイトルが示す通り、watsonx BI を輝かせるには、複雑な業務データをAIが理解できる状態に整えることが重要で、本セッションでは回答精度を高めるためのデータ準備に関する部分を中心にご説明いただきました。

ビジネスユーザーが円滑にチャットをするためにはBIとのコンテクストの共有が鍵となり、watosnx BIはこれを支援する機能を持ち合わせております。

データ準備にまつわる概念についての説明や、watsonx BI上での手順について細かくご紹介いただいたことで、参加者の皆さんは回答精度を高めるためにデータ準備がいかに重要であるかや、具体的な手順の理解いただけたのではないでしょうか。

Speaker

日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社
データマネジメントソリューション, DXセンター
ITスペシャリスト
松永 壮平

最新Planning Analytics情報セッション:「予測AI×分析AIの2大AI機能と使い所の早わかり」&「ついに始動!第1回Planning Analytics国勢調査」

Planning Analyticsで利用できる2つのAI機能について、掛け合い形式でご紹介させていただきました。あわせて今回のユーザーイベントでは新たな取り組みとして、参加者の皆さまに投票いただくPlanning Analytics国勢調査も実施しました。

AIへの注目が高まる中、Planning AnalyticsでもAI機能は着実に拡充されています。本セッションを通じて、「どのような場面で、どの機能を、どう使うと効果的か」というイメージを掴んでいただけたのではないでしょうか。

一方で、AIという言葉に対して「専門知識が必要そう」「自分に使いこなせるか不安」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。Planning AnalyticsのAI機能は、直感的な操作で利用でき、専門的な知識がなくても業務に取り入れやすいよう設計されています。今後のさらなる機能強化にも、ぜひご期待ください。

Speaker

日本アイ・ビー・エム株式会社
データプラットフォーム事業部
テクニカルセールス
山田 明子 / 清水 和真

最新 watsonx BI セッション「watsonx BI 活用最前線、最新アップデートのご紹介」

本パートではwatsonx BI の最新動向として、watsonx BI と Cognos Analytics の活用領域の棲み分けやライセンス費用の考え方についてご紹介しました。後半は参加者の皆さまに、watsonx BI に対する率直な印象や、今後どの領域で活用してみたいかを伺う形で、簡単な質問(投票)も実施しました。

まずお伝えしたのは、watsonx BI が従来のBIツールである Cognos Analytics の「後継」という位置づけではなく、それぞれの強みを活かして役割分担しながら使い分ける製品だという点です。あわせて、想定されるユースケースも交えながら、どのような場面で価値を発揮しやすいかを整理させていただきました。

また、参加者投票では「watsonx BI に期待していること」や「試してみたい業務領域」について多様なご意見をいただきました。現場視点のリアルな声は、今後の情報提供やイベント企画をより良くしていくうえで大変参考になりました。

Speaker

日本アイ・ビー・エム株式会社
データプラットフォーム事業部
テクニカルセールス
角田 厚志 / 清水 和真

最新Cognos情報セッション:「【始まる進化の第3章】待望の弟分リリースを受けてCognos Analyticsはどうなる?どうなった?」

本セッションでは、watsonx BI のリリースを受けて、セルフBIである Cognos Analytics が今後どのように進化していくのかをご紹介しました。watsonx BI の登場により「Cognos Analytics は不要になるのでは?」という声をいただくこともありますが、両製品は競合関係ではなく、それぞれの強みを活かして相互に補完しながら、異なるユーザー層や利用シーンに対応していきます。

当日は、最新アップデートで発表された新機能に触れつつ、今後の Cognos Analytics の機能拡張の方向性もあわせてご説明しました。日々の業務でのセルフBIを支える基盤として、Cognos Analytics が引き続き進化していくことを感じていただけたのではないでしょうか。

最後には、最新の機能拡張の中でどの領域に関心があるかを参加者の皆さまに伺いました。結果として特定の機能に偏ることなく幅広く意見が分かれ、さまざまなニーズが存在することを改めて把握できる貴重なフィードバックとなりました。

Speaker

日本アイ・ビー・エム株式会社
データプラットフォーム事業部
テクニカルセールス
角田 厚志

日本アイ・ビー・エム株式会社
Data & AI Technical Specialist
BI ソムリエ/Dashboard Scientist
木戸 隆治

CSMセッション:IBM Planning Analyticsのためのデザインシンキング」

最後は、「使いやすいレポート/ダッシュボード作り」にもつながるデザインシンキングの実践手法を取り上げました。

レポートやダッシュボード作成では「何から始めればよいか分からない」という声も多い中、本セッションでは進め方をステップに分け、各段階で意識すべきポイントを整理してご紹介しました。これから作成・改善に取り組むうえで、具体的なヒントを持ち帰っていただけたのではないでしょうか。

Cognos Analytics や Planning Analytics では、ユーザーの目的や利用シーンに合わせてレポート/ダッシュボードを柔軟に作り込むことが可能です。ぜひ実際にお試しください。

Speaker

日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部 デザイナー
カスタマー・サクセス・マネージャー
釜谷 尚宏

ネットワーキング&質問会

本イベントから新しい試みとしてイベントの締めくくりとして、参加者同士・登壇者とのネットワーキングおよび質問会の時間を設けました。普段の運用での悩みや、製品の活用・導入検討の観点など、立場の違う参加者が混ざる“Meetupらしさ”が生まれる時間になりました。

大変好評でしたので、次回以降のイベントでも継続して実施させていただければと考えております。

イベント投影資料について

今回の「【第4回 データ活用促進Meetupケーススタディで学び合うCognos & Planning Analytics & watsonx BI」のセッションで投影させていただいた資料はこちらから参照することが可能となっております。

https://community.ibm.com/community/user/viewdocument/capachatbi4?CommunityKey=467b961b-c095-4990-aaed-018e3e147f15&tab=librarydocuments

上記Libraryを参照し資料を閲覧するためには本community siteへの登録が必須となっております。無料で登録可能ですのでぜひこの機会に登録をよろしくお願いします。community siteへの参加登録方法については以下の記事にまとめておりますのでご参照ください。

https://community.ibm.com/community/user/blogs/kazuma-shimizu/2025/01/27/capachatbi

今後の予定

次の第5回目のユーザイベントは来年前半に開催させていただく予定となっております。

今後のイベントや情報公開についての最新情報は、弊社の公式ウェブサイトやニュースレター、community siteを通じてお知らせしますので、ぜひ定期的にご確認ください。

引き続き、Cognos Analytics, Planning Analytics, watsonx BIをよろしくお願いいたします。

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