IBM TechXchange Japan Business Analytics User Group

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当ユーザーグループはIBM Cognos Analytics(CA), IBM Planning Analytics(PA), watsonx BI Assistant(ChatBI)に関する技術情報を共有・議論するために開設されています。

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〈CA,PA,ChatBI〉【セミナー開催報告】第3回 ケーススタディで学び合うCognos & Planning Analytics & watsonx BI データ活用促進 Meetup

By Kazuma Shimizu posted 7 hours ago

  

一昨年12月と昨年8月に開催した第1回・第2回のCognos AnalyticsとPlanning Analyticsのユーザ様/パートナ様向けイベントに続き、第3回目のユーザーイベント「第3回 ケーススタディで学び合うCognos & Planning Analytics & watsonx BI データ活用促進 Meetup」を開催いたしました。

本イベントでは実践的な生成AI活用の取り組みや、注目機能の紹介、今後のロードマップなどの最新情報や製品導入後のお客様を支援する組織によるサポート体制などをご紹介させていただきました。

イベント概要

  • 日時: 2025年8月7日(木)

  • 形式:オンサイトイベント(事前登録制)

  • 会場:虎ノ門ヒルズステーションタワー31F, IBM Innovation Studio Tokyo

各セッションの内容とお客様の反応

事例セッション:「AIによる連携開発がセルフBIを新ステージに導いた!増加する利用者と増大するレポートをAIでマッチングする最新事例」

本セッションではCognos Analyticsに関して、コンテンツタイトル名だけではなくCognosのレポート定義と社内用語集をもとに目的のレポートを検索する最新事例を紹介させていただきました。

これは現場の方目線での「どのレポートを見ればいいのか判断できない」や「目的のレポートに辿り着くまでに時間がかかる」という課題を解消する取り組みで、レポート名がわかっていない場合でも、レポートの内容に関する項目を検索すると容易に該当のレポートにアクセスできるというものになっており、具体的なシステム構成や仕組みについても紹介させていただきました。

この仕組みを実現することによりデータ担当者への問い合わせが減少することによる業務負荷の削減や、現場の方のレポート活用の自由度が増大するというような導入効果を期待することができます。

Cognos Analyticsの事例を通じて理解が深まるセッションとなりました。

Speaker

日本アイ・ビー・エムシステムズ・エンジニアリング株式会社, データマネジメントソリューション, DXセンター, 馬原 愛斗

CSMセッション:「CSMが支えるSaaSオンボーディング支援 〜製造業でのIBM Planning Analytics SaaS導入を例に〜」

続いてのセッションではオンボーディング支援の例を元にCSM(Customer Success Manager)チームがどのようにお客様の製品活用を支援しているのかを紹介ささせていただくセッションを実施しました。

CSMとはCustomer Success Managerの略称で、オンボーデイング・教育・関係構築といった活動を通じて製品を売る人ではなく製品を活かしてもらう人が集まっている組織です。

実際の活動事例では、CSMがお客様とIBMのグローバルチームとの橋渡しとして全体のプロジェクト進行の整理や技術的な支援、言語面での支援を中心にお客様の活用を支援した例を紹介させていただきました。

お客様の製品活用を支援するCSM(Customer Success Manager)という組織への理解が深まるセッションとなりました。

Speaker

日本アイ・ビー・エム株式会社, テクノロジー事業本部, カスタマー・サクセス・マネージャー, 小野 祐作

日本アイ・ビー・エム株式会社, テクノロジー事業本部, カスタマー・サクセス・マネージャー, 野中 佑太

最新wxBI情報セッション:「IBMが提供するチャットBI、watsonx BIが満を持して登場!」

休憩とInnovation Studioツアーの後はついにGAされましたwatsonx BIに関するセッションを実施しました。こちらのセッションではGAに伴いどんな提供プランを想定しているのかの発表や従来型BIからwatsonx BIに置き換えるのではなく、どちらのBIの良さも活きるように共存して利用していくものであるというメッセージもお伝えさせていただきました。

また、後半ではwatsonx BIでは企業独自のデータから精度の高い回答を得るためのデータの準備をどのように実施するのかについて、デモと合わせてご紹介させていただきました。誤った回答を減らし、精度の高い回答を出力させるためにはAIの性能だけではなくデータの準備も非常に重要になってきます。データの準備の過程をお伝えすることができ、具体的なイメージを掴んでいただけたのではないでしょうか。

watsonx BIの最新情報やデータ活用における位置付けなどの理解が深まるセッションとなりました。

Speaker

日本アイ・ビー・エム株式会社, データプラットフォーム事業部, テクニカルセールス, 角田 厚志 / 清水 和真

最新Cognos情報セッション:「Cognos Analytics12.0&12.1でどう変わった?進化の方向性を徹底解説!」&「恒例 第3回Cognos国勢調査 〜最新バージョン12.0&12.1 興味のある機能はどれ?〜」

続いてのセッションではCognos Analyticsの最新情報と、恒例となりました国勢調査を実施しました。

Cognosの最新情報ではパフォーマンス面に関するローカルキャッシュ技術やユーザーの方がより使いやすくなるカスタムコントロール機能について紹介をさせていただきました。さらに管理機能の強化やコンテナ対応に関する説明も実施しました。

国勢調査では第一回目と第二回目の国勢調査の振り返りを実施したのちに「Cognos Analyticsの12.0と12.1、皆さんの心を捉えるコンセプトはどちら?」と「Cognos Analyticsの12.0と12.1の新機能のなかで最も関心があるのは?」という質問をさせていただきました。参加者の皆様からは様々な意見をいただき、満足していることや期待していることやがわかり今後の機能強化やアップデートに向けてとても参考になる国勢調査でした。

参加者の皆様の投票を通じたFBを通してCognos Analyticsの理解や期待が深まるセッションとなりました。

Speaker

日本アイ・ビー・エム株式会社, データプラットフォーム事業部, テクニカルセールス, 角田 厚志

日本アイ・ビー・エム株式会社, Data & AI Technical Specialist, BI ソムリエ/Dashboard Scientist, 木戸 隆治

最新Planning Analytics情報セッション:「Planning Analytics AI assistantを活用した未来の計画業務とアップデート情報」

最後のセッションではIBM Planning Analyticsの機能アップデートを中心に最新情報をお届けしました。

今回はPlanning Analytics Assistant機能を中心に紹介させていただきました。以前から紹介させていただいた自然言語での指示により操作を置き換えに関する説明も改めて実施させていただきましたが、今回は生成AIの技術を使ったクロス集計表やグラフの内容や変化を理解して整理してまとめたり、洞察を提示する新機能についても紹介させていただきました。

今後も継続して機能アップデートが計画されており、既存機能のAI Forecasting機能と併せてこれからのIPAの進化に期待を持っていただけるような内容になったのではないでしょうか。Planning Analyticsの最新機能を通して理解を深めていただくセッションとなりました。

Speaker

日本アイ・ビー・エム株式会社, データプラットフォーム事業部, テクニカルセールス, 清水 和真

イベント投影資料について

今回の「第3回 ケーススタディで学び合うCognos & Planning Analytics & watsonx BI データ活用促進 Meetup」のセッションで投影させていただいた資料はこちらから参照することが可能となっております。

https://community.ibm.com/community/user/blogs/kazuma-shimizu/2025/08/23/capachatbi

上記blogを参照し資料を閲覧するためには本community siteへの登録が必須となっております。無料で登録可能ですのでぜひこの機会に登録をよろしくお願いします。community siteへの参加登録方法については以下の記事にまとめておりますのでご参照ください。

https://community.ibm.com/community/user/blogs/kazuma-shimizu/2025/01/27/capachatbi

今後の予定

次の第4回目のユーザイベントは年内11月中旬あるいは来年前半に開催させていただく予定となっております。

今後のイベントや情報公開についての最新情報は、弊社の公式ウェブサイトやニュースレター、community siteを通じてお知らせしますので、ぜひ定期的にご確認ください。

引き続き、Cognos Analytics, Planning Analytics, watsonx BIをよろしくお願いいたします。

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