IBM TechXchange Japan WebSphere User Group (日本WebSphereユーザーグループ)

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WebSphere/JBoss EAP上でSpring Strutsライブラリーにセキュリティー・サポートを付加

By KAORI ASADA posted 2 days ago

  

企業のミッション・クリティカルなJavaアプリケーションの多くは、Spring Boot 2.xやApache Struts 1.xなど、すでにオープンソース・コミュニティーでのサポートが終了したフレームワーク上で稼働しています。これらのアプリケーションは、セキュリティー・リスクや運用上の不安定性を抱えながらも、移行や再構築には多大なコストと時間がかかるため、現状維持を余儀なくされているケースが少なくありません。

IBMはこのような課題に対し、IBM Library Support for Spring / Strutsという新たなサポートサービスを提供しました。


IBM Library Support for Spring / Strutsの主な特長

  • セキュリティー強化:Spring Boot 2.7.x / 3.2.x、Spring Framework 5.3.x / 6.1.x、Struts 1.1 / 1.3 / 2.5 に対する CVE(Common Vulnerabilities and Exposures) 脆弱性の修正を提供

  • コード変更不要:既存のアプリケーション・ロジックやビルドプロセスを維持したまま、ライブラリーの更新が可能

  • 即時のセキュリティー対策:脆弱性対応を待たずに、IBMのサポートで迅速な修正が可能

  • 柔軟なモダナイゼーション計画:将来的なライブラリー更新を自社のタイミングで計画的に実施でき、業務への影響を最小限に

  • コスト削減:再構築や全面移行に比べて、最小限の投資で最大の保護を実現

  • 開発者の負担軽減:既存の開発環境を維持しながら、安心して運用を継続可能


対象ライブラリー

  • Spring Boot v2.7 / v3.2.x

  • Spring Framework v5.3 / v6.1.x

  • Apache Struts v1.1 / v1.3 / v2.5


対応環境

  • WebSphere Application Server 

  • WebSphere Liberty

  • IBM Runtimes for Business

  • Red Hat JBoss EAP

  • Red Hat JBoss Web Server(Tomcat)

  • Red Hat OpenShiftなど  

(詳細はIBMへお問い合わせください)


IBMをお勧めする理由

IBMは、エンタープライズJavaのリーダーとして、数千の製品と数百万のJavaアプリケーションを支えています。さらに、OpenJ9やLibertyなどのオープンソース技術への貢献を通じて、Javaエコシステムの革新を牽引しています。

  • 信頼性と実績:大規模運用に耐えるJava基盤

  • オープンソースへのコミットメント:ベンダーロックインの回避

  • クラウドネイティブとAI対応:次世代アプリケーションへの対応力

IBM Library Supportは、セキュリティーと安定性を確保しながら、企業が自らのペースでモダナイゼーションを進めるための“橋”となります。今すぐの移行が難しい企業にとって、安心して現在のアプリケーションを継続運用いただけます。


まとめ

IBM Library Support for Spring / Strutsは、レガシーJavaアプリケーションの価値を最大限に引き出しながら、将来のモダナイゼーションへの橋渡しをするソリューションです。コードを書き換えることなく、セキュリティーと安定性を確保したい企業にとって、最適な選択肢となります。


詳細はこちらをご覧ください:
🔗 IBM Library Support for Open-Source 



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