セミナー「勝ち抜くためのITモダナイゼーション 既存資産をローコードで実現」を開催しました
2025年4月24日に日本アイ・ビー・エム虎ノ門本社にて、セミナー「勝ち抜くためのITモダナイゼーション 既存資産をローコードで実現」を開催し、多くのお客様、パートナー様にご参加いただきました。
IBM Hybrid iPaaSの価値、デモ、実際のプロジェクト事例の3つの内容を1.5時間で講演を行いました。
【アジェンダ】
・ローコードで実現するHybrid iPaaSの価値と既存資産の活用
・Hybrid iPaaSを体験!デモで学ぶ最新活用法
・iPaaS提案事例ご紹介
---------------------------------
ローコードで実現するHybrid iPaaSの価値と既存資産の活用
「ローコードで実現するハイブリッドiPaaSの価値と既存資産の活用」をテーマに、企業システム連携の進化と、現在注目されるハイブリッドiPaaSの有効性を解説しました。
1990年代のポイントツーポイント接続からEAI、SOA/ESB、APIエコノミー、マイクロサービス、そして現在のハイブリッド統合に至るまでの変遷を踏まえ、連携技術の重要性と導入の課題を紹介。特に、webMethodsを中核に据えたIBMのHybrid iPaaSは、オンプレとクラウドの連携を単一のUIで実現し、ノーコードによる開発やセキュリティー、業務可視化にも優れる点が強調されました。
また、既存のレガシー資産を活かしつつ、クラウドに参照データを抽出・統合し、業務の効率化とDXを両立できる具体的な手法や、社内に点在する連携ツールの統合によるサイロ解消の可能性についても言及いたしました。
---------------------------------
webMethods integrationの紹介とデモを通じて、最新の業務連携ソリューションを解説しました。ノーコード/ローコードでの開発、豊富なテンプレート、再利用可能なコネクター、一元的な監視機能など、4つの主要な特徴を詳しく説明。Salesforce・Kintone・SharePoint・Slackとの実連携シナリオを用い、iPaaS導入前後の業務効率の違いを比較しました。さらに、Salesforceとの接続設定、独自コネクタの作成方法、実践的なワークフローの構築、アラートやモニタリング機能の使い方などを具体的な操作画面とともにデモ形式で紹介。ビジネス部門でも扱いやすく、柔軟かつ効率的な業務システム連携が可能になる点を解説いたしました。
---------------------------------
iPaaS提案事例ご紹介
コンピューターマネジメント株式会社實光(じっこう)様より、同社が提案・導入したiPaaSソリューションwebMethods Integrationによる業務改善事例を紹介しました。東京の鉄道網を例にとり、情報連携の重要性を説いたうえで、ある大手小売業の契約業務における課題(手作業の多さ・外注費の増加・業務効率の低下)を提示。解決策としてwebMethodsの活用により、システム間連携を自動化し、業務の大幅な効率化とコスト削減を実現されました。導入に際しては、社内の不安や抵抗を乗り越えるためにPOC(実証実験)や関係者の巻き込み、小さな成功体験を重視する推進プロセスを採用。結果、契約処理の自動化や外注ゼロ化、待ち時間ゼロといった3つの「ゼロ」を達成し、DXの本質を体現した導入成功例として紹介しています。
ご参加いただき、ありがとうございました!