IBM TechXchange Integration Group Japan

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IBM webMethods Integration Serverのコンテナ環境への導入

By HIDEO SAITOH posted 9 hours ago

  

IBM webMethods Integration Serverのコンテナ環境への導入

このブログは、RHELに導入されたDocker環境へIBM webMethods Integration Serverの導入手順になります。

前提条件

RHEL 9

IBMidを取得していること

インターネットへの接続ができていること

導入手順

RHELにdockerを導入

  • システムパッケージを最新の状態に更新します。
    sudo dnf update -y


    下記はコマンドを実行した画面になります。環境にもよりますが、数分かかります。



  • Dockerをインストールするために必要なパッケージをインストールします。
    yum-utilsはyum-config-managerユーティリティを提供し、devicemapper-persistent-dataとlvm2はdevicemapperストレージドライバに必要です。
    sudo dnf install -y yum-utils device-mapper-persistent-data lvm2


    下記はコマンドを実行した画面になります。

  • 以下のコマンドを使用して、インストール用の docker リポジトリをセットアップします。これで最新のdockerリポジトリがセットアップされます。Dockerの公式リポジトリ(ここでは「rhel」)を追加します。
    sudo yum-config-manager --add-repo https://download.docker.com/linux/rhel/docker-ce.repo


    コマンド実行結果

  • dnf repolistコマンドで、Docker 用リポジトリが追加されていることを確認します。

  • 最新バージョンのDocker CEをインストールします。
    sudo dnf install -y docker-ce docker-ce-cli containerd.io


    コマンドの実行結果

  • 以下のコマンドを実行してインストールを確認します。Dockerヘルプガイドが表示されます。
    docker

    以下は、コマンドの実行結果になります。
  • Dockerサービスを実行します。
    sudo systemctl start docker

    以下はコマンド実行結果です。

  • Dockerのサービスの自動起動を有効化します。
    sudo systemctl enable docker

    以下はコマンド実行結果です。


  • Dockerが正常稼働しているかどうか確認します。
    sudo systemctl status docker

    以下はコマンドを実行した結果です。
  • Dockerのテストコンテナを実行し、インストールが正常に完了したか確認する。
    sudo docker run hello-world

    下記のメッセージが出力されたら正常にテストできたことになります。

    This message shows that your installation appears to be working correctly.

以下はコマンドを実行した結果です。

  • 以上でDockerのインストールが完了です。

IBM webMethods Integrationの導入

  • Entitlement Keyの準備
    Entitlement Keyを確認します。Entitlement KeyのサイトにはIBMidにてログインします。Entitlement Keyが無い場合は、「Add new key」をクリックしてキーを作成します。作成したキー情報の「Copy」をクリックし、クリップボードにコピーします。

  • コンテナイメージのダウンロードを行うために、IBM Entitled Registryにログインします。
    sudo docker login cp.icr.io -u cp
    Password:<your_entitlement_key>


    以下は、コマンド実行結果です。

  • コンテナイメージをダウンロードします。
    sudo docker pull cp.icr.io/cp/webmethods/integration/webmethods-integrationserver:11.1


    以下は、コマンドを実行した結果です。

  • 以下のコマンドを実行して、コンテナを起動します。
    Dockerコンテナを実行するコマンドは、ポート5555と9999を公開するようDockerに指示します。Dockerコンテナは、コンテナの5555と9999ポートをHOSTネットワークシステムにマッピングします。
    sudo docker run -d \
      --name local-webmethods-integration-server \
      -p 5555:5555 \
      -p 9999:9999 \
      cp.icr.io/cp/webmethods/integration/webmethods-integrationserver:11.1


以下は、コマンドを実行した結果です。環境にもよりますが、起動するのに1分程度かかります。


  • 起動確認
    ブラウザで以下のURLにアクセスし、正常に表示されることを確認する:
    http://localhost:5555

    以下のような画面が表示されれば成功です。


  • ログインします。
    以下の資格情報でログインできます。
    ユーザー名 パスワード
    Administrator manage

    ログインできて、以下の画面がでれば、導入の完了です。

#Docker #Integration

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