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IBM API ConnectのAI Gatewayを試してみる

By HIDEO SAITOH posted Tue August 13, 2024 04:00 AM

  

IBM API ConnectのAI Gatewayを試してみる

2024年6月末に利用可能になった、IBM API Connect on AWS上のAI Gatewayを試してみました。

AI Gatewayについては、外部のAIサービスの利用を管理する機能として新たに追加されました。

AI Gatewayの概要については、こちらを参照ください。

AI Gatewayが利用するwatsonx.aiの情報について

AI Gatewayがwatsonx.aiにアクセスするために必要な、情報は以下の二つになります。

  1. API Key:事前にwatsonx.ai側で設定したAPI Keyになります。
  2. Project ID: watsonx.aiのプロジェクトに設定されているProject IDになります。

API Connectの設定手順

APIの作成

  1. API Connectのホーム画面から、APIの作成を選択します
  2. APIタイプの選択では、OpenAPI 3.0を選択し、AI gatewayを選択し、次へボタンをクリックします
  3. Create API from AI gatewayでは、タイトルにwatsonx.aiと入力し、次へをクリック
  4. watsonx.ai authenticationのIBM Cloud authenticaionのAPI Keyは、事前にIBM Cloudに設定したAPI Keyを設定します
    watsonx.ai.invokeのところでは、watsonx.aiが稼働しているリージョンを設定します
    Operation versionは、watsonx.aiのoperation version(今回は、2023-05-29)を設定して次へボタンをクリック
  5. プロジェクトIDを設定
  6. Rate limitingでは、呼び出し回数やTokenのlimitを設定できます。今回は、Tokenのlimitとして、200/2分で設定します
  7. APIの設定が完了すると下記画面になります

APIを公開する

  1. watsonx.aiで作成したAPIを公開します
  2. 既存の製品を選択し、watsonx.ai-productを選択し、次へをクリック
  3. 公開先として、sandboxを選択
  4. 可視性とサブスクライブ可能性はデフォルトのまま
  5. 公開されるとメッセージが以下のようにポップアップで出てきます

ポータルから製品をサブスクライブ

  1. API Connectの管理画面からSandboxを選択
  2. カタログ設定をクリック
  3. ポータルを選択し、ポータルのURLをコピーします
  4. ポータルのURLにアクセスします
  5. watsonx.ai-productを選択
  6. Default Planをサブスクライブします。アプリケーションの選択では、既存のアプリケーションを選択
  7. レビューとサブスクライブはそのままで、次へをクリック

APIのテスト

  1. コンシューマーカタログの画面よりwatsonx.ai-productを選択
  2. api名のところの、watsonx.aiをクリック
  3. POST /text-generateを選択して、試すタブを選択
  4. bodyのところに下記のデータを入力します
    {
     "input": "入力: IBMの本社はどこにありますか?\n出力:",
     "parameters": {
      "decoding_method": "greedy",
      "max_new_tokens": 200,
      "min_new_tokens": 0,
      "stop_sequences": [],
      "repetition_penalty": 1
     },
     "model_id": "ibm/granite-13b-chat-v2"
    }
  5. 下記のような応答が返ってくれば、テスト成功です

API Connectのダッシュボードを確認

  1. API ConnectのAIの使用のダッシュボードを開きます
  2. 概要レベルのダッシュボードとして、コンシューマー組織の数や合計要求数、合計トークン数、トークンカウントのトレンド、ヒートマップがわかります
  3. 詳細な使用法を選択すると細かい情報が出力されます

AI Gateway for IBM API Connectでは、組織内外で利用する様々な業務アプリケーションとAIサービス間のAPIによる通信を一元管理し、保護するための機能を提供します。この機能により、生成AIの迅速かつ責任のある利用をサポートするだけでなく、リクエストレートの制限やAIサービスからの応答をキャッシュすることにより、AIサービスの利用にかかるコストの削減を期待することができます。

#APIConnect

#watsonx.ai

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