BAW23.0.1での変更点について
BAW23.0.1では様々な機能変更・追加が行われました。代表的な変更点としては以下の様なものがあげられます。
- Traditional環境(非コンテナ環境)でのWorkplaceサポート
- CSHSでの変数の自動生成機能の追加
- マッピングエディタ機能の提供
- ProcessAdminのLook&Feelの変更
この記事では、WorkplaceのサポートProcessAdminの変更について説明します。
なお、その他の詳細についてはドキュメントを参照してください。(https://www.ibm.com/docs/ja/baw/23.x?topic=information-whats-new-in-2301)
非コンテナ環境でのWorkplaceのサポート
これまで、非コンテナ環境では従来型のPortalのみサポートされ、Workplaceを使用することができませんでしたが21.0.3より、Workplaceを利用可能になりました。Workplaceへは/Workplaceでアクセスすることができます。
Workplace
なお、Teamダッシュボードについては、WorkplaceがFederated環境で動作する場合のみ利用することが可能です。
ProcessAdminの変更
ProcessAdminで変更されたのは以下2点です。
- Look&FeelのUpdate
- ProcessInspectorのフィルター機能の追加
では、それぞれの詳細を見ていきましょう。
Look&FeelのUpdate
BAW21.0.3のProcessAdminではこれまでGoogle Web Toolkitを用いて実装されていましたが、今回のリリースよりReactを用いて実装されています。
また、デザインについても他のツールと同様にIBMのCarbonデザインに統一されました。基本的な機能やレイアウトは変更されず、これまでと同様の使い心地でご利用いただくことが可能ですが、左側のペインが省略され、ハンバーガーメニューからアクセスされるようになり全体的にこれまでより広い領域を利用することが可能になりました。
これまでのデザイン
新しいProcessAdmin
ProcessInspectorのフィルター機能の追加
ProcessInspectorはプロセス・インスタンスの詳細情報を確認し、場合によっては停止、削除などが可能なツールです。今回のバージョンより、フィルター条件としてプロセス・インスタンスの開始日が追加されました。これによってより効率的にインスタンスを検索し、処理を行うことが可能になりました。
まとめ
今回の記事ではBAW23.0.1で変更された機能のうち、Workplaceと新しくなったProcessInspectorについて紹介しました。
今回紹介した部分以外にもBAW23.0.1には様々な修正や機能拡張が含まれています。是非新機能を確認いただければと思います。
#BusinessAutomationWorkflow(BAW)#baw