IBM Operational Decision Manager 9.0 がリリースされたので、追加された機能をご紹介します。
IBM Machine Learning の統合
より高度な意思決定を行うために、意思決定サービス内部でMLモデルからの予測を利用することができます。
・MLサービスの呼び出しコードとサンプル
・ルールを自動生成するRule Designerのウィザード
・IBM Cloud Pak for Data - Watson ML で定義されたモデルのサポートすぐに使えるランタイム統合
・チュートリアル
Rule Desinger の新ルール・フロー・エディタ
新しいルール・フロー・エディターは、改善された機能を Rule Designerに提供することで、従来のエディターでの安定性とインターフェースの問題を解決します。
・macOSでのエクスペリエンス向上
・既存のルールフローとの互換性
・従来のレガシーエディターも引き続き使用可能
Decision Center の改善
<ブランチマージ時の意思決定プロジェクト設定の取り扱い>
意思決定プロジェクト設定を含む、すべての差分に関する完全なビューでブランチマージを実行します。
プロジェクトの設定には以下が含まれます :
・カテゴリー
・ダイナミックXOMリファレンス
・エンジン設定
これらの設定はバージョン管理されていないため、以前は含まれていませんでした。
<ビジネスコンソールのライブラリ表示の高速化>
多くの意思決定サービスをリストする際のパフォーマンスの問題を回避するために、「ライブラリー」タブがページ編集されるようになりました。 1 ページに 10 個、50 個、またはすべての意思決定サービスを表示することを選択できます。 矢印ボタンを使用してページを素早く参照し、フィルターを使用して特定の意思決定サービスを検索することができます。 表示されるページ数は、各ユーザーのセッション間で保存されます。 1 つのページに表示できる意思決定サービスの最大数は 500 です。 500 を超える意思決定サービスがある場合、ページ編集は 500 に制限されます。
<その他の改善ポイントと新機能>
ビジネスコンソールのユーザー:
トランザクションのタイムアウトを回避するためのバックグラウンド・プロセスにより、長時間実行されるディシジョン・サービスやブランチ削除の処理が改善されました。
•ルールフローと変数セットの更新がタイムラインに表示されるようになりました。
管理者向け:
•ビジネスコンソールUIを高速化するデータベース分散キャッシュ
•リポジトリデータベースのダンプツールが文書化され、あるDBベンダーから別のDBベンダーへの移行が容易になりました。
開発者向け:
•Decision Centerリポジトリからのルール・レポート作成を自動化する新しいREST API が提供されました。
BAIのサポート
ランタイムイベントの処理と監視
・ランタイム・デシジョン・イベントを発信するための新しいコンフィギュレーションがサポートされました。
BAIダッシュボード
#OperationalDecisionManager(ODM)