IBM Process Mining 1.14.2のSMTPサービス
IBM Process Mining リリース 1.14.2以降、モニターがデータを検出するたびに E メールを送信するように SMTP サービスを構成できます。
IBM Process Miningのモニター機能とSMTPサービスを組み合わせることで、モニターで設定した条件を検出したタイミングなどで、E-mailを送信することができます。
前提条件:
メールを送信するための、E-mailアカウントがあること。
設定手順概要:
- SMTPサービスの作成
- SMTPサービスを使用するためのアクティビティモニターの作成
SMTPサービスの作成
プロジェクトを開き、「モニター」ページに移動します。
「モニター」ページで、「サービスの作成」をクリックします。
「新規サービスの作成」ダイアログで以下の手順を実行します。
- 「サービスタイプ」セクションで、「SMTP」をクリックします。
- 「サービス・タイトル」フィールドにサービスの名前(例えば、Email サービス)を入力します。
- 「SMTPサーバー」フィールドに、SMTPで送信するサーバーの名前を入力します。(例えば、mail.so-net.ne.jp)
- 「ポート」フィールドに、587と入力して、TLSでの使用を設定します。
- 「ユーザー名」フィールドに、Eメール送信もとのEメール・アカウント(例えば、hsaitoh@fd6.so-net.ne.jp)を入力します。
- 「パスワード」フィールドに、Eメール・アカウントのパスワードを入力します。
- 「Eメール・アドレス」フィールドに、「ユーザー名」フィールドで指定したEメール・アカウント・アドレスを入力します。
- 「表示名」フィールドに、送信者として表示する値(例えば、User)を入力します。
- 「セキュア接続 (TLS) の強制使用 (Force use of a secure connection (TLS))」 と 「明示的な TLS の使用 (Use explicit TLS)」 を True に設定し、 「作成」をクリックします。
SMTP サービスを使用するためのアクティビティモニタの作成
アクティビティー ・モニターを作成するには、以下の手順を使用します。
-
「接続パラメーター」 ページで、以下の手順を実行します。
a. 「To」、 CC recipients、およびBCC recipients フィールドで、モニター・イベントの結果を送信する E メール・アドレスを更新します。
b. 「Display name」 フィールドおよび 「From」 フィールドの値は、SMTP サービスで更新された情報に基づいて取得されます。 必要に応じて、値を編集できます。
d. 「接続の検証」 をクリックして接続を検証し、 「作成」をクリックします。
接続の検証を行い、正常に接続できると、下記のような、接続確認用のメールが送付されます。
まとめ
IBM Process Mining 1.14.2のSMTPサービスでは、モニターで検知した内容を通知するために利用できるSMTPのサービスが提供されました。
SMTPサービスが提供される以前は、メール送信のための特別なサービスを自作する必要がありましたが、SMTPサービスでは、簡単な設定で、メール通知を行うことができるようになり、便利になりました。
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