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IBM Process Miningのカスタム・メトリックについて

By HIDEO SAITOH posted Tue August 08, 2023 10:09 PM

  

IBM Process Miningのカスタム・メトリックについて

カスタム・メトリックは、IBM Process Mining 1.14.0に追加された新機能です。

https://www.ibm.com/docs/ja/process-mining/1.14.0?topic=notes-whats-new

カスタム・メトリックは、ビジネス・メトリックを作成するプロセスのケース・レベルでカスタム・ビルド JavaScript コードを作成して独自の指標を作る機能になります。

IBM Process Mining 内の使用可能なデータを使用して JavaScript コードを作成し、ユーザー定義の結果を計算できます。 そのため、カスタム指標を作成するには、 JavaScript 言語と IBM Process Mining のデータ構造をよく理解している必要があります。

IBM Process Miningでは、以下のアクティビティーにカスタム指標を使用できます。
  • プロセス・フィルターの作成
  • プロセス・モデルの比較
  • プロセス統計の表示
  • モデルの規格適合検査
  • 分析ダッシュボードの作成
  • プロセスのバックアップの取得

カスタム・メトリックの作成

カスタム・メトリックを作成するプロジェクトを開きます。今回は、Salesforce Opportunity Managementのプロジェクトにカスタム・メトリックを作成します。

プロジェクトを開き、管理タブのカスタム・メトリックをクリックします。

新規カスタム・メトリックの追加をクリックして、カスタム・メトリックの作成画面を開きます。
カスタム・メトリックの名前と、出力するデータ・タイプおよび、カスタム・メトリックで取得するロジックをPythonで記述します。
今回は、opportunityAmountというカスタムフィールドのデータを取得して、金額によって案件の件数を分類するロジックを記述します。
カスタム・メトリックの名前には、Opportunity Cost Metricsと指定します。
データ・タイプには、ストリングを指定します。
下記のようなPythonコードを記述します。
var customMetric = {
  caseMetric: function(aCase){
      var opportunity = '';
      for(var k = 0 ; k < aCase.size(); k++) {
        var event = aCase.get(k);
        var amount = event.getDoubleCustomAttributeValue('opportunityAmount');
        if (amount < 10000){
          opportunity = '0-10k';
        } else if(amount < 100000){
          opportunity = '10k-100k';
        } else if(amount < 500000){
          opportunity = '100k-500k';
        } else if(amount < 1000000){
          opportunity = '500k-1M';
        } else if(amount < 10000000){
          opportunity = '1M-10M';
        } else if(amount >= 10000000){
          opportunity = '10M+';
        }
      }
      return opportunity;
    }
};

指定した画面は下記のようになります。

この画面上で、テスト・コードのボタンをクリックすると、動作を確認することができます。
テストが成功すると、下記のように結果が出力されます。
うまく動作したら、次へボタンをクリックして、カテゴリーに割り当てます。
今回は、新規に割り当てます。
名称と説明を記入します。わかりやすくするためにアイコンを設定できます。SVG,JPEG,PNGなどのファイルを割り当てられます。
この例では、Salesforceのアイコンが事前にアップロードされているので、こちらを使います。
最後に、作成ボタンで作成が完了します。
作成出来たら、下記のようにカスタム・メトリックが表示されます。
名前(Name)、メトリック・タイプ(Metric Type)、表示(Show)、表示(View)、編集(Edit)、削除(Delete)というものが表示されています。
トグルボタンになっている表示(Show)は、組み込んだカスタム・メトリックを表示させるかどうかを指定するボタンになります。
目のアイコンになっている表示(View)は、作成したカスタム・メトリックを参照するリンクになっています。
カスタム・メトリックを確認するには、統計タブを開くのが簡単です。
100K-500Kの案件が15件あることがわかります。
フィルター機能にもカスタム・メトリックが使えます。
フィルターの追加で、確認していきます。
100k-500kの案件でフィルターをしてみます。
フィルター・タイプで、カスタム・メトリックを選択し、フィルター詳細の定義で、”Opportunity Cost Metrics”を選択し、条件は、”次と等しい”を選択します。条件値は、”100k-500k”を入力します。
フィルターが適用されて、15件の案件が表示されました。
統計情報を見ても、15件になっていることがわかります。

まとめ

カスタム・メトリックを作成することで、独自の指標を作成して分析できることがわかりました。

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