本資料では、オンプレ版Turbonomicをご利用されるユーザー様において、標準で有効化されていないターゲット管理コンポーネント* の追加手順(逆に削除手順)をご紹介します。
* ドキュメントによっては、"mediation"や"probe"と呼ばれますが、同様のコンポーネントとなります。
手順詳細(マニュアル):
https://www.ibm.com/docs/ja/tarm/latest?topic=tasks-optional-enabling-disabling-probe-components
シナリオ①:
Servicenowとの連携を行いたいが、ターゲットの追加メニューに出てこないので、これを有効化したい。
手順例:
1. Turbonomicの仮想マシンへsshログインの上、以下ファイルのservicenow
を編集 (false -> true)
[turbo@node1 ~]$ vi /opt/turbonomic/kubernetes/operator/deploy/crds/charts_v1alpha1_xl_cr.yaml
変更前:
servicenow:
enabled: false
変更後:
servicenow:
enabled: true <<<
2. 更新後のファイルを、kubectl applyコマンドにて適用
[turbo@node1 ~]$ kubectl apply -f /opt/turbonomic/kubernetes/operator/deploy/crds/charts_v1alpha1_xl_cr.yaml
xl.charts.helm.k8s.io/xl-release configured
[turbo@node1 ~]$
3. kubectl get コマンドにて、管理対象のコンポーネント(mediation-xxxx)が起動した事を確認
[turbo@node1 ~]$ kubectl get pod | grep -i service
mediation-servicenow-5bccc44dfd-7nhwr 1/1 Running 0 85s
[turbo@node1 ~]$
4.TurbonomicのUI(Settings -> Target Configuration -> Add Target)より、追加したコンポーネントが選択可能になったことを確認
シナリオ②:
オンプレTurbonomicを導入したところ、Turbonomic自身の稼働についてKubernetesレベルで採取されているが、本来管理したい対象ではないので、こちらを消したい。
※インストール直後で以下の様に見えるTurbonomic自身の関連エンティティは管理不要である為、これを削除したい。
手順例:
1. Turbonomicの仮想マシンへログインの上、以下ファイルのkubeturbo
を編集 (true -> false)
※上記サプライチェーンは、Turbonomic内部のKubernetesを管理した結果として表示されている為、その管理コンポーネント(kubeturbo)を停止する事になります。
[turbo@node1 ~]$ vi /opt/turbonomic/kubernetes/operator/deploy/crds/charts_v1alpha1_xl_cr.yaml
変更前:
kubeturbo:
enabled: true
変更後:
kubeturbo:
enabled: false <<<
2.停止対象のpodが起動中であることを確認
[turbo@node1 ~]$ kubectl get pod | grep -i kubeturbo
kubeturbo-6c7b84f5fb-rp9qj 1/1 Running 0 37m
[turbo@node1 ~]$
3. 更新後のファイルを、kubectl applyコマンドにて適用
[turbo@node1 ~]$ kubectl apply -f /opt/turbonomic/kubernetes/operator/deploy/crds/charts_v1alpha1_xl_cr.yaml
xl.charts.helm.k8s.io/xl-release configured
[turbo@node1 ~]$
4. kubectl get コマンドにて、管理対象のコンポーネント(kubeturbo)が停止した(消えた)事を確認
[turbo@node1 ~]$ kubectl get pod | grep -i kubeturbo
[turbo@node1 ~]$
5. TurbonomicのUI(Settings -> Target Configuration -> Add Target)から、既に登録されている以下の2つのターゲット(Kubeturbo-Turbonomic / Prometheus-Turbonomic)を削除します
6. 10分ほど経過した後、Turbonomic自身の各種エンティティがサプライチェーンから消えたことを確認
※Turbonomic内部では、10分に一度、最新のターゲット構成に基づいたサプライチェーンにリフレッシュされます。
以上