本記事の目的
- IBMの運用高度化の製品にどんな製品があるのかを知る
- 各製品の用途をざっくり把握する
製品紹介
運用高度化に関するIBMの主要コンポーネントは以下の通り。
![](https://dw1.s81c.com//IMWUC/MessageImages/50991233bcc24555a7687a245bb5e84a.png)
IBM Instana Observability
導入方法:
SaaS、Self-Manage
用途:
APM製品。監視対象にエージェントを導入することで監視をする。
メリット:
問題原因の究明や影響範囲の特定が非常に容易になる。
IBM Turbonomic
導入方法:
SaaS、Self-Manage
用途:
VMWareのような仮想基盤、AWS、Azure、GCPのようなパブリッククラウド、そして、InstanaのようなAPM、OpenShiftのようなコンテナ環境にエージェントレスで接続し、アプリケーションからインフラまでのリソース全体を可視化・分析を解析する。
メリット:
コスト最適化が容易になり、結果的にコスト削減につながる。
IBM Cloud Pak for Watson AIOps
導入方法:
Self-Manage
用途:
現在IT 運用で利用されている 様々なツール、ログ、過去対応情報といった非構造化データと、モニタリングやイベント通知などの構造化されたデータのシステム環境全体で提供されるデータに、AIと機械学習を適用し、横串で問題の状況を明らかにする。
メリット:
AI を活用して、障害の予兆検知やイベント管理、障害対応手順の自動化など実現することができる。
IBM SevOne NPM
導入方法:
Self-Manage
用途:
ネットワークの可観測性を実現する。
メリット:
トラフィックの急増などの異常を早期に検知し、解決できる。また、取得したデータをもとにさまざまな観点で可視化・分析を行い、適切な投資判断をサポートする。
Flexera One with IBM Observability
導入方法:
SaaS
用途:
IT資産を最適化する。
メリット:
IBM や Microsoft、Oracle など複数メーカーのソフトウェアの利用状況やライセンスの保有数量を一覧で確認でき、数量の不足や買い忘れ・契約時期などを即座に把握することができる。
IBM Workload Automation
導入方法:
SaaS、Self-Manage
用途:
ジョブ管理ツール。オンプレからクラウドまで エンタープライズ環境のバッチジョブを集中管理する。
メリット:
オンプレからクラウドまで様々な環境を統合管理できる。