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#111【z/OS 3.1変更点】 SDSFジョブ関連パネルでの「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)

  

従来、PARMLIB(ISFPRMxx)メンバーでは、SDSF DA、ST、Hパネルなどジョブ関連パネルでの「C」(CANCEL)、「P」(PURGE)操作を行う際、省略時解釈として「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示することが可能です。

※GROUP CONFIRM (ON) | (OFF) | (ALWAYS)

ON: 「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示(省略時値)

OFF: 「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を非表示

ALWAYS: 「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示、かつ、「SET CONFIRM OFF」コマンドは実行不可

 

(z/OS V2R5の事例)(SET CONFIRM ON

※「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示する際、常に「1」(Process action character)をプリセット

※たとえ「2」を選択した場合でも、その値が保管されることなく、次回のポップアップ表示では「1」をプリセット

【z/OS 3.1の変更点】

■z/OS 3.1 SDSFでは、「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示する際、番号「1」(Process action character)のプリセットは行われません。

※ポップアップに対して「エンター」しただけでは、「Enter required field」のエラー・メッセージ出力(事例①)

■例えば、「C」(CANCEL)操作時に出力された「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)で、「1」と「Retain last selection」を同時選択(/)すれば、同一パネルでの「C」(CANCEL)、「P」(PURGE)操作では、その状態が維持されます。(事例②)

(z/OS 3.1の事例)(SET CONFIRM ON

■idea( ZOS-I-2860)の解決 ➡ z/OS SDSF CONFIRM(ALWAYS) with ABORT choice by default

 

【考慮事項】

■「C」(CANCEL)、「P」(PURGE)操作によらず、「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)での指定内容は、同一パネルでの「C」、「P」操作に限り、その状態が維持されます。

■別パネルでのポップアップ表示、別SDSF論理セッションの開始、SDSFセッションの終了後は、「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)の指定内容は引き継がれません。

※別パネルに遷移したタイミングで、指定内容は失われます

以上