従来、PARMLIB(ISFPRMxx)メンバーでは、SDSF DA、ST、Hパネルなどジョブ関連パネルでの「C」(CANCEL)、「P」(PURGE)操作を行う際、省略時解釈として「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示することが可能です。
※GROUP CONFIRM (ON) | (OFF) | (ALWAYS)
ON: 「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示(省略時値)
OFF: 「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を非表示
ALWAYS: 「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示、かつ、「SET CONFIRM OFF」コマンドは実行不可
(z/OS V2R5の事例)(SET CONFIRM ON)
※「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示する際、常に「1」(Process action character)をプリセット
※たとえ「2」を選択した場合でも、その値が保管されることなく、次回のポップアップ表示では「1」をプリセット
【z/OS 3.1の変更点】
■z/OS 3.1 SDSFでは、「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)を表示する際、番号「1」(Process action character)のプリセットは行われません。
※ポップアップに対して「エンター」しただけでは、「Enter required field」のエラー・メッセージ出力(事例①)
■例えば、「C」(CANCEL)操作時に出力された「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)で、「1」と「Retain last selection」を同時選択(/)すれば、同一パネルでの「C」(CANCEL)、「P」(PURGE)操作では、その状態が維持されます。(事例②)
(z/OS 3.1の事例)(SET CONFIRM ON)
■idea( ZOS-I-2860)の解決 ➡ z/OS SDSF CONFIRM(ALWAYS) with ABORT choice by default
【考慮事項】
■「C」(CANCEL)、「P」(PURGE)操作によらず、「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)での指定内容は、同一パネルでの「C」、「P」操作に限り、その状態が維持されます。
■別パネルでのポップアップ表示、別SDSF論理セッションの開始、SDSFセッションの終了後は、「Confirm Action」ポップアップ(ISFDCON)の指定内容は引き継がれません。
※別パネルに遷移したタイミングで、指定内容は失われます
【追加情報: 2024/09/17】
#136【z/OS 3.1変更点】 SDSFバッチ・ジョブ実行時における「Confirm Action」ポップアップ表示の悪影響(修正策あり)
https://community.ibm.com/community/user/ibmz-and-linuxone/blogs/shigeki-kimura1/2024/09/17/sharing-zos-upgrade-info-by-professor-kimura-136j
以上