IBM TechXchange Japan Storage User Community

Japan Storage User Community(以降 JSUC と略記)とは、IBM System Storage 製品に関して、ユーザー間や日本IBMおよびビジネス・パートナーの専門家と連携し、ストレージについて学び、アドバイスやベストプラクティスを仲間と共有し、製品やコミュニティー・イベントに関する情報を得るためのものです。

どなたでも自由にご参加いただけますが、情報提供については主として日本アイ・ビー・エム(株)およびその関連会社の社員が行います。 ご要望に応じてお客様あるいはビジネス・パートナー様にも情報提供にご参加いただけますので管理者までご連絡ください。(short URL: https://ibm.co/3fV3qzE

JSUCへの登録ガイドはこちらです。

JSUC は、IBM Storage Community 配下に多数作成されている世界各国ユーザー・グループの一つとして運営されています。

注: 当該グループ上でご紹介する情報は、日本アイ・ビー・エム(株)が必ずしも正式なレビューを行ったものではありません。


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IBM FlashSystem はデータのお引越しが得意!その 2

By TERUHIKO KURAHASHI posted Wed November 29, 2023 03:18 AM

  

IBM FlashSystem 以外のストレージ機種をお使いの方、必見です!

前回のブログでは、移行元/先のストレージが共に IBM FlashSystem であるケースでのデータ移行(データのお引っ越し)について扱いました。サーバーから IBM FlashSystem へのアクセスを継続したまま、新しい機種の IBM FlashSystem と入れ替えることができます。

では、使っているのストレージが IBM FlashSystem ではない場合はどうでしょう? 

実は IBM FlashSystem は、IBM 以外のストレージ装置からのお引っ越しも得意です!

既存のストレージが IBM FlashSystem ではない場合、以下の図のような流れでお引越しができます。

アクセス停止時間を最小限に抑えられることがポイントです。

上の図の 2 の状態は、既存ストレージとサーバーの間に、引っ越し先となる IBM FlashSystem を挟み込んだ状態です。 この時点で、既存のストレージのデータに対して  IBM FlashSystem を「素通し状態」でアクセスを再開できます。 図の 2 の時点ではデータの保管先は、既存ストレージのままです。

一番時間がかかるデータ・コピーは、アクセスを再開した後でじっくりやる(上の図の 3)、というアプローチができます。

データ移行はストレージ・インフラにとっては一大イベントですが、アプリケーション/サービスには最小の影響で実施したいですね。

(以下は詳細な補足です。)

  • 上の図の2 で挟み込んだ状態となっているのは、IBM FlashSystem の仮想化機能で実現します。 IBM FlashSystem の仮想化機能は、外部のストレージ装置をまるで IBM FlashSystem の内蔵ドライブのように扱うことができます。
  • IBM FlashSystem では  500を超える機種のストレージ装置を仮想化することができます。その大多数は IBM 以外のストレージ装置です。 世の中のストレージ装置で、ここまで仮想化ができるのは IBM だけ!と自負しております。
  • 上の説明中で登場した「素通し状態」はイメージ・モードと呼びます。
  • イメージ・モードで利用している既存ストレージのボリュームは、ボリューム・ミラー機能で IBM FlashSystem の内蔵ドライブにコピーします。このコピーの速度は動的に変更することができます。 サーバー・アクセスが少ない時間には引っ越し優先でコピー速度を大きくする、(その後はコピー速度を抑える)といった柔軟な設定が可能です。 最新の IBM FlashSystem ではボリューム当たり 2GB/sec のコピーまで設定可能です。

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