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watsonx Orchestrateでスキルにアイコンを表示する

By SHINTARO HASE posted Mon October 02, 2023 03:02 AM

  

watsonx Orchestrateでのアイコン表示

watsonx Orchestrateは様々な業務処理をスキルとして登録し、自然言語により呼び出すことが可能です。

登録したスキルはスキル・カタログから一覧を確認することもできますが、その際に、スキルごとにアイコンを定義しておくことで、スキルの視認性が高まります。今後画面から簡単にアイコン登録可能になる可能性は高いですが、現在のバージョンではOpenAPIファイルによる登録時に指定することが必要です。この記事ではアイコンの指定方法について説明します。

STEP.1 SVGファイルの準備

まず、アイコンとして登録するSVGファイルを準備します。SVGファイルはInkscapeなどの様々なツールなどで作成することが可能です。アイコンの解像度は48px四方のものを用意します。今回は以下の様なシンプルなファイルを用意しました。

Step.2 SVGの最適化

SVGファイルをOpenAPIファイルに埋め込むのに適した形に最適化します。SVG Optimizerを使用して、以下のコマンドを用いることで最適化することが可能です。ツールの利用方法んについてはリンク先の説明を参照してください。

Step.3 ダブルクォーテーションをエスケープする

OpenAPIファイルに埋め込むために、ダブルクォーテーションをエスケープします。以下の様にコマンドを用いるか、エディタなどを用いて置換してもOKです。

 sed 's/"/\\"/g' icon.svg > icon-escape.svg

Step.4 OpenAPIファイルへのSVGの埋め込み

x-ibm-application-icon拡張タグを使用してアイコンを指定することができます。なお、IBM拡張タグには以下の様なものがあります。

タグ
説明
x-ibm-application-icon Displays an application icon for this skill.
x-ibm-application-id Indicates the application that owns the skills.
x-ibm-application-name Displays the name of the application.
x-ibm-(form option) Extensions that control how skill inputs are rendered in the form that is presented to the user.
x-ibm-nl-intent-examples Provides training data for the skill's Natural language understanding (NLU) model.
x-ibm-nl-output-template Output formatting extension.
x-ibm-next-actions Suggests next actions to user after running a skill.
x-ibm-skill-type Indicates the type of skill to the catalog.

以下の様にx-ibm-application-iconタグにエスケープしたSVGファイルの内容を記述します。

Step.5 watsonx Orchestrateへのスキルのインポート

watsonx Orchestrateのスキルの追加画面より、OpenAPIファイルを指定してスキルをインポートします。

その後、スキルの拡張画面からアイコンが正しくプレビュー表示されていることを確認します。

まとめ

この記事ではwatsonx Orchestrateでスキルを登録する際にアイコンを指定する方法について説明しました。アイコンがあることでスキルをカタログから追加する際に該当のスキルを探しやすくなります。


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