IBM TechXchange Japan WebSphere User Group (日本WebSphereユーザーグループ)

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【イベント参加レポート】 IBM TechXchange Conference 2024 @Las Vegas

By Miyuka Nishio posted Sat November 23, 2024 02:23 AM

  

20241021()から24()4日間にわたって、アメリカ・ネバダ州ラスベガスにて「IBM TechXchange Conference」が開催されました。

今回はその充実したプログラム内容を、初の海外出張に挑戦した2年目社員の感想と写真を添えてお届けします。

 

イベント概要

IBM TechXchange Conferenceとは技術者同士が情報交換し、学びを深めることを目的としたイベントで、ブレイクアウトセッションやハンズオン・ラボなど没入型のプログラムが多数用意されています。

 

今回のラスベガスでは90 か国以上から3,300 以上のお客様を含む総勢5,000 人以上が参加し、1,700 回以上のセッションとラボ、さらに330 回以上の個別ミーティングが実施されました。

 

A large sign in a room

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私はグローバルのTechXchangeへの参加は今回が初めてでしたが、想像を遥かに超える規模の大きさに驚きました。なんと、このイベント期間中に5,000ガロンのコーヒーが消費されたというエピソードも、イベントの規模を物語っています。

 

 

オープニングセッション

今年のイベントテーマは「Fuel Your AI〜あなたのAIを加速、促進させる〜」ということで、Openingでは企業における生成AI活用についてのお話がありました。

 

A person standing in front of a large crowd of people

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現在ChatGPTのようなAIアシスタントは広く使われていますが、今後は自律型のAIエージェントが登場し、人間が具体的な指示を出さなくてもAIが自動的に必要な処理を判断して実行してくれる時代が来るとのことです。

 

また今回のラスベガスにてIBMの最新AIモデル「Granite 3.0」の発表もあり、今後のAI活用に対してさらに期待が高まる内容でした。

 

 

ブレイクアウトセッション〜WebSphere関連セッション〜

イベント初日にはCustomer Advisory BoardCAB)という、お客様から製品や機能に対するフィードバックをいただくセッションが半日にわたって開催されました。

 

A person standing in front of a projection screen

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CABの中ではIBMのエキスパートからまだ公式に公開していない製品のロードマップなどの情報が共有され、参加者から多数のFBが寄せられました。

 

グローバルなディスカッションの雰囲気が新鮮で、開発リーダーやプロダクトマネージャーから製品開発の背景や今後の方向性について直接話を聞けたことが印象に残りました。

 

 

 

またイベント2日目に行われたハイライトセッションでは、いくつか新製品や新機能が発表され、その中で「IBM Enterprise Application Service for Java」の発表がありました。

 

A person walking in front of a large screen

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この新ツールは、エンタープライズJavaアプリケーションのモダナイズを促進するオーケストレーションツールで、コストとリスクを削減しながらアプリケーションのライフサイクルを包括的にサポートしてくれます。

 

詳細については後日お知らせしますので乞うご期待!

 

 

 

イベント23日目には日本のIBM ChampionであるSOMPOシステムズ株式会社の加藤様が登壇され、保険業界を革新する超大型プロジェクト「未来革新プロジェクトにおけるWebSphere Libertyの事例を紹介してくださいました。

 

A person standing in front of a projector screen

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SOMPO様の基幹システムにWebSphere Libertyを採用することで、運用のワークロードやコストを大幅に削減しながら、24時間/365日のオンラインサービスを安定的に稼働させることができているとのお話を伺いました。

 

IBM製品を活用している世界中の第一人者が集まり、リアルな現場での課題や、それを解決するために活用したテクノロジーについて、グローバルレベルで情報交換ができたことは非常に貴重な経験となりました。

 

 

展示会場

イベント期間中は多数のユーザーグループやビジネス・パートナー様によるデモ展示やアクティビティが行われました。

 

A large room with many people

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会場にはInstruct Labのハンズオン端末が常設されていたり、チェスやテーブルサッカーなどアナログゲームのリフレッシュゾーンもあって、気軽に楽しみながらテクノロジーを学ぶことができました。 

 

  

またレゴで精巧に再現されたIBM ZIBM Quantumの模型も展示されており、その細部にわたる繊細な作りには感動しました。

 

 

 

さらに、IBMのエキスパートと個別のミーティングを実施するためのMeeting Zoneという場所があり、お客様にIBMのエグゼクティブや開発リーダーをご紹介するために活用しました。

 

A group of men sitting around a table with a computer

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お客様へ製品に関するアドバイスを提供したり、お客様からIBMの開発メンバーへ期待値をお伝えいただけたりと、双方に有意義な時間を過ごしていただくことができました。

 

 

IBM Champion

IBMには「IBM Champion」という認定制度があるのですが、Championとして平素よりIBMのビジネスにご貢献いただいている皆さまにはVIPとして、特別な企画が多数用意されていました。

 

イベント開催前日にはMeetupやレセプションパーティーが開催され、イベントのOpeningでは最前列の席が用意されていました。

  

 

 

 

またイベント3日目にはIBMの技術陣とリーダーシップ陣も参加するディナーが用意されていて、IBMの青色にライトアップされた会場の中、食事を楽しみながら親交を深める特別なひとときを過ごされていました。

 

 

ディナーのドリンクメニューに「The Champion」という名のカクテルがあり、私自身もChampionになったような気分で楽しむことができました。

 

 

 

その他イベント期間中はモーニング、ランチ、スナック、ディナーが提供され、イベント2日目にはMandalay Bayホテルのプールサイドでパーティーがあったりと、イベント全体を通して非常に楽しい時間を過ごすことができました。

 

   

今回が初めてのグローバルTechXchangeの参加でしたが、コミュニケーションの活発さや、実践的な学びの場が多かったことが非常に印象的で、まさに技術者のためのイベントだと改めて実感しました。

 

 

最後に

IBM TechXchange Conference 2025

来年のTechXchangeはアメリカ・フロリダ州のオーランドで、106()から9()4日間にわたって開催されます。

17()までなら早期割引で半額のチケットを取得することができますので、ぜひ来年のTechXchangeで我々と共に最新のテクノロジーを学びましょう!

 

 

IBM TechXchange Japan 2024

今年1127()には日本でのIBM TechXchange Japanも開催されます。

すでに満員御礼となっていますが、参加される方はぜひ当日に展示ブースでお会いしましょう!

またWebSphereセッションとして、17時より「エンタープライズJavaのモダナイズもAIにおまかせ」のセッションを実施します。 

ラスベガスのセッションで紹介されたツールのデモなどもご覧いただけますので、ぜひご登録ください!

 

 

IBM Champion

2025年のIBM Championの受付が開始されています。

126()までが受付期間となっておりますので、まだ応募していない方や社内で推薦したい方などいらっしゃれば、お早めにお申し込みください!

またIBMにはChampionへの前段階のプログラムとして「IBM Rising Championという認定制度もございます。

こちらは年間を通じてご応募受け付けていますので、ご興味ある方はぜひこちらの資料をご確認ください。

 

 

 

ご不明点等ございましたら、shiyouxiang.712@ibm.comまでお気軽にお問い合わせください。

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