IBM TechXchange Japan Storage User Community

Japan Storage User Community(以降 JSUC と略記)とは、IBM System Storage 製品に関して、ユーザー間や日本IBMおよびビジネス・パートナーの専門家と連携し、ストレージについて学び、アドバイスやベストプラクティスを仲間と共有し、製品やコミュニティー・イベントに関する情報を得るためのものです。

どなたでも自由にご参加いただけますが、情報提供については主として日本アイ・ビー・エム(株)およびその関連会社の社員が行います。 ご要望に応じてお客様あるいはビジネス・パートナー様にも情報提供にご参加いただけますので管理者までご連絡ください。(short URL: https://ibm.co/3fV3qzE

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JSUC は、IBM Storage Community 配下に多数作成されている世界各国ユーザー・グループの一つとして運営されています。

注: 当該グループ上でご紹介する情報は、日本アイ・ビー・エム(株)が必ずしも正式なレビューを行ったものではありません。


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【Storwize・SVC】DRAIDに必要なビットマップ容量

By Keitaro Imai posted Thu June 11, 2020 04:14 AM

  
以前当Blogで紹介した以下、DRAIDについて、ビットマップ・メモリーの容量に関しての情報です。

FlashSystem/Spectrum Virtualize/StorwizeではDRAIDを使いましょう!

https://community.ibm.com/community/user/imwuc/blogs/keitaro-imai1/2020/05/08/storwizedraid?CommunityKey=263553fb-0049-44b0-995c-dfaa0195a27f&tab=recentcommunityblogsdashboard


ビットマップ・メモリーとはコピーサービスの差分情報や、RAID Arrayの情報を保持するもので、管理対象の容量に応じてメモリー上のスペースを確保する必要があります。
従来のRAIDの場合、デフォルトでは40MiBのサイズが確保されています。この場合はRAID0、1、10の場合は80TiBまで、RAID5の場合は3つのDiskのRAIDで80TiBまで、RAID6の場合は120TiB弱まで管理可能という風にマニュアルには書かれています。最大は512MiBで、大きいサイズのArrayが必要な場合は、このサイズを拡張していく必要があります。
v7.6から使えるようになったDRAIDですが、v7.8までは、このロジックで計算するものと思われていましたが、実際には、消費量が全く異なる結果になっていました。上記ロジックだと1PB前後でビットマップが枯渇します。
v8.1からは、マニュアルに記載されるようになり、以下の計算式で計算可能となりました。
RAID 5 : Drive capacity * (count + 2 * stripe) / (strip * stripe * 8)
RAID 6  : Drive capacity * (count + 3 * stripe) / (strip * stripe * 8)
例えば、RAID6でドライブの個数が100個、サイズが6TB、stripe widthが12、stripサイズが256KBの場合、以下のようになります。
6000 * (100 + 3 * 12) / (256 * 12 * 8) ≒ 33.2 (MB)
という結果になり、通常のRAIDが必要とするビットマップよりもかなり少ない計算になります。
DRAID構築時にはこの点も留意ください。
詳細は以下のリンクを参考にしてください。

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