IBM TechXchange Japan Storage User Community

Japan Storage User Community(以降 JSUC と略記)とは、IBM System Storage 製品に関して、ユーザー間や日本IBMおよびビジネス・パートナーの専門家と連携し、ストレージについて学び、アドバイスやベストプラクティスを仲間と共有し、製品やコミュニティー・イベントに関する情報を得るためのものです。

どなたでも自由にご参加いただけますが、情報提供については主として日本アイ・ビー・エム(株)およびその関連会社の社員が行います。 ご要望に応じてお客様あるいはビジネス・パートナー様にも情報提供にご参加いただけますので管理者までご連絡ください。(short URL: https://ibm.co/3fV3qzE

JSUCへの登録ガイドはこちらです。

JSUC は、IBM Storage Community 配下に多数作成されている世界各国ユーザー・グループの一つとして運営されています。

注: 当該グループ上でご紹介する情報は、日本アイ・ビー・エム(株)が必ずしも正式なレビューを行ったものではありません。


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FC接続において各ストレージ、OSでサポート、推奨されるパス数

By Keitaro Imai posted Fri May 08, 2020 04:57 AM

  
ストレージ接続の冗長性を確保するために、サーバーからストレージへは基本的に複数のケーブルおよびゾーニングで接続する構成にするのが一般的です。
ここで言うパスとは、サーバーからストレージの間で論理的に接続される経路のことを指します。
以下の図のように、物理的な結線とゾーニングの仕方によりカウントされます。
構成可能、推奨されるパス数はOS(厳密にはマルチパスドライバー)とストレージ装置によって異なります。
以下は、各ストレージ、OSごとの最大、推奨パス数になります。

【DS8000】
AIX(AIXPCM or SDDPCM):最大8、推奨4パス
Windows(MPIO or SDDDSM):最大8、推奨4パス
Linux(DMMP):最大8、推奨4パス
VMware(Native):パスの数に応じてHBAポートあたりにマップできる最大LUN数が決まる。1~16パスの場合64LUNまで。32パスの場合、31LUNまで。推奨4パス
接続の仕方としては、上図の4HBA 4パス構成にするのが一般的(IOエンクロージャーをまたいで冗長構成を取る)



【Spectrum Virtualize/SVC/Storwize/FlashSystem】
AIX(AIXPCM or SDDPCM):最大8、推奨4パス
Windows(MPIO or SDDDSM):最大8、推奨4パス
Linux(DMMP):最大4、推奨4パス
VMware(Native):最大8、推奨4パス
接続の仕方としては、上図の2HBA 4パス構成にするのが一般的(1つのポートから2つのノードに接続する)


【XIV/FlashSystem A9000】
XIVやFlashSystem A9000の場合は他のストレージと異なりモジュール(グリッド)の数に応じて接続します。
全てのHBAポートを同じモジュール(グリッド)に接続するか、HBA毎に異なるモジュール(グリッド)に接続するかになります。
上記ストレージのように4パス構成のようにしてしまうと、使用されないモジュールが出てくるので、全てのモジュールを効率使用するための構成となります。
デバイスドライバーはいずれもOS Nativeのドライバーを使用します。
詳細は以下の図をご覧ください。
XIV/A9000以外はあれこれと考慮することなく、4パスに構成するのが無難と言えるでしょう。

なお、SDDPCM、SDDDSMは次第にサポートが無くなっている状況で、特に新規Firmwareではサポートされないケースがほとんどです。サポートされるかどうかは、SSIC(System Storage Interoperation Center)でご確認ください。

SSIC
https://www-03.ibm.com/systems/support/storage/ssic/interoperability.wss


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