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IBM Cloud Festa Online 2021 Winter開催レポート(見逃し配信動画あり)

By SHINSAKU OZAKI posted Thu February 17, 2022 12:21 AM

  
IBMといえば、Thinkpadを売っていた会社? 最近は企業としてのイメージさえ知られていないかも知れない。
創業100年以来さまざまな事業変革を遂げて、企業別特許取得件数29年間首位を守っている、実はすごい会社なんだ。「じゃあ、もっと知ってもらいたいよね」と社員有志が集い、情報発信をはじめた。
仕事ではなく、自由に。コンプライアンスとブランドを守りながら、社内トレンドを旬なうちに情報発信する。
「面白そうなことをやってる」好き、と、楽しさが伝播して社内・社外にも新しい風を吹かせられたらうれしい。
そんな想いで社員有志により、企画し、運営するIBM Cloud Festaは、2020年12月からスタートし、2021年12月17日(金)に第三回目のセッションを開催しました。22名の登壇者による16セッションの全てがIBMの「今」を発信する充実した内容でした。その一部を見逃し配信を含めてご紹介します!
- IBM Could Festa Online 2021 Winterの公式HPはこちら

キーノートでは、最新のテクノロジーとして「半導体世界初 2nm のチップ」の開発とその可能性について紹介

キーノートセッションでは、IBM Distinguished Engineerの坂本佳史さんに2021年5月にプレスリリースで発表されました「半導体世界初 2nm のチップ」 について、 コンピューティングの 発展の歴史から、2nmチップ開発までの経緯についてご紹介いただきました。DNAよりも小さい2nmは、 コンピューティングのパフォーマンスを45%向上させるだけではなく、消費電力を75%削減するという効果があり、宇宙空間等の消費電力が限られる環境での活用が期待されているとのこと。 新たな技術革新が、身近な課題の解決だけではなく、未知の世界を開く可能性を想像させる、ワクワクするセッションでした。Replayはこちらからどうぞ。


AIと飛躍的に効率化されたコンピューティングで可能になるサステナビリティー

対談タイムではこのコンピューティングの効率化により、これまでにできなかったことがどのように具体的に可能になるのかを語っていただきました。まだ、一家に一台、人一人が深層思考(閃いたり気付いたりする)できるレベルのAIを実現する段階ではないのですが、その1割の能力のAIで様々な場所での最適化が可能になる。一家に一台暮らしを便利にするAIというだけでなく、社会の様々な分野においてもサステナビリティーを実現するためのシュミレーション、例えばCO2排出を最小限に抑える農業についてのシュミレーションが身近にできるようになってきているとのことでした。この膨大なコンピューティングパワーを私たちの社会でどのように活用できるのかを考えることはワクワクすることですね。Replayはこちらからどうぞ。

共創をテーマとして、様々なコラボレーションの取り組みを紹介

コカ・コーラ、ポケモン、IBMの協業の取り組み「はらぺこベトベターの共創ストーリー

最初は、とある会合で偶然コカ・コーラ、ポケモン、IBMの3社が集まり、「なにか出来たらいいね」から始まった「はらぺこベトベター」プロジェクト。

うまくいった秘訣は「利害関係の無さ」「楽しいからやっていた」「いい大人の本気の遊び」「3社の強みを生かした」「お披露目に向けてのワクワク感」であるとのこと。

コカ・コーラ様にとって、飲み終わったペットボトルや缶は資源なのですが、多くの人にとって、それはまだゴミ扱いになっている現状があったようです。そこに、今回のプロジェクトでできたベトベターにエサを与える、という新しい体験が生まれた事に驚きがあったとか。


街にやってきたベトベターが空容器を回収して、街をきれいにする、というストーリー性もあり、ポケモンファンの人が、空容器回収ボックス(ベトベター)と写真を撮るようになるほど、キャラクターの力は大きいようです。

そしてその仕組みの裏にあるのは、IBM Cloud、WatsonといったAIやラズベリーパイなどのIoT、を活用した技術。それらを組み合わせた結果がお客様を楽しませて、その楽しみの結果として街の美化につながる、そういった良い行動変容につながった事は大きな発見だったようです。

最後に、各社の方から以下の一言を頂きました。

  • コカ・コーラ様:はみだそうぜ 
  • ポケモン:楽しいことをやろう 
  • IBM:ベトベターの能力はまだまだ向上します。楽しみにしていてください。

このはらぺこベトベター、いつかあなたの街に訪れるかもしれません。

共創を支えるコミュニティー活動についてのパネルディスカッション

共創にとり、重要な場であるコミュニティー活動について、運営経験者が集い熱く語り合いました。もっとも苦労していることは、仲間集め。仕事に絡めたり、SNSで発信したり、人事部に声をかけたりと、それぞれ、工夫しながら、コミュニティーを盛り上げているとのこと。社内外のコミュニティーに積極的に参加することは、日本ではまだまだ「新たな働き方」への挑戦になりそうですが、パネラーの皆様のように、コミュニティー活動の利点を知り、楽しく、好きな事をするという発想で活動することが肝要であると感じました。Replayはこちらからどうぞ。


最新テクノロジーといえば量子コンピューティング!

量子コンピューターの技術は急激に加速し、身近なものになる日もそう遠くないかもしれません。でも、量子って難しそう。。どんなことに役立つの?と分からないことが多いですよね。今回は、東京基礎研究所の沼田祈史さん、松尾 惇士さん、そして、 「リョウコ」さんに、難しい量子コンピュータの話を大変わかりやすく教えて頂きました!

量子コピューターはじめの一歩

量子とは?のご説明にはじまり、実際にクラウド上の量子コンピュータであるIBM Quantumを使って計算をすることができました。Replayはこちらからどうぞ。

リョウコと量子コンピューターで農地収穫量の最適化! 

量子計算に適した問題のモデル化として最適化問題をご説明頂き、
IBM Quantumでコードを書きながら学ぶことができました。

実際に量子計算をしながら理解を深めることができますので、
こちらのReplay動画でチャレンジしてみてください!


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また、オンライン勉強会やコミュニティーの探し方、コミュニケーションツールまで幅広く紹介いただき、実践できる内容でした。
ぜひ、こちらのReplay動画をご覧ください。

2022年のFesta実施の予定が決まりましたら、お知らせさせていただきます。2022年の旬な情報をお届けしますので、お楽しみに!!
IBM Cloud Festa 公式ページ:2021 Winer, Spring, 2020 Winter
IBM Cloud Festaについてのお問い合わせ先:Connpassの「イベントへのお問い合わせ」からコンタクトしてください。


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