従来、SDSF DA、H、I、O、ST、JDSパネルから「Q」アクション文字を実行することで、ODパネル(Output Descriptors)を表示することが可能です。
※ODパネルでは、「Output Descriptors」(出力記述子)を表示
※O/HパネルからODパネルへのアクセス時に限り、カラムの上書き可能
■Hパネルで「Q」アクション文字実行時のODパネル表示例
また、ODパネルで表示されるカラムの一部は、JDSパネル(JOB DATA SET)からも確認できます。
※O/HパネルからJDSパネルへのアクセス時に限り、カラムの上書き可能
【z/OS V2R5の変更点】
■z/OS V2R5 SDSFではODパネルが廃止され、それに伴い、ODパネルを呼び出す「Q」アクション文字も利用不可となりました。
※SDSF Hパネルでの「SET ACTION」コマンド実行結果 ・・・ z/OS V2R5では、「Q」アクション文字の表示なし
■z/OS V2R5以降では、SDSF DA、H、I、O、ST、JDSパネルから「Q」アクション文字を実行した際、「INVALID COMMAND」のエラーが発生します。
【考慮事項】
■z/OS V2R4まで行われていた、ODパネルによる情報確認、および、カラムの上書き操作は、z/OS V2R5以降、JDSパネルから行う必要があります。
※従来同様、O/HパネルからJDSパネルへのアクセス時に限り、カラムの上書き可能
※OD/JDSパネルでは、カラム表示の並び順に一部差異あり
■ODパネルで表示されていたカラム情報は、z/OS V2R5時点で、JDSパネルから全てアクセス可能になりました。
※z/OS V2R4までのJDSパネルでは、一部ODパネルのカラム情報(7種類)へアクセス不可
【参考情報】
■ISF.SISFJCL(ISFPRM01)メンバーのFLDENTステートメント内容比較
①ODパネル(OUTPUT DESCRIPTORS)※z/OS V2R3、V2R4
➁JDSパネル(JOB DATA SET)※z/OS V2R3、V2R4、V2R5、3.1
※青字は、ODパネルのカラムで、z/OS V2R4までのJDSパネルで既に表示されていたもの
※赤字は、ODパネルのカラムで、z/OS V2R5のJDSパネルで新規追加されたもの(7種類)
※緑字は、OD/JDSパネルでカラム名称(タイトル表示名)が異なるもの
以上