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#132【z/OS V2R5変更点】 SDSF 「OD」パネル(Qアクション文字)のサポート終了

  

従来、SDSF DAHIOSTJDSパネルから「Q」アクション文字を実行することで、ODパネル(Output Descriptors)を表示することが可能です。

ODパネルでは、「Output Descriptors」(出力記述子)を表示

O/HパネルからODパネルへのアクセス時に限り、カラムの上書き可能

Hパネルで「Q」アクション文字実行時のODパネル表示例

また、ODパネルで表示されるカラムの一部は、JDSパネル(JOB DATA SET)からも確認できます。

O/HパネルからJDSパネルへのアクセス時に限り、カラムの上書き可能

z/OS V2R5の変更点】

z/OS V2R5 SDSFではODパネルが廃止され、それに伴い、ODパネルを呼び出す「Q」アクション文字も利用不可となりました。

SDSF Hパネルでの「SET ACTION」コマンド実行結果 ・・・ z/OS V2R5では、「Q」アクション文字の表示なし

z/OS V2R5以降では、SDSF DAHIOSTJDSパネルから「Q」アクション文字を実行した際、「INVALID COMMAND」のエラーが発生します。

【考慮事項】

z/OS V2R4まで行われていた、ODパネルによる情報確認、および、カラムの上書き操作は、z/OS V2R5以降、JDSパネルから行う必要があります。

※従来同様、O/HパネルからJDSパネルへのアクセス時に限り、カラムの上書き可能

OD/JDSパネルでは、カラム表示の並び順に一部差異あり

ODパネルで表示されていたカラム情報は、z/OS V2R5時点で、JDSパネルから全てアクセス可能になりました。

z/OS V2R4までのJDSパネルでは、一部ODパネルのカラム情報(7種類)へアクセス不可

【参考情報】

ISF.SISFJCL(ISFPRM01)メンバーのFLDENTステートメント内容比較

ODパネル(OUTPUT DESCRIPTORS)※z/OS V2R3V2R4

JDSパネル(JOB DATA SET)※z/OS V2R3V2R4V2R53.1

青字は、ODパネルのカラムで、z/OS V2R4までのJDSパネルで既に表示されていたもの

赤字は、ODパネルのカラムで、z/OS V2R5JDSパネルで新規追加されたもの(7種類)

緑字は、OD/JDSパネルでカラム名称(タイトル表示名)が異なるもの

以上