z/OS V2R4は、HFS(Hierarchical File System)ファイル・システムをサポートする最終リリースとなり、z/OS V2R5や3.1への切り替え前に、HFSからzFS(z/OS File System)ファイル・システムへの移行が必要です。
https://www.ibm.com/docs/en/zos/2.4.0?topic=SSLTBW_2.4.0/com.ibm.zos.v2r4.e0zm100/Export_zOS_V2R2_to_V2R4_Upgrade_Workflow.htm
zOS V2R4 Upgrade Workflow from zOS V2R2
Step 4.28.1.1 : z/OS UNIX: Migrate from HFS file systems to zFS file systems
【z/OS V2R5の変更点】
■HFSファイル・システムをサポートしないz/OS V2R5、3.1では、「DSNTYPE=HFS」パラメータ指定によるデータセット新規作成は可能なものの、既存、新規を問わず、HFSファイル・システムのマウントはできません。
■z/OS 3.1におけるマウント不可の状況(z/OS V2R5も同様)
①PARMLIB(BPXPRMxx)メンバー指定の場合
➁MOUNTコマンドの場合
※「TYPE(HFS)」パラメータ指定の場合でも、マウント対象のファイル・システムが「zFS」(VSAM LDS)の場合はエラー検知されず、「TYPE(ZFS)」としてマウントされます
■「TSO BPXMTEXT 055B005A」コマンド実行結果(エラー解説)
【考慮事項】
■使用中のPARMLIB(BPXPRMxx)メンバーに、TYPE(HFS)指定のFILESYSTYPEステートメントが残っている場合は、z/OS V2R5以降、システム起動時にBPXF287Iメッセージ(宛先コード:2)が出力されます。(システム起動処理は続行)
■z/OS 3.1の事例(z/OS V2R5も同様)
■BPXF287Iメッセージ出力を回避するには、TYPE(HFS)指定のFILESYSTYPEステートメントを削除、あるいはコメント・アウトする必要があります。
※z/OS V2R5以降、TYPE(HFS)指定のFILESYSTYPEステートメント有無によらず、HFSファイル・システムは活動化されません
以上