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#109【z/OS V2R4/V2R5/3.1新機能】 JCL EXECステートメントにおける「ABDISPCC」新規パラメータ

  

従来、ジョブ・ステップの正常終了時は、完了コード(Completion Code)によらず、DD DISPパラメータ(データセット向け)で指定された「正常終了時の後処理」(第2サブパラメータ)が使用されます。 

 

【新機能】

■APAR OA63081(対象: z/OS V2R4、V2R5、3.1)

■JCL EXECステートメントにおいて、「ABDISPCC」パラメータが新規サポートされました。

※ABDISPCC=(code,operator)

※code: ジョブ・ステップの完了コード(Completion Code)を示す(0~4095)

※operator: GT(Greater than)、GE(Greater than or equal)

■「ABDISPCC」新規パラメータを使用すれば、ジョブ・ステップの完了コード(Completion Code)に応じて、データセットの後処理方法を制御することが可能です。 

 

【新機能の使用例】(z/OS 3.1環境)

■IDCAMS/LISTCAT LEVELコマンド実行時に「OUTFILE」パラメータ指定時の事例

※「IDC3012I LEVEL BEANS.DUMMY NOT FOUND」のエラー発生に伴い、ステップ完了コード「0004」で終了した場合、「ABDISPCC=(4,GE)」パラメータ指定に従い、新規作成された「OUTFILE」データセットは自動削除

 

以上